シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2026年度

(水曜日4講時)
遠隔(教室実施)/Online(in the classroom)

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象/Applicable

ディプロマポリシーとの関連性はこちらを参照/Relationship with Diploma Policy

11433522-001 

○サイエンス・ナウ8-1 (多様なサイエンスコミュニケーション)
Science Now 8-1 -Practical Science Communication-
2単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

桝 太一 元村 有希子 吉野 敏弘 荒木 健太郎
忽那 賢志 野口 範子 美馬 のゆり 髙橋 真理子
加納 圭 青木 肇

<概要/Course Content Summary>

科学・技術が暮らしのすみずみに組み込まれた現在,社会と科学をつなぐサイエンスコミュニケーションの重要性は増す一方です。日本での歴史は浅いものの,すでにたくさんの実践が始まっています。その内容は対象・目的・状況によって千差万別であり,実践者のバックグラウンドも多様です。授業では,各界で先駆的な取り組みを続けているサイエンスコミュニケーターを講師に招き,狙いや手法,具体的な成果,さらには学生時代に習得すべきスキルやキャリア形成についても語ってもらいます。講師の都合により,順番が変わることがあります。 
 
キーワード:科学と社会,サイエンスコミュニケーター,文理融合

<到達目標/Goals,Aims>

サイエンスコミュニケーションの多様性と,社会での実践例,必要とされるスキルについて理解する。

<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>

あり/ Deliver the video
・Do Week用の動画


<授業計画/Schedule>

実施時期
/Week
授業回/Number of Lesson 授業実施方法
/How to conduct a Lesson
授業実施時間数
/Class Hours
内容/Contents
授業時間外の学習/Assignments
第1週/Week 1
(DO Week)

オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
この科目の概要と狙い,各回の講師の紹介(元村有希子,桝太一)
予習2時間,復習2時間

第2週 4/15

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「サイエンスコミュニケーションとDEI」 
科学コミュニケーションの実践を「つたえる(To)」「つたわる(For)」「ともに(With)」の3観点から整理し,実践例を用いて長所・短所について考察していきます。また「理科離れ」についてダイバーシティ(多様性),エクイティ(公平),インクルージョン(包摂)の観点から考察していきます。最終的に,誰が・誰に・何のために科学コミュニケーション活動を進めていくと良いのかについて受講生とともに考えていきます。(滋賀大学・加納圭)
予習2時間,復習2時間

第3週 4/22

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「科学情報のネット発信」 
科学技術振興機構(JST)は科学技術・イノベーション基本計画の推進機関として多層的なサイエンスコミュニケーションに取り組んでいます。今回は科学情報サイト「サイエンスポータル」,動画チャンネル「サイエンスチャンネル」の運営実践例を軸に,公的機関における情報発信事業の最前線とこれからの役割について考えます。(JST・関本一樹)
予習2時間,復習2時間

第4週 5/6

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「土を通じたサイエンスコミュニケーション」 
私たちの食卓に並ぶ食べ物の95%は究極的に土で生産されています。最近話題のお米も「米は地力(ちりょく)でとる」といわれるほど土が重要です。ところが,土を触れることなく暮らす人の割合が増えています。土壌劣化や気候変動,肥料・燃料価格の高騰など土を取り巻く状況も国内外で大きく変化しています。そもそも私たちは世界の土とどうつながり,今後土とどのように付き合っていくべきなのでしょうか。地球誕生から46億年,土ができてから5億年,人類誕生から700万年から今を考えます。(福島国際研究教育機構,土壌学者・藤井一至)
予習2時間,復習2時間

第5週 5/13

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「新聞の科学コミュニケーション」 
科学に関する情報の主な入手先は「新聞」「テレビ」「ネット」です。原発事故や震災,パンデミックなど一刻を争う現場では,専門的な知識をいかに分かりやすく正確に伝えるかが問われます。授業では新聞の科学報道を中心に,どのようにニュースを選び,取材し,発信しているかを解説します。気候変動や生命倫理といった,答えが一つに定まらない複雑な課題について記者たちがどのように向き合っているかについても解説します。(元村有希子)
予習2時間,復習2時間

第6週 5/20

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「科学を地域で」 
学習科学(情報工学,認知心理学,教育学)の観点から,学習環境デザインとしてのサイエンスコミュニケーションの理論と実践を取り上げる。学校だけでなく,科学館や科学祭といった多様な場を活用した,子どもから大人,素人から専門家までを対象とする学習環境の具体例を紹介する。特に,近年注目されるAIリテラシーの課題に焦点を当て,サイエンスコミュニケーションが果たす役割とその手法についても考える。(独立研究者・美馬のゆり)
予習2時間,復習2時間

第7週 5/27

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「雲を愛し,命を守る」 
科学コミュニケーションには様々な手法があり,近年ではSNSを用いたコミュニケーションも主流になってきている。本講義では,発表者が取り組んでいる雲科学のコミュニケーションにおいて,そもそもの目標設定や自身のストーリーの構築,表現をする上で気をつけていること,SNSにおける発信時の工夫などについて,実例を交えて紹介する。受講者が自分にあったコミュニケーションの方法を考えるきっかけになる講義を目指す。(気象研究所・荒木健太郎)
予習2時間,復習2時間

第8週 6/3

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「テレビの中の色々なサイエンスコミュニケーション」 
インターネットを含めて情報源が多様化している時代ですが,こと”科学情報”に限った場合,今なお情報源としてはテレビが大きなウェイトを占めている事実があります。しかし一言でテレビと言っても,そこにあるサイエンスコミュニケーションの形は多種多様。その幅広さや特徴の違い,制作プロセスについて紹介していきます。(桝太一)
予習2時間,復習2時間

第9週 6/10

リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「サイエンスカフェへようこそ」 
大学時代からサイエンスコミュニケーションに興味を持ち,週末にサイエンスカフェの運営を始めて16年になります。研究(者)の魅力を引き出すファシリテーションのコツ,また研究開発系企業におけるサイエンスコミュニケーションの重要性についてもお話しします。(資生堂・蓑田裕美)
予習2時間,復習2時間

第10週 6/17

10 リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「出版はサイエンスをどう伝えることができるか」 
ブルーバックス『宇宙人と出会う前に読む本』の本格コミック化,人文・社会科学やサイエンス,ノンフィクション,エンタメなどを組み合わせた新しい紙メディア『Tropic』の創刊などについて報告する予定。できれば立ち読みでもよいので,上記2冊について目を通しておいてもらえると,より面白さを感じてもらえると思う。時間があれば,今日の出版界隈事情についても触れたい。 (講談社ノンフィクション出版部・青木肇) 
予習2時間,復習2時間

第11週 6/24

11 リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「インフォデミックと感染症」 
誰もが情報発信者となり得るこの時代において,専門家が直接一般の人々に情報を提供することが可能となっていますが,新型コロナウイルス感染症のパンデミックではデマや科学的に間違った情報が拡散されることがありました。間違った情報を発信しないために,そして拡散しないためのリスクコミュニケーションのあり方について学びます。(大阪大学・忽那賢志)
予習2時間,復習2時間

第12週 7/1

12 リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「すべての人に星空をー『病院がプラネタリウム』の実践」 
「星つむぎの村」は,すべての人に星空を,というミッションのもと,なかなか本物の星空を見るのが難しい,長期療養中の子ども達やきょうだい,家族,医療関係者などに,移動式プラネタリウムで星空を届ける活動をしています。本講義ではその活動に至る来し方,活動から見えてくる社会のことをお話し,最後に,スクリーンプラネタリウムを行います。(高橋真理子)
予習2時間,復習2時間

第13週 7/8

13 リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「科学雑誌とふろく」 
50年続いた小学生向けふろく付き科学雑誌「学研の科学」の休刊と復刊について。子どもたちが初めて出会う「サイエンス」に必要な体験教材の企画・開発の内側。子どもたちが感じる「たのしい」と「なぜ」の境界線はどこにあるかをいっしょに考えたい。(学研・吉野敏弘)
予習2時間,復習2時間

第14週 7/15

14 リアルタイム配信/Real-time online

90 分/min
「サイエンスコミュニケーションの要諦」 
この科目では,さまざまな場面でのサイエンスコミュニケーションを学びます。そこで最後にもう一度,サイエンスコミュニケーションとはそもそも何なのか,どういうマインドが求められているのかについて振り返ります。(渡辺政隆)
予習2時間,復習2時間
授業期間終了後/After the Class Period

15 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
「サイエンスコミュニケーションのこれから」 
複雑化,ブラックボックス化していく現代社会におけるサイエンスコミュニケーションの可能性を展望する。(桝太一,元村有希子)
予習2時間,復習2時間

<授業実施時間数/Class Hours>

授業実施方法/How to Conduct a Lesson 授業実施時間数/ Class Hours
面接/Face-to-face 0 分/min
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) 180 分/min
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) 0 分/min
リアルタイム配信/Real-time online 1170 分/min
その他/Others 0 分/min
総合計/Total Amount of Class Hours 1350 分/min

ゲスト講師の都合により,順番が入れ替わることがあります。

アクティブラーニング/Active Learning

使用システム/System Tools

e-class

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラス参加,グループ作業の成果等)  20%  質問など積極性を評価します。 
期末試験  30%   
提出物  50%  毎回のレポート提出で出席とみなします。 

外部講師によるオムニバス講義のため,授業中の質問やコメントなどコミュニケーションスキルについても評価対象とします。レポート執筆に際して生成AIの利用は禁止しませんが,本学HP 掲載の「同志社大学での学びと生成AI-生成AI の普及を踏まえて-」「【重要なお知らせ】期末試験として実施するレポートにおける生成AI の利用について」に十分留意してください。

<テキスト/Textbook>

桝太一  『桝太一が聞く 科学の伝え方』 (東京化学同人、2022) ISBN:9784807920365  サイエンスコミュニケーターと科学者のやりとりが手に取るように学べます。 

 

元村有希子  『カガク力を強くする!』 (岩波ジュニア新書、2019) ISBN:9784005009015  文系人間が科学と出会い,サイエンスコミュニケーターになるまでのプロセスが描かれています。 

 

<連絡方法 / Contact method>

科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor

元村有希子 ymotomur@mail.doshisha.ac.jp

科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students

e-classのお知らせ、個別メール

<授業形態備考/Class type>

原則として今出川キャンパスに講師を招きますが、講義の内容によって、京田辺から行う場合もあります。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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