<概要/Course Content Summary>
この科目では,国際化する世界と国民国家における人種・エスニシティを中心に,多様な人々がともにつくる社会とはどのようなものなのか,また,どのようにすればそのような社会へ前進することができるのかを考えていきます。特に日本社会の現在の移民(外国人)を取り巻く社会構造と現在的課題,また,地域社会で育まれてきた共生の実践にも視野を広げながら,共生社会に託される課題について考察します。別途必要な情報については,補足を加えながら視聴覚教材も活用していく予定です。
<到達目標/Goals,Aims>
現代社会特有の複雑で多面的な現実を理解するために視野を広げて,社会全体を包括的かつ比較する視点を身につけます。 (1)「国民国家」「人種」「エスニシティ」「移民」に関する基本課題や概念を説明することができる。 (2)「多文化主義」をめぐる論争の基本的内容を理解したうえで,「多文化」の理念が平等・公正な社会の実現のために果たしうる役割を説明することができる。 (3)日本社会を構成する人々の多様性と今日の課題状況について確かな知識を身につけ,「共生社会」のあるべき姿とその実現の道程について自らの意見を述べることができる。
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
URLは各学期のDO Week開始日までに公開されます。The URL will be available by the day before the start of the DO Week of each semester.
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
オリエンテーション 授業の進め方,成績評価の方法,現代の多文化社会について |
内容の復習 |
第2週
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2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
移民政策と現代の日本社会① |
教科書の予習・復習 |
第3週
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3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
移民政策と現代の日本社会② |
教科書と授業内容の復習 |
第4週
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4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
人の移動と国家① |
教科書の予習・復習 |
第5週
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5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
人の移動と国家② |
教科書と授業内容の復習 |
第6週
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6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
移動する人々の生活世界① |
教科書の予習・復習 |
第7週
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7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
移動する人々の生活世界② |
教科書と授業内容の復習 |
第8週
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8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
前半の内容に関わる映画鑑賞 |
教科書と授業内容の復習 |
第9週
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9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
在日外国人の日本生活と課題① |
教科書の予習・復習 |
第10週
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10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
在日外国人の日本生活と課題② |
教科書と授業内容の復習 |
第11週
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11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
日本のレイシズム① |
教科書の予習・復習 |
第12週
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12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
日本のレイシズム② |
教科書と授業内容の復習 |
第13週
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13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
教育運動からみる共生社会① |
教科書の予習・復習 |
第14週
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14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
教育運動からみる共生社会② |
教科書と授業内容の復習 |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
総括―――多文化共生の構想 |
授業全体の復習 |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
・教科書以外の講義資料がある場合は,前日までに e-classで配信する。 ・授業計画は受講者と相談の上,変更の可能性がある。 ・ゲストスピーカーによる講義回の可能性がある場合,決まり次第周知する。
アクティブラーニング/Active Learning
課題解決型学習・問題解決型学習/ PBL(Project/Problem Based Learning), ディスカッション・ディベート/ Discussion・Debate, グループワーク / Group Work, プレゼンテーション / Presentation
使用システム/System Tools
e-class
使用システムコメント/ Comment on the System tools
オンデマンド授業については、youtubeを使用する。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(クラス参加,グループ作業の成果等)
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20%
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毎回の講義終了後のコメント,講義中における発言の内容について評価
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中間レポート
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30%
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前半講義の内容に関する理解ができているか確認
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期末レポート
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50%
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授業内容の全体的な理解ができているか確認
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5回以上授業へ欠席した場合は,単位取得不可。 授業へ積極的な参加姿勢をもつこと,講義内容から自分自身の興味関心を活かして差異と多様性の問題への理解と考察を深めること,身のまわりの出来事や社会問題について批判的・創造的な思考を示すことを重視します。平常点課題の提出やディスカッションについても同様で,自身の理解と思考を十分に発揮してください。
<テキスト/Textbook>
額賀美紗子・芝野淳一・三浦綾希子 編 『移民から教育を考える-子どもたちをとりまくグローバル時代の課題-』 (ナカニシヤ出版、2019)
ISBN:9784779513695
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宮島喬 『「移民国家」としての日本 -共生への展望-』 (岩波書店、2022)
ISBN:9784004319474
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<参考文献/Reference Book>
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
担当教員への連絡は、直接メールで問い合わせること。
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
全体へのお知らせはe-class、個別の連絡についてはメールを使用する。
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