実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
この科目の概要と狙い,各回の講師の紹介(元村有希子,桝太一) |
予習2時間,復習2時間 |
第2週
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2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「テレビの中の色々なサイエンスコミュニケーション」 インターネットを含めて情報源が多様化している時代ですが,こと”科学情報”に限った場合,今なお情報源としてはテレビが大きなウェイトを占めている事実があります。しかし一言でテレビと言っても,そこにあるサイエンスコミュニケーションの形は多種多様。その幅広さや特徴の違い,制作プロセスについて紹介していきます。(桝太一)
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予習2時間,復習2時間 |
第3週
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3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「サイエンスカフェへようこそ」 大学時代からサイエンスコミュニケーションに興味を持ち,週末にサイエンスカフェの運営を始めて16年になります。研究(者)の魅力を引き出すファシリテーションのコツ,また研究開発系企業におけるサイエンスコミュニケーションの重要性についてもお話しします。(資生堂・蓑田裕美) |
予習2時間,復習2時間 |
第4週
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4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「新聞の科学コミュニケーション」 科学に関する情報の主な入手先は「新聞」「テレビ」「ネット」です。原発事故や震災,パンデミックなど,一刻を争う現場では,専門的な知識をいかに分かりやすく正確に伝えるかが問われます。授業では新聞の科学報道を中心に,どのようにニュースを選び,取材し,発信しているかを解説します。気候変動や生命倫理といった,答えが一つに定まらない複雑な課題について記者たちがどのように向き合っているかについても解説します。(元村有希子) |
予習2時間,復習2時間 |
第5週
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5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「科学雑誌とふろく」 50年続いた小学生向けふろく付き科学雑誌「学研の科学」の休刊と復刊について。子どもたちが初めて出会う「サイエンス」に必要な体験教材の企画・開発の内側。子どもたちが感じる「たのしい」と「なぜ」の境界線はどこにあるかをいっしょに考えたい。(学研・吉野敏弘) |
予習2時間,復習2時間 |
第6週
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6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「科学を地域で」 学習科学(情報工学,認知心理学,教育学)の観点から,学習環境デザインとしてのサイエンスコミュニケーションの理論と実践を取り上げる。学校だけでなく,科学館や科学祭といった多様な場を活用した,子どもから大人,素人から専門家までを対象とする学習環境の具体例を紹介する。特に,近年注目されるAIリテラシーの課題に焦点を当て,サイエンスコミュニケーションが果たす役割とその手法についても考える。(はこだて未来大学・美馬のゆり) |
予習2時間,復習2時間 |
第7週
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7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「すべての人に星空をー『病院がプラネタリウム』の実践」 「星つむぎの村」は,すべての人に星空を,というミッションのもと,なかなか本物の星空を見るのが難しい,長期療養中の子ども達やきょうだい,家族,医療関係者などに,移動式プラネタリウムで星空を届ける活動をしています。本講義ではその活動に至る来し方,活動から見えてくる社会のことをお話し,最後に,スクリーンプラネタリウムを行います。(高橋真理子) |
予習2時間,復習2時間 |
第8週
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8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「科学情報のネット発信」 科学技術振興機構(JST)は科学技術・イノベーション基本計画の推進機関として多層的なサイエンスコミュニケーションに取り組んでいます。今回は科学情報サイト「サイエンスポータル」,動画チャンネル「サイエンスチャンネル」の運営実践例を軸に,公的機関における情報発信事業の最前線とこれからの役割について考えます。(JST・関本一樹) |
予習2時間,復習2時間 |
第9週
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9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「インフォデミックと感染症」 誰もが情報発信者となり得るこの時代において,専門家が直接一般の人々に情報を提供することが可能となっていますが,新型コロナウイルス感染症のパンデミックではデマや科学的に間違った情報が拡散されることがありました。間違った情報を発信しないために,そして拡散しないためのリスクコミュニケーションのあり方について学びます。(大阪大学・忽那賢志) |
予習2時間,復習2時間 |
第10週
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10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「雲を愛し,命を守る」 科学コミュニケーションには様々な手法があり,近年ではSNSを用いたコミュニケーションも主流になってきている。本講義では,発表者が取り組んでいる雲科学のコミュニケーションにおいて,そもそもの目標設定や自身のストーリーの構築,表現をする上で気をつけていること,SNSにおける発信時の工夫などについて,実例を交えて紹介する。受講者が自分にあったコミュニケーションの方法を考えるきっかけになる講義を目指す。(気象研究所・荒木健太郎) |
予習2時間,復習2時間 |
第11週
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11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「自然に親しむDXという冒険」 私は2013年に起業をし,スマートフォンの位置情報を活用して人々が山に親しみ,遭難を防ぐアプリを提供するYAMAP(ヤマップ)という会社を経営しています。21世紀の最大の冒険は,経営だと確信してます。また,最大の学びもベンチャー企業で働くことにあると実感しています。私自身の実体験をもとに,生き方の延長としての仕事や学びについて,みなさんとお話できたらと思います。(起業家・春山慶彦) |
予習2時間,復習2時間 |
第12週
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12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「サイエンスコミュニケーションとDEI」 科学コミュニケーションの実践を「つたえる(To)」「つたわる(For)」「ともに(With)」の3観点から整理し,実践例を用いて長所・短所について考察していきます。また「理科離れ」についてダイバーシティ(多様性),エクイティ(公平),インクルージョン(包摂)の観点から考察していきます。最終的に,誰が・誰に・何のために科学コミュニケーション活動を進めていくと良いのかについて受講生とともに考えていきます。(滋賀大学・加納圭) |
予習2時間,復習2時間 |
第13週
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13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「文系編集者が科学書をつくる」 「テスト」「受験」のような皮相な視点から科学を見ることをやめよう。多くの優秀な人々が,なぜ研究者の道へ進み,一生を捧げるのかといえば,彼らにとってその研究が圧倒的に面白いからだろう。ということで,この回では,科学の一般啓蒙書を題材に,科学がもつ真の面白さや不思議さについて語りたい。とまあ,大層なことを言ってるが,私自身は,高校時代に物理で赤点をとり,以降30 年以上も科学とは無縁だったが,必要に迫られて2 年前から学び直しを始めた人間である。こんな人間を増やしてはいけない。(講談社ブルーバックス・青木肇) |
予習2時間,復習2時間 |
第14週
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14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
「サイエンスコミュニケーションのこれから」 複雑化,ブラックボックス化していく現代社会におけるサイエンスコミュニケーションの可能性を展望する。(桝太一,元村有希子) |
予習2時間,復習2時間 |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
「サイエンスコミュニケーションの要諦」 この科目では,さまざまな場面でのサイエンスコミュニケーションを学びます。そこで最後にもう一度,サイエンスコミュニケーションとはそもそも何なのか,どういうマインドが求められているのかについて振り返ります。(渡辺政隆)
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予習2時間,復習2時間 |