シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2025年度

(火曜日5講時)
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

ディプロマポリシーとの関連性はこちらを参照/Relationship with Diploma Policy

11433502-001 

○科学技術概論Ⅰ-1 (科学技術社会論)
Introduction to science and technology I-1 -Science, Technology and Society-
2単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  元村 有希子

<概要/Course Content Summary>

20世紀の終わりから発展してきたサイエンスコミュニケーションについて,理念,時代背景,手法について幅広く学びます。現代社会における科学・技術のあり方は時代とともに変化してきました。その歴史を振り返りつつ,科学哲学や科学リテラシー,科学者の倫理,科学ジャーナリズムなど,科学と社会をつなぐ人材(サイエンスコミュニケーター)として身に着けておくべき知識と考え方を学ぶ授業です。本副専攻の要となる科目ですので,できるかぎり初年度に受講してください。 
 
キーワード:サイエンスコミュニケーション,科学と社会,トランス・サイエンス

<到達目標/Goals,Aims>

サイエンスコミュニケーターとして身に着けておくべき基本的な知識や考え方を獲得する。

<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>

あり/ Deliver the video
・第一回 Do week


<授業計画/Schedule>

実施時期
/Week
授業回/Number of Lesson 授業実施方法
/How to conduct a Lesson
授業実施時間数
/Class Hours
内容/Contents
授業時間外の学習/Assignments
第1週 DO Week

1 
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
科学コミュニケーションとは 
科学コミュニケーションが生まれるに至った背景・前史
テーマについて予習2時間,復習2時間
第2週

2 
面接/Face-to-face

90 分/min
科学コミュニケーションのモデル 
欠如モデル,対話モデル,参画モデルについて 
テーマについて予習2時間,復習2時間
第3週

3 
面接/Face-to-face

90 分/min
科学コミュニケーションの方法(1) 
多様な担い手について,科学者とは何か
テーマについて予習2時間,復習2時間
第4週

4 
面接/Face-to-face

90 分/min
科学コミュニケーションの方法(2) 
サイエンスカフェや講演会などの科学イベント
テーマについて予習2時間,復習2時間
第5週

5 
面接/Face-to-face

90 分/min
科学コミュニケーションの方法(3) 
科学系博物館の歴史と機能
テーマについて予習2時間,復習2時間
第6週

6 
面接/Face-to-face

90 分/min
科学コミュニケーションの方法(4) 
地域における科学フェスティバルの歴史と現状
テーマについて予習2時間,復習2時間
第7週

7 
面接/Face-to-face

90 分/min
トランス・サイエンス(1) 
科学技術と戦争
テーマについて予習2時間,復習2時間
第8週

8 
面接/Face-to-face

90 分/min
トランス・サイエンス(2) 
科学技術と倫理
テーマについて予習2時間,復習2時間
第9週

9 
面接/Face-to-face

90 分/min
トランス・サイエンス(3) 
科学技術と災害
テーマについて予習2時間,復習2時間
第10週

10 
面接/Face-to-face

90 分/min
リスクコミュニケーション(1) 
リスクコミュニケーションの必要性,課題
テーマについて予習2時間,復習2時間
第11週

11 
面接/Face-to-face

90 分/min
リスクコミュニケーション(2) 
放射線被曝,遺伝子組み換え,出生前診断などの課題
テーマについて予習2時間,復習2時間
第12週

12 
面接/Face-to-face

90 分/min
リスクコミュニケーション(3) 
コンセンサス会議など市民参加型の科学コミュニケーション。民主主義と科学技術の関係について
テーマについて予習2時間,復習2時間
第13週

13 
面接/Face-to-face

90 分/min
科学ジャーナリズムについて 
誰が,何を,どのように報じているのか
テーマについて予習2時間,復習2時間
第14週

14 
面接/Face-to-face

90 分/min
偽科学について 
科学技術の「穴」,科学的とは何か
テーマについて予習2時間,復習2時間
授業期間終了後/After the Class Period

15 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
科学コミュニケーションのまとめと振り返り
テーマについて予習2時間,復習2時間

<授業実施時間数/Class Hours>

授業実施方法/How to Conduct a Lesson 授業実施時間数/ Class Hours
面接/Face-to-face 1170 分/min
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) 180 分/min
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) 0 分/min
リアルタイム配信/Real-time online 0 分/min
その他/Others 0 分/min
総合計/Total Amount of Class Hours 1350 分/min

授業の中で,題材として新聞記事を使います。

アクティブラーニング/Active Learning

使用システム/System Tools

e-class, Panopto

使用システムコメント/ Comment on the System tools

毎回の授業の感想や疑問点などを小レポートに書いて提出してもらいます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小レポート  30%  提出をもって出席とみなします 
期末レポート試験・論文  50%  内容の理解と,論理立てて議論する点を評価します 
授業内評価  20%  質問や意見の発表など,授業への積極的な姿勢を評価します 

サイエンスコミュニケーションの理念とその方法の理解,科学技術と社会の関係を自ら考える姿勢を評価する。 

<テキスト/Textbook>

塚原東吾,綾部広則,藤垣裕子ら  『よくわかる現代科学技術史・STS』 (ミネルヴァ書房、2022年) ISBN:9784623092154 

 

この内容にそって授業を進めることはありませんが,手元にあると,科学技術に関わる社会的課題をより深く理解できます。

<参考文献/Reference Book>

元村有希子  『科学のトリセツ』(毎日新聞出版、2022)ISBN:9784620327365 さまざまな科学的トピックを,市民向けにかみ砕いて紹介するエッセイです。 
 

国立科学博物館(編集)  『科学を伝え,社会とつなぐ サイエンスコミュニケーションのはじめかた』(丸善出版、2017)ISBN:9784621301975 
 

<連絡方法 / Contact method>

科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor

元村有希子 ymotomur@mail.doshisha.ac.jp

科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students

e-classのお知らせ、個別メール

<備考/Remarks>

科学技術概論Ⅰはいわば,サイエンスコミュニケーションの「理論」編です。実践編としては「サイエンス・ナウ8(多様なサイエンスコミュニケーション)」の受講を勧めます。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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