<概要/Course Content Summary>
20世紀の終わりから発展してきたサイエンスコミュニケーションについて,理念,時代背景,手法について幅広く学びます。現代社会における科学・技術のあり方は時代とともに変化してきました。その歴史を振り返りつつ,科学哲学や科学リテラシー,科学者の倫理,科学ジャーナリズムなど,科学と社会をつなぐ人材(サイエンスコミュニケーター)として身に着けておくべき知識と考え方を学ぶ授業です。本副専攻の要となる科目ですので,できるかぎり初年度に受講してください。 キーワード:サイエンスコミュニケーション,科学と社会,トランス・サイエンス
<到達目標/Goals,Aims>
サイエンスコミュニケーターとして身に着けておくべき基本的な知識や考え方を獲得する。
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
・第一回 Do week
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1
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オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
科学コミュニケーションとは 科学コミュニケーションが生まれるに至った背景・前史 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第2週
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2
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
科学コミュニケーションのモデル 欠如モデル,対話モデル,参画モデルについて
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テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第3週
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3
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
科学コミュニケーションの方法(1) 多様な担い手について,科学者とは何か |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第4週
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4
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
科学コミュニケーションの方法(2) サイエンスカフェや講演会などの科学イベント |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第5週
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5
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
科学コミュニケーションの方法(3) 科学系博物館の歴史と機能 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第6週
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6
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
科学コミュニケーションの方法(4) 地域における科学フェスティバルの歴史と現状 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第7週
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7
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
トランス・サイエンス(1) 科学技術と戦争 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第8週
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8
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
トランス・サイエンス(2) 科学技術と倫理 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第9週
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9
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
トランス・サイエンス(3) 科学技術と災害 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第10週
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10
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
リスクコミュニケーション(1) リスクコミュニケーションの必要性,課題 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第11週
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11
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
リスクコミュニケーション(2) 放射線被曝,遺伝子組み換え,出生前診断などの課題 |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第12週
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12
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
リスクコミュニケーション(3) コンセンサス会議など市民参加型の科学コミュニケーション。民主主義と科学技術の関係について |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第13週
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13
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
科学ジャーナリズムについて 誰が,何を,どのように報じているのか |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
第14週
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14
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面接/Face-to-face
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90 分/min |
偽科学について 科学技術の「穴」,科学的とは何か |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
科学コミュニケーションのまとめと振り返り |
テーマについて予習2時間,復習2時間 |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
授業の中で,題材として新聞記事を使います。
アクティブラーニング/Active Learning
使用システム/System Tools
e-class, Panopto
使用システムコメント/ Comment on the System tools
毎回の授業の感想や疑問点などを小レポートに書いて提出してもらいます。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
小レポート
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30%
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提出をもって出席とみなします
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期末レポート試験・論文
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50%
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内容の理解と,論理立てて議論する点を評価します
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授業内評価
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20%
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質問や意見の発表など,授業への積極的な姿勢を評価します
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サイエンスコミュニケーションの理念とその方法の理解,科学技術と社会の関係を自ら考える姿勢を評価する。
<テキスト/Textbook>
塚原東吾,綾部広則,藤垣裕子ら 『よくわかる現代科学技術史・STS』 (ミネルヴァ書房、2022年)
ISBN:9784623092154
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この内容にそって授業を進めることはありませんが,手元にあると,科学技術に関わる社会的課題をより深く理解できます。
<参考文献/Reference Book>
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
元村有希子 ymotomur@mail.doshisha.ac.jp
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
e-classのお知らせ、個別メール
<備考/Remarks>
科学技術概論Ⅰはいわば,サイエンスコミュニケーションの「理論」編です。実践編としては「サイエンス・ナウ8(多様なサイエンスコミュニケーション)」の受講を勧めます。
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