シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2024年度

(火曜日2講時)
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

16002353-052 

△考古学(2)-52 (弥生~古墳時代の社会)
Archeology (2)-52 -The Archeological research of Yayoi and Kofun society, BC8C-AD6C in Japanese archipelago-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  若林 邦彦

<概要/Course Content Summary>

 考古学は物質文化をもとに過去の文化・社会を考察する学問である。モノ自体は語らず,研究者が様々な方法を駆使することによって,「歴史」になる。つまり目的と方法が,結果を大きく左右するという特徴をもつ。そのような特質を持つ考古学が,日本史,特に弥生時代~古代の社会復原にどのような役割を果たしてきたかを知ることが,本講義の目的である。担当者の考古学調査研究の経験を交えながら,様々な考古学の成果を相互批判しながら講義を進める。 
 さらに,考古学の情報は,マスメディアなどを通しても目にすることが多いが,メディアを通して発信される考古情報の問題点とその背景についても解説を行う。  
それにより,日本考古学の方法と課題に明確な問題意識をもつことが,受講の目的である。そのため,受講者には,ここの授業に対しどのように感じ,考えたかについて能動的なコメントを求める提出物を授業時に課すことがある。  
 また,授業内容を下敷きにして,受講者自らが論文・文献を批判的に読みレポートを作成する。  

<到達目標/Goals,Aims>

受講生が,考古学の理論と方法,弥生~古代における日本考古学の到達点と現状の問題点について基本知識を習得するようにする。また,その知識を利用して,各受講者が関心をもつ最新研究の問題点を指摘したり立論する訓練を行う。さらに,現代社会における考古学の直面する矛盾を,講義内容を参考にしながら新聞報道にある考古学情報の問題点を指摘する訓練(レポート)を行うことにより理解する。

<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>

あり/ Deliver the video

URLは各学期のDO Week開始日までに公開されます。The URL will be available by the day before the start of the DO Week of each semester.


<授業計画/Schedule>

実施時期
/Week
授業回/Number of Lesson 授業実施方法
/How to conduct a Lesson
授業実施時間数
/Class Hours
内容/Contents
授業時間外の学習/Assignments
第1週 DO Week

1 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
ガイダンス
考古学に関係する学内施設の見学
第2週

2 面接/Face-to-face

90 分/min
考古学の目的と特質
考古学の概説書に関する資料調査
第3週

3 面接/Face-to-face

90 分/min
考古学の理論と方法(1)
考古学の概説書に関する資料調査
第4週

4 面接/Face-to-face

90 分/min
考古学の理論と方法(2)
考古学の概説書に関する資料調査
第5週

5 面接/Face-to-face

90 分/min
弥生時代の考古学―弥生時代研究の沿革―
弥生時代に関する研究論文の調査
第6週

6 面接/Face-to-face

90 分/min
弥生時代の考古学-弥生時代の開始について-
弥生時代に関する研究論文の調査
第7週

7 面接/Face-to-face

90 分/min
弥生時代の考古学-石器と金属器から見た弥生社会1-
弥生時代に関する研究論文の調査
第8週

8 面接/Face-to-face

90 分/min
弥生時代の考古学-石器と金属器から見た弥生社会2-
弥生時代に関する研究論文の調査
第9週

9 面接/Face-to-face

90 分/min
弥生時代の考古学―墓と集落―
弥生時代に関する研究論文の調査
第10週

10 面接/Face-to-face

90 分/min
古墳時代の研究 古墳の発生
古墳時代に関する研究書の調査
第11週

11 面接/Face-to-face

90 分/min
古墳時代の研究 古墳時代の生活革新
古墳時代に関する研究書の調査
第12週

12 面接/Face-to-face

90 分/min
古墳時代の研究 変化する古墳時代
古墳時代に関する研究書の調査
第13週

13 面接/Face-to-face

90 分/min
弥生~古墳時代の社会変化の意味・特質
弥生・古墳時代に関する研究書の調査
第14週

14 面接/Face-to-face

90 分/min
日本考古学の行方 社会とのかかわり
遺跡や古墳をめぐる社会的問題についての文献調査
授業期間終了後/After the Class Period

15 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
授業内容全体へのコメント
授業内容の復習

<授業実施時間数/Class Hours>

授業実施方法/How to Conduct a Lesson 授業実施時間数/ Class Hours
面接/Face-to-face 1170 分/min
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) 180 分/min
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) 0 分/min
リアルタイム配信/Real-time online 0 分/min
その他/Others 0 分/min
総合計/Total Amount of Class Hours 1350 分/min

授業の資料・課題の内容などは,e-class上に掲示するので,利用すること。  
受講者の理解度などの状況に応じて,内容を変更する可能性がある。

アクティブラーニング/Active Learning

発見学習 / Discovery Learning, 調査学習 / Research Based Learning, ディスカッション / Discussion

使用システム/System Tools

e-class

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  40%  授業内容へのコメント 
小レポート  20%  自分で遺跡や博物館で調査をしているか 
期末レポート試験・論文  40%  実際に文献調査を行い,考察を行っているか。 

レポートの出題意図に明確にこたえるための,遺跡見学あるいは文献調査を行っているか否かを評価の重要ポイントとする。

<テキスト/Textbook>

テキストは特に使用しない。授業資料・課題内容などは,e-classに掲載するので利用すること。

<参考文献/Reference Book>

  授業時に指示する 

 

<連絡方法 / Contact method>

科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor

授業時もしくはe-classのメッセージ機能

科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students

授業時もしくはe-classのメッセージ機能

<授業形態備考/Class type>

初回・最終以外にも、必要に応じてオンデマンド授業を実施することがありうる。その際は、授業時やe-classのメッセージ機能で連絡する。 

<備考/Remarks>

面接授業を予定しているが,登録者多数等で教室での面接授業が実施できない場合は,遠隔授業に変更することがある。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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