<概要/Course Content Summary>
新聞・テレビニュースなどを通じて,考古学の情報(≒発掘調査の成果など)が社会に出ることは多い。また,歴史・考古学系の講座・講演会へ足を運ぶ一般市民の数も多い。このように考古学は,人文・社会科学の分野としては比較的「開かれた」領域に相当し,文化財保護などの観点から問題を抱えながらも一定の支持者の獲得を果たしている。一方で,「開かれている」はずの考古学的調査や研究の成果について,定説が確立し定説が覆されていく「過程」が一般に明らかになることは多くない。 歴史を専攻とする場合はもとより,他分野専攻者が教養を目的として学ぶ場合でも,この過程を覗き見ることが,学問として考古学について学ぶ上では不可欠と考える。本講座では,日本考古学の基本的認識が何に立脚してきたか,どのように変容していこうとしているのかに焦点を当てたい。 具体的には,考古学における基本的な方法を説明した上で,本学が位置する近畿地方の旧石器~古墳時代の重要遺跡などをとりあげて紹介し,身近な遺跡の調査例から,日本列島の歴史がいかに説明されてきたかの焦点を当てる。 担当者の考古学調査研究の経験を交えながら,様々な考古学の成果を相互批判しながら講義を進める。 授業においては,受講者が講義から何を考え・感じるかを重視したい。そこでテーマごとに,受講者の感想や疑問点などを書いたコメントの提出を求める。コメントを紹介し,それに答える形で,講義の補足を行いたい。
<到達目標/Goals,Aims>
受講生が日本考古学についての基本的な知識をもつことを目的とする。特に,主要な遺跡の調査と研究をとりあげて,考古学がどのような方法で行われている研究分野なのかを理解することを主眼とする。実際に,遺跡の実地見学や考古資料の時期比定方法などをレポート作成を通じて体験し,研究方法を実感する。
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
・考古学(1)-2のDO week オンデマンド授業
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
授業内容ガイダンスと同志社大学校地内の遺跡 |
校内遺跡の見学など |
第2週
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2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
社会にとっての「考古学」と,考古学者にとっての「考古学」 |
授業内容の復習 |
第3週
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3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
考古学の方法(時間を測る・時代を決める)(1) |
考古資料の年代研究に関する研究書の調査 |
第4週
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4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
考古学の方法(時間を測る・時代を決める)(2) |
考古資料の年代研究に関する研究書の調査 |
第5週
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5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
考古学の方法(文化・集団を読む)(1) |
遺跡見学記の作成 |
第6週
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6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
考古学の方法(文化・集団を読む)(2) |
遺跡見学記の作成 |
第7週
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7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
弥生文化のはじまりについて(1) |
授業内容の復習 |
第8週
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8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
弥生文化のはじまりについて(2) |
授業内容の復習 |
第9週
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9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
考古学から見た日本列島における「戦」の始まり(1) |
授業内容の復習 |
第10週
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10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
考古学から見た日本列島における「戦」の始まり(2) |
授業内容の復習 |
第11週
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11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
古墳をつくる社会とは(1) |
日本考古学における論争に関する研究書の調査 |
第12週
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12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
古墳をつくる社会とは(2) |
日本考古学における論争に関する研究書の調査 |
第13週
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13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
世界遺産と陵墓古墳をめぐる問題 |
日本考古学における論争に関する研究書の調査 |
第14週
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14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
遺跡保存と社会 |
日本考古学における論争に関する研究書の調査 |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
授業内容全体に関するコメント |
授業内容の復習 |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
受講者の理解度・関心などに応じて,授業計画を変更する可能性がある。
アクティブラーニング/Active Learning
発見学習 / Discovery Learning, 調査学習 / Research Based Learning, ディスカッション / Discussion
使用システム/System Tools
e-class
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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50%
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授業内容へのコメント
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中間レポート試験
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25%
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文献調査や遺跡・博物館などに実際に足を運んでいるか。
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期末レポート試験
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25%
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文献調査や遺跡・博物館などに実際に足を運んでいるか。
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<テキスト/Textbook>
テキストは特に使用しない。授業資料・課題内容などは,e-classに掲載するので利用すること。
<参考文献/Reference Book>
授業時に指示する
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
授業時もしくはe-classのメッセージ機能
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
授業時もしくはe-classのメッセージ機能
<備考/Remarks>
授業の資料・課題の内容などは,e-class上に掲示するので,利用すること。 面接授業を予定しているが,登録者多数等で教室での面接授業が実施できない場合は,遠隔授業に変更することがある。
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