<概要/Course Content Summary>
本講義は,新島襄の生涯,及び創立から現在までの同志社の歴史を対象とし,これらの歴史をテーマ別に整理して,そのエッセンスの資料を提示しながら行う。そして,資料の内容,その体裁,資料が作成された背景などを総合的に理解することで,歴史を学ぶ意義や意味を考え,履修生が自分なりの同志社史観を養うことを目的とする。そのため,授業ごとに講義の感想をまとめた小レポートの提出を求める。 また,本講義は「自校史教育」でもある。「自校史教育」とは一般にスクール・アイデンティティ形成に不可欠と言われる。すなわち,歴史から学ぶことで同志社への帰属意識を深めることを意味する。しかし,同時に「自校史教育」は今後生涯にわたり受講生の人生に関係する同志社を知り,理解し,そして批評する自由な精神を養うことでもあると担当者は考えている。同志社の歴史は決して順風満帆ではなく,紆余曲折を経て今日まで継続してきた。その歴史から見いだされる教訓に含まれるエッセンスは現代の人々にも示唆に富むものである。よって,毎回提出を求める小レポートでは,講義内容に対する受講者の自身の考えを記述することを求める。
<到達目標/Goals,Aims>
同志社の歴史や建学の精神に関する基礎的な知識及び理解を身に着けると同時に,同志社の歴史を題材として受講者が思考を練り,独自のスクール・アイデンティティを築くことを目的とする。
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
・初回授業動画
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
オリエンテーション―自校史教育について― |
授業の目的を理解し,参考文献を読む。 |
第2週
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2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新島襄(密出国について) |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第3週
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3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新島襄(アメリカでの学びについて) |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第4週
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4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新島襄(同志社英学校の開校と経営について) |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第5週
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5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新島八重(前半生) |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第6週
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6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新島八重(後半生) |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第7週
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7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
今出川キャンパスの歴史 1875~1890年 |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第8週
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8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
同志社スポーツ概説 |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第9週
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9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
1890年代の同志社 徴兵猶予とキリスト教 |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第10週
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10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
兵役と同志社(大正期~昭和初期) |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第11週
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11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
同志社の新制大学構想 |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第12週
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12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
京田辺キャンパスの開校 |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第13週
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13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
同志社の歴史とダイバーシティー障がい学生支援制度ー |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
第14週
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14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
同志社の歴史とダイバーシティー女子学生への大学門戸開放ー |
講義資料,ノートの復習,小レポート作成 |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
まとめ |
試験に関する解説,授業内容の振り返り |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
上記は,授業で扱うテーマを示しており,必ずしも各回に対応するものではない。 状況に応じて,内容・順番を変更する場合がある。
アクティブラーニング/Active Learning
使用システム/System Tools
e-class, Panopto
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
小レポート
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50%
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毎度授業終了後にe-classを利用して授業に対する意見や感想を提出する。平常点(出席)を兼ねる。
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期末試験
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50%
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授業で扱ったテーマに対して自分なりの意見を論述すること。
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授業内容を理解し,自分の意見を作り上げ,試験で論述すること。
<テキスト/Textbook>
毎回資料を配布する。
<参考文献/Reference Book>
授業内容に応じて提示する。
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
e-classかDUETを使用
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
e-classかDUETを使用
<備考/Remarks>
面接授業を予定しているが,登録者多数等で教室での面接授業が実施できない場合は,遠隔授業に変更することがある。
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