<概要/Course Content Summary>
本講義では,アメリカ合衆国とカナダの近現代史と北米大陸の先住民との関係性について,様々な視点から考察を行う。 以上の学習によって,北米先住民がいかに近現代連邦国家たる合衆国とカナダにエスニック・マイノリティとして統合されていったのかについて,そしてそのことが現在に照射する問題について学ぶ。 またそれと併せて,世界各地の国家と先住民の間の問題性をはらんだ関係の将来的な解決のための一助となり得る知見を得ることも目的とする。 受講者には,積極的な質問や意見を求め,問題意識を共有し,共に学び考える姿勢で臨むことを期待する。
<到達目標/Goals,Aims>
・近現代国家としての合衆国およびカナダにおける連邦制,そして多文化社会とはいかなるものなのかを理解する ・近現代連邦国家を,国家内に統合されたエスニック・マイノリティ/先住民の位置づけという視角から理解する ・近現代連邦国家内部に統合されていった先住民の在り様の変化と,そのことが内包する問題点について,様々な視点から理解する ・世界各地の国家と先住民の間の問題性をはらんだ関係に対し,将来的な解決のための一助とするための重要な知見を得る
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
・Do Week(第一回)オンデマンド動画
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
イントロダクション:シラバスの解説(講義方法と成績評価方法について)/北米大陸におけるボーダーランズと先住民 |
講義内容の予習をし,考察を深める |
第2週
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2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
19世紀前半までの合衆国の国家建設構想と先住民との対立① |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第3週
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3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
19世紀前半までの合衆国の国家建設構想と先住民との対立② |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第4週
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4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
インディアン「文明化」とはなにか―先住民と黒人奴隷 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第5週
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5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
インディアン「文明化」とはなにか―強制移住 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第6週
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6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
合衆国連邦体制内における先住民主権/自治を考える①―マーシャル三大判決 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第7週
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7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
これまでのまとめと小テスト |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第8週
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8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
カナダにおける国家建設構想と先住民① |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第9週
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9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
カナダにおける国家建設構想と先住民② |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第10週
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10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
カナダにおける国家建設構想と先住民③ |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第11週
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11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
合衆国連邦体制内における先住民主権/自治を考える②―南北戦争とオクムルギー憲法 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第12週
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12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
19世紀後半の合衆国における国家建設構想と先住民との対立―南北戦争と西部フロンティアにおける「インディアン戦争」 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第13週
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13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
合衆国連邦体制内における先住民主権/自治を考える③―セコイア州憲法 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
第14週
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14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
現代社会に生きる北米先住民;日本と北米先住民の歴史的関係性 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
授業の総括 |
講義内容の復習をし,考察を深める |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
・以上の授業計画は,講義の進捗状況によって適宜変更が加えられる場合がある ・初回の講義には,必ず出席すること ・休講,補講,教室変更(対面授業の場合)が生じる場合があるので,必ず講義の前にDUETのメッセージを確認すること
アクティブラーニング/Active Learning
発見学習 / Discovery Learning, 問題解決型学習 / PBL (Problem Based Learning)
使用システム/System Tools
使用しない / None
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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30%
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講義内での質問,意見,議論への参加状況について,毎回講義の最後に提出するリアクションペーパー(講義内容のまとめ,質問,意見等)等によって評価する
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期末レポート試験・論文
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60%
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これまでの講義で学んだ内容をよく理解し,自分なりの視点で考察を展開できているかについて評価を行う
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小テスト
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10%
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これまでの講義で学んだ内容をよく理解し,自分なりの視点で考察を展開できているかについて評価を行う(教室での筆記試験が実施できない場合は,レポート試験等の他の成績評価方法に変更することがある)
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・講義に積極的に参加し,学んだ内容を理解することに努め,さらに自分なりの視点で考察を展開する努力を払っているかどうかを評価する ・出席状況および,受講態度も評価の参考にする。 ・私語等,他の受講生の迷惑になる行為は厳禁とし,注意しても改めない場合には,評価点より減点する(対面授業の場合)
<テキスト/Textbook>
特に使用しない。
<参考文献/Reference Book>
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
Email(授業内で指定する)
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
DUET(メッセージ)
<備考/Remarks>
面接授業を予定しているが,登録者多数等で教室での面接授業が実施できない場合は,遠隔授業に変更することがある。
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