<概要/Course Content Summary>
今の自分を未来に置くことによって将来世代の視点に立った技術アイデアを発想し,デザイン思考に基づく新技術プロトタイピングを実習する。 本科目は,学内の研究科横断型の教育科目の枠を超えて,大学と企業との組織の壁を超える「協創」ワークショップ方式をベースにした演習科目である。この方式により,地球環境について自然科学的かつ人文科学的な手法を用いて主要課題を抽出・整理し,課題解決へのスキームを「協創」する。これにより未来を俯瞰して行動する人物・人材の育成を行い,同志社大学発の新たな「環境科学」の創出を目指す。 この科目の履修により,複数の専門性や俯瞰力,コーディネート力が習得でき,学術成果を実際の社会で活用することを可能とするばかりでなく,科学技術の観点のみの環境の行き詰まりを打開するビジネス提案が可能となる。
フューチャーデザイン演習の流れとテーマ
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<到達目標/Goals,Aims>
(1)様々なバックグラウンドをもつ学生(人文系を含む),研究者・技術者が参加するワークショップを開催し,10~20年先程度の未来を想定して,目前の社会・環境変化による様々な「兆し」から社会変化をシナリオ化(社会変化仮説)する。 (2)この新たな社会ニーズに対して,科学的・専門知識を持つWS参加者が,事前に問題意識や仮説を記述した未来イシュー(注目すべき未来技術)を掛け合せるアイデア発想マトリクス(強制推論)の手法により,未来技術アイデアを大量に生み出す。 (3)ユーザー目線,開発・製造者目線からのグループ討議を経て,有望な未来技術アイデアを選定し,教員等からの建設的な助言(アンケート)を得て,想定する社会変化シナリオの下に実装可能な技術ビジョンへとブラッシュアップし,具体的な革新的デバイスを発案する(プロトタイピング)。
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
なし/ Not deliver the video
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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#1 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
進め方説明 ※グループ分け |
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第2週
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#2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
スキャニングマテリアルからアイデアシート作成(個人単位) |
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第3週
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#3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
社会変化シナリオのとりまとめ(グループ単位) |
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第4週
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#4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
シナリオの報告・共有 ※社会変化仮説のとりまとめ |
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第5週
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#5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
技術資料から未来イシュー作成(個人単位) |
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第6週
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#6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
未来イシューのとりまとめ(グループ単位) |
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第7週
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#7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
未来技術アイデアの発想(個人単位) |
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第8週
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#8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
未来技術アイデアのとりまとめ(グループ単位) |
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第9週
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#9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
中間報告 |
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第10週
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#10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
テーマとゴール設定 ※再グループ分け |
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第11週
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#11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新技術のプロトタイピング(個人単位) |
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第12週
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#12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
新技術のプロトタイピング(グループ単位) |
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第13週
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#13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
開発ロードマップの検討(個人単位) |
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第14週
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#14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
開発ロードマップのとりまとめ(グループ単位) |
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授業期間終了後/After the Class Period
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#15 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
成果報告 ※発表会開催 |
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<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1350 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
0 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
(1)グループ演習では,議論の進捗に応じたウェブ上での情報検索,グループ討議の経過共有のためのプレゼン資料作成など,PCを使った作業が発生します。このため,受講者は各自のPC持参が望まれます。 (2)講義はワークショップ形式にて進行する都合上,15回分を計4日の集中講義にて実施します。グループ討議での活発なアイデア創出が重要なため,やむを得ない場合を除き,各回の集中講義に全て参加できることを履修条件といたします。 (3)2024年度の開講日は,次の4日間です。11/30(土),12/7(土),12/14(土),12/21(土)。最終日のみ午前中で終了としますが,他の日程は全て終日(9:30~17:00)の集中講義とします。
アクティブラーニング/Active Learning
発見学習 / Discovery Learning, 体験学習 / Experiential Learning, 調査学習 / Research Based Learning, 課題解決型学習 / PBL (Project Based Learning), 問題解決型学習 / PBL (Problem Based Learning), ディスカッション / Discussion, ディベート / Debate, グループワーク / Group Work, プレゼンテーション / Presentation
使用システム/System Tools
e-class
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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60%
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クラスで発表など
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20%
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提出物
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20%
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グループ演習ですので,グループ内のコミュニケーションをいかに活性化したか,またアイデアの発案に貢献できたかが評価のポイントとなります。
<参考文献/Reference Book>
<参照URL/URL>
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
メール
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
メール
<授業形態備考/Class type>
本科目は,対面でグループワーク演習を行う。
<備考/Remarks>
本科目は,定員を30名とします。 先着30名なった時点で登録を締め切ります。
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