シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2024年度

集中
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

11433519 

○サイエンスとインテリジェンス (集中読解と議論)
Science and Intelligence -intensive reading and discussion-
2単位/Unit  春集中/Spring Intensive  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  野口 範子 佐藤 優 高橋 真仁

<概要/Course Content Summary>

授業テーマ: 
 サイエンスコミュニケータとして必要とされるインテリジェンスの研究を通じて,政策の現場においてどのように用いられているかについて実情を知るとともに,現実に役立つ学知がどのようなものであるかについて検討する。 
 
授業の概要: 
 情報や分析はそれ自体に意味があるのではない。情報や分析が国家,地方自治体,企業などの実際の運営に活用されなければ意味を持たない。そこで知らなくてはならないのが政策決定者と情報担当者(サイエンスコミュニケーターを含む)の間でのインテリジェンス・サイクルだ。内閣官房でインテリジェンスの実務に従事している高橋真仁講師より,インテリジェンス・サイクルの基礎理論と実際の運営について学ぶ。 
 サイエンスは自然科学分野だけではない。人文科学,社会科学におけるサイエンスの例として地政学と人類学を取り上げる。その上でサイエンスコミュニケーターに必要とされる総合力について身に付ける。 
 応用問題として,ロシア・ウクライナ戦争,ガザ紛争を取り上げる。

<到達目標/Goals,Aims>

サイエンスコミュニケーターとして必要な初歩的総合力を身につける。

<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>

あり/ Deliver the video
・初回授業動画春集中サイエンスとインテリジェンス


<授業計画/Schedule>

実施時期
/Week
授業回/Number of Lesson 授業実施方法
/How to conduct a Lesson
授業実施時間数
/Class Hours
内容/Contents
授業時間外の学習/Assignments
第1週 DO Week

オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
サイエンスとインテリジェンスの関係について(総論)動画〔佐藤教授,高橋講師〕 
(1)講師の自己紹介 佐藤教授,高橋講師 
(2)今期講義の狙い 
(3)サイエンスにおいてインテリジェンス的発想が必要な理由
復習2時間

8月27日(火)2講時

面接/Face-to-face

90 分/min
インテリジェンスの基礎概念(定義,機能,特徴)〔高橋講師,ワークブック演習問題第1回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月27日(火)3講時

面接/Face-to-face

90 分/min
インフォメーションとインテリジェンスの差異〔高橋講師,ワークブック演習問題第2回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月27日(火)4講時

面接/Face-to-face

90 分/min
OSINT(公開情報諜報)の技法〔高橋講師,ワークブック演習問題第3回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月27日(火)5講時

面接/Face-to-face

90 分/min
ヒュミント(人によるインテリジェンス)とシギント(信号によるインテリジェンス)〔高橋講師,ワークブック演習問題第4回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月28日(水)2講時

面接/Face-to-face

90 分/min
インテリジェンス・サイクル〔高橋講師,ワークブック演習問題第5回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月28日(水)3講時

面接/Face-to-face

90 分/min
インテリジェンスとアカデミズム〔佐藤教授,ワークブック演習問題第6回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月28日(水)4講時

面接/Face-to-face

90 分/min
ナショナリズムの基礎理論〔佐藤教授,ワークブック演習問題第7回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月29日(木)2講時

面接/Face-to-face

90 分/min
ナショナリズムとエントロピー〔佐藤教授,ワークブック演習問題第8回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月29日(木)3講時

10 面接/Face-to-face

90 分/min
ロシア・ウクライナ戦争とナショナリズム〔佐藤教授,高橋講師,ワークブック演習問題第9回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月29日(木)4講時

11 面接/Face-to-face

90 分/min
地政学総論〔高橋講師,ワークブック演習問題第10回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月30日(金)2講時

12 面接/Face-to-face

90 分/min
海と陸の地政学〔高橋講師,ワークブック演習問題第11回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月30日(金)3講時

13 面接/Face-to-face

90 分/min
ロシア・ウクライナ戦争,ガザ紛争と地政学(1)〔高橋講師,ワークブック演習問題第12回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間

8月30日(金)4講時

14 面接/Face-to-face

90 分/min
ロシア・ウクライナ戦争,ガザ紛争と地政学(2)〔佐藤教授,高橋講師,ワークブック演習問題第13回分を予習しておくこと〕
予習2時間 
復習2時間
授業期間終了後/After the Class Period

15 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
学知を政策に生かす回路について,動画〔佐藤教授〕
復習2時間

<授業実施時間数/Class Hours>

授業実施方法/How to Conduct a Lesson 授業実施時間数/ Class Hours
面接/Face-to-face 1170 分/min
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) 180 分/min
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) 0 分/min
リアルタイム配信/Real-time online 0 分/min
その他/Others 0 分/min
総合計/Total Amount of Class Hours 1350 分/min

 課題はかなり多いですが,消化すれば着実に力がつきます。予習を行っていなくても授業についていけるように極力配慮しますので,講義には全回出席してください。積み重ね方式の講義ですので,欠席すると,次回以降の講義の理解が難しくなります。 
授業方法:講義,小テスト,グループディスカッションによる。

アクティブラーニング/Active Learning

発見学習 / Discovery Learning, 課題解決型学習 / PBL (Project Based Learning), 反転授業 / Flipped Classroom, ディスカッション / Discussion, ディベート / Debate, グループワーク / Group Work, プレゼンテーション / Presentation

使用システム/System Tools

e-class, Panopto

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,授業への参加度等)  60%  授業への参加度(積極的な発言,質疑に対する応答の回数)で評価する。 
小テスト  40%  適宜小テストを行い100点満点で採点し,返却する。 

フィードバックの方法:授業での対話

<テキスト/Textbook>

  担当者作成のワークブック,プリントを使用する。 

 

<参考文献/Reference Book>

リッケルト(山内得立訳)  『認識の対象』(岩波文庫、1927)
 

宇野弘蔵  『社会科学の根本問題』(青木書店、1966)
 

小林良樹  『なぜ,インテリジェンスは必要なのか』(慶應義塾大学出版会、2021)
 

ハルフォード・ジョン・マッキンダー(曽村保信訳)  『マッキンダーの地政学:デモクラシーの理想と現実』(原書房、2008)
 

アルフレッド・T・マハン(北村謙一訳)  『マハン海上権力史論』(原書房、2008)
 

佐藤優  『地政学入門』(角川新書、2021)
 

柄谷行人  『帝国の構造――中心・周辺・亜周辺』(岩波現代文庫、2023)
 

佐藤優  『よみがえる戦略的思考 ウクライナ戦争で見る「動的体系」』(朝日新書、2022)
 

手嶋龍一/佐藤優  『ウクライナ戦争の嘘――米露中北の打算・野望・本音』(中公新書ラクレ、2023)
 

<連絡方法 / Contact method>

科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor

e-classまたはメール

科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students

e-classまたはメール

<備考/Remarks>

授業実施方法は,原則として対面とする(テレビ講義システムを含む)が,内容によってはオンライン(リアルタイム・ZOOM)にて行うこともある。 
 
担当者連絡先)野口:nnoguchi@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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