<概要/Course Content Summary>
授業テーマ: サイエンスコミュニケータとして必要とされるインテリジェンスの研究を通じて,政策の現場においてどのように用いられているかについて実情を知るとともに,現実に役立つ学知がどのようなものであるかについて検討する。 授業の概要: 情報や分析はそれ自体に意味があるのではない。情報や分析が国家,地方自治体,企業などの実際の運営に活用されなければ意味を持たない。そこで知らなくてはならないのが政策決定者と情報担当者(サイエンスコミュニケーターを含む)の間でのインテリジェンス・サイクルだ。内閣官房でインテリジェンスの実務に従事している高橋真仁講師より,インテリジェンス・サイクルの基礎理論と実際の運営について学ぶ。 サイエンスは自然科学分野だけではない。人文科学,社会科学におけるサイエンスの例として地政学と人類学を取り上げる。その上でサイエンスコミュニケーターに必要とされる総合力について身に付ける。 応用問題として,ロシア・ウクライナ戦争,ガザ紛争を取り上げる。
<到達目標/Goals,Aims>
サイエンスコミュニケーターとして必要な初歩的総合力を身につける。
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
・初回授業動画春集中サイエンスとインテリジェンス
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
|
1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
|
90 分/min |
サイエンスとインテリジェンスの関係について(総論)動画〔佐藤教授,高橋講師〕 (1)講師の自己紹介 佐藤教授,高橋講師 (2)今期講義の狙い (3)サイエンスにおいてインテリジェンス的発想が必要な理由 |
復習2時間 |
8月27日(火)2講時
|
2 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
インテリジェンスの基礎概念(定義,機能,特徴)〔高橋講師,ワークブック演習問題第1回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月27日(火)3講時
|
3 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
インフォメーションとインテリジェンスの差異〔高橋講師,ワークブック演習問題第2回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月27日(火)4講時
|
4 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
OSINT(公開情報諜報)の技法〔高橋講師,ワークブック演習問題第3回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月27日(火)5講時
|
5 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
ヒュミント(人によるインテリジェンス)とシギント(信号によるインテリジェンス)〔高橋講師,ワークブック演習問題第4回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月28日(水)2講時
|
6 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
インテリジェンス・サイクル〔高橋講師,ワークブック演習問題第5回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月28日(水)3講時
|
7 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
インテリジェンスとアカデミズム〔佐藤教授,ワークブック演習問題第6回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月28日(水)4講時
|
8 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
ナショナリズムの基礎理論〔佐藤教授,ワークブック演習問題第7回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月29日(木)2講時
|
9 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
ナショナリズムとエントロピー〔佐藤教授,ワークブック演習問題第8回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月29日(木)3講時
|
10 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
ロシア・ウクライナ戦争とナショナリズム〔佐藤教授,高橋講師,ワークブック演習問題第9回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月29日(木)4講時
|
11 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
地政学総論〔高橋講師,ワークブック演習問題第10回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月30日(金)2講時
|
12 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
海と陸の地政学〔高橋講師,ワークブック演習問題第11回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月30日(金)3講時
|
13 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
ロシア・ウクライナ戦争,ガザ紛争と地政学(1)〔高橋講師,ワークブック演習問題第12回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
8月30日(金)4講時
|
14 |
面接/Face-to-face
|
90 分/min |
ロシア・ウクライナ戦争,ガザ紛争と地政学(2)〔佐藤教授,高橋講師,ワークブック演習問題第13回分を予習しておくこと〕 |
予習2時間 復習2時間 |
授業期間終了後/After the Class Period
|
15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
|
90 分/min |
学知を政策に生かす回路について,動画〔佐藤教授〕 |
復習2時間 |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
課題はかなり多いですが,消化すれば着実に力がつきます。予習を行っていなくても授業についていけるように極力配慮しますので,講義には全回出席してください。積み重ね方式の講義ですので,欠席すると,次回以降の講義の理解が難しくなります。 授業方法:講義,小テスト,グループディスカッションによる。
アクティブラーニング/Active Learning
発見学習 / Discovery Learning, 課題解決型学習 / PBL (Project Based Learning), 反転授業 / Flipped Classroom, ディスカッション / Discussion, ディベート / Debate, グループワーク / Group Work, プレゼンテーション / Presentation
使用システム/System Tools
e-class, Panopto
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,授業への参加度等)
|
60%
|
授業への参加度(積極的な発言,質疑に対する応答の回数)で評価する。
|
小テスト
|
40%
|
適宜小テストを行い100点満点で採点し,返却する。
|
フィードバックの方法:授業での対話
<テキスト/Textbook>
<参考文献/Reference Book>
<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
e-classまたはメール
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
e-classまたはメール
<備考/Remarks>
授業実施方法は,原則として対面とする(テレビ講義システムを含む)が,内容によってはオンライン(リアルタイム・ZOOM)にて行うこともある。 担当者連絡先)野口:nnoguchi@mail.doshisha.ac.jp
|