<概要/Course Content Summary>
私たちは,日頃,雑誌やテレビ,インターネットなどで,さまざまな視覚的イメージに接触し,それらから情報を得ている。では,私たちはどのようにして,イメージから意味を読み取っているのだろう。 本講義では,視覚的イメージをコミュニケーションのためのメディアと考え,ヴィジュアル・リテラシー(視覚的な読み書き能力)について理解を深めることを目標とする。扱う対象は,絵画,映画,マンガとさまざまなメディアにわたるが,それらが意味をどのように作り上げているのか,どのように伝えているのか,そういったメカニズムについて理解を深めていきたい。 さらに,そのような理解の上で,近代における芸術という制度の成立や変容を幅広く見ていくことによって,芸術と歴史・社会との関わりを再考する。絵画やデザイン,さらには音楽におけるモダニズム(近代主義)の確立と変容を通じて,私たちが今日受容している芸術というものがどのような歴史的,思想的プロセスを経て成立してきたのかを問いたい。
<到達目標/Goals,Aims>
ヴィジュアル・リテラシーという概念を理解できるようになる さまざまなジャンルの芸術の構造を理解できるようになる 近代社会における芸術の位置について理解できるようになる
<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>
あり/ Deliver the video
URL公開期間は終了しました。/The URL was closed.
<授業計画/Schedule>
実施時期 /Week |
授業回/Number of Lesson |
授業実施方法 /How to conduct a Lesson |
授業実施時間数 /Class Hours |
内容/Contents |
授業時間外の学習/Assignments |
第1週 DO Week
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1 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
イントロダクション——「芸術」=“Art”? |
下記の講義情報ウェブサイト(https://satow-morihiro.hatenablog.com/ )を使って,予習・復習を必ずしてください。 |
第2週
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2 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
ヴィジュアル・リテラシーとは——「見る」ことと「分かる」こと |
同上 |
第3週
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3 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
コミュニケーション・メディアとしての視覚的イメージ——交通標識の単語/文法 |
同上 |
第4週
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4 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
マンガのヴィジュアル・リテラシー1——イメージとテクスト |
同上 |
第5週
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5 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
マンガのヴィジュアル・リテラシー2——コマの統語法 |
同上 |
第6週
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6 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
物語映画の文法——ショットとモンタージュ |
同上 |
第7週
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7 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
初期映画——驚きとアトラクション |
同上 |
第8週
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8 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
遠近法と写真——世界の捉え方 |
同上 |
第9週
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9 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
絵を「読む」—— 絵画と意味 |
同上 |
第10週
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10 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
絵画の内容・絵画の形式——「何」を「どのよう」に描くのか |
同上 |
第11週
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11 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
西洋絵画における近代性——「意味」からの脱却 |
同上 |
第12週
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12 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
絵画のモダニズム——「主体」と「表現」の神話 |
同上 |
第13週
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13 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
音楽における近代性——モダン・ジャズはどのように「近代的」なのか |
同上 |
第14週
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14 |
面接/Face-to-face
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90 分/min |
デザイン/ファッション/建築のモダニズム——機能と形態 |
同上 |
授業期間終了後/After the Class Period
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15 |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)
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90 分/min |
振り返りとまとめ 映像URL: https://youtu.be/A03zalBe4mA |
同上 |
<授業実施時間数/Class Hours>
授業実施方法/How to Conduct a Lesson |
授業実施時間数/ Class Hours |
面接/Face-to-face |
1170 分/min |
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) |
180 分/min |
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) |
0 分/min |
リアルタイム配信/Real-time online |
0 分/min |
その他/Others |
0 分/min |
総合計/Total Amount of Class Hours |
1350 分/min |
受講者と相談の結果,授業計画を変更する可能性もある
アクティブラーニング/Active Learning
使用システム/System Tools
e-class
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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30%
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期末レポート試験・論文
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70%
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レポートの内容は,受講生が任意のイメージを選び,それを詳細に記述し,講義で扱う作品の構造を分析するというものになる予定。取り上げた対象をしっかりと自分の目で見て,それを論理的に説明できているかどうかが評価のポイントである。
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レポートは,受講生が任意のイメージを選んで,それについて講義内容を踏まえて分析するというものになると思います。評価のポイントは,どれだけしっかり論ずる対象を見て,それを言語化できるかどうかです。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
203 |
18.7 |
49.8 |
20.2 |
1.0 |
10.3 |
0.0 |
2.7 |
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<参考文献/Reference Book>
<参照URL/URL>
佐藤守弘の講義情報
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担当教員による講義情報(講義のトピック,参考文献,参考ウェブサイトなど)のページです。毎講義前に更新するので,予習・復習に役立ててください。
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<連絡方法 / Contact method>
科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor
e-classのメッセージあるいはeメールで連絡
科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students
e-classあるいは大学のメールアドレスに連絡
<備考/Remarks>
担当講師による「○芸術学特論(1)(視覚文化論)」,および「△芸術学特論(2)(写真と複製技術)」を履修する前に本講義を履修しておくことが望ましい。
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