シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2024年度

(水曜日4講時)
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

10103271 

○キリスト教からの展望(卒業論文演習)1 (キリスト教神学の過去・現在・未来(1))
Perspectives from Christianity (Graduation Thesis Seminar) 1 -Past,Present and Future of Christian Theology (1)-
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  小原 克博

<概要/Course Content Summary>

 このクラス(小原ゼミ)では,キリスト教・宗教・文化などにかかわる課題の中から,比較的自由にテーマ設定して,発表のための技法(プレゼンテーション能力)と学術レポート作成のための文書作法(文章能力)を身につけていくことを目的にしています。必要な文献を収集・読解し,最終的に卒業論文を書き上げることを目指します。自分自身のテーマを発見し,それを学問的に深めていきたいという志を持っている人を歓迎します。自分の構想力を高め,総合的な表現力を磨こうとする意欲のある方々のためのクラスです。 
 4回生(あるいは4回生以上の卒業年次生)に関しては,小原の指導のもとで卒業論文に取り組む方に限定します(卒論ゼミです)。小原を指導教授として卒業論文を書きたい方は,必ず,このクラスを履修してください。3回生に関しては,このクラスで学ぶことのモチベーションを明確に持ち,4回生において,小原のもとで卒論を書く予定の方を前提としています。このクラスは卒業論文作成のためのゼミであることを十分に理解した上で履修してください。 
 なお,「キリスト教からの展望(卒業論文演習)1・2」は隔年開講となっており,次年度開講予定の「キリスト教からの展望(卒業論文演習)3・4」と組み合わせることによって,3回生の方は2年続けて,小原が担当する演習クラス(小原ゼミ)に参加することができます。 
 20世紀は科学の世紀であったと言われていますが,科学技術の進歩によっては解決できない膨大な問題を人類は21世紀へと持ち越さざるを得ません。科学の力によって解決できないどころか,むしろ科学技術の進歩によって,生命操作や環境破壊,核エネルギーの問題など,これまでなかったような問題を次々と生み出しています。現代神学は,歴史的変遷の中でそれぞれの状況に即した応答を展開してきました。もちろん,その試みの多くは,過去に集積されているキリスト教の伝統の中から有効な思考や表現を積極的に取り込んでいます。現在の問題や予測される未来の問題にねばり強く立ち向かっていくためには,過去の神学的・思想的伝統との連係を欠くことはできません。しかし,伝統的思考を単純に繰り返すだけでは,21世紀的な課題に到底対処することはできないでしょう。神学的伝統は絶えず革新的なエネルギーにさらされることによって,本来の価値を発揮できるのではないでしょうか。このゼミでは,多様な問題群と向き合うことによって,神学が持つ射程の広さを確認していきます。 
 このゼミでは,参加者が自由に問題設定できますが,それを体系的に論じていくために必要な方法を,担当教員との話し合いの中で,また演習での議論の中で修得していくことを目指します。毎回の発表では,発表に対するコメンテーターを設定します。コメンテーターを担当することによって,発表を正確に理解し,それを適切に要約し,議論に必要な論点を抽出する能力を身につけることを目指します。 
 また,このゼミでは現代的な情報収集能力,コミュニケーション能力,プレゼン技法を身につけるために,ITを積極的に活用します。ゼミ運営に必要なやり取りは,Facebookのグループ機能(非公開)を使ってなされます。Facebookのアカウントをお持ちでない履修希望者は,事前にアカウントを取得しておいてください。情報管理のためにEvernoteやDropboxなどのクラウド・サービスも活用していきます。発表のための基本が身についた後には,PowerpointやKeynoteなどのプレゼンソフトの効果的な使い方を指導します。 
 小原ゼミでは,従来の知識習得的な学びを超えて「探索的な学び」を体感するために,キャンパス外の課外活動も積極的に行います。昨年度は,ゼミ合宿(9月),びわ湖サイクリング(10月),ゼミ旅行(3月)を行いました。

<到達目標/Goals,Aims>

 学生が発表のための技法(プレゼンテーション能力)と学術レポート作成のための文書作法(文章能力)を身につけていくことを目標にしています。また,Facebookやクラウド・サービスなどのITを活用し,情報を効果的に収集・整理・蓄積する力を養います。

<DO Week期間の初回動画等の配信/The delivery of the first video, etc. during the “DO Week”>

あり/ Deliver the video
・第1回オンデマンド動画


<授業計画/Schedule>

実施時期
/Week
授業回/Number of Lesson 授業実施方法
/How to conduct a Lesson
授業実施時間数
/Class Hours
内容/Contents
授業時間外の学習/Assignments
第1週 DO Week

1回目 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
発表およびレポート・論文作成のための方法論(1)
テキストを読む。
第2週

2回目 面接/Face-to-face

90 分/min
発表およびレポート・論文作成のための方法論(2)
テキストを読む。 
自分の発表テーマを考える。
第3週

3回目 面接/Face-to-face

90 分/min
発表およびレポート・論文作成のための方法論(3) 
発表テーマ選定のためのディスカッション
テキストを読む。
第4週

4回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(1) 
課題:基本文献の読解
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第5週

5回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(2) 
課題:基本文献の読解
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第6週

6回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(3) 
課題:基本文献の読解
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第7週

7回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(4) 
課題:基本文献の読解
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第8週

8回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(5) 
課題:研究テーマの整理
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第9週

9回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(6) 
課題:研究テーマの整理
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第10週

10回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(7) 
課題:研究テーマの整理
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第11週

11回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(8) 
課題:研究テーマの整理
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第12週

12回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(9) 
課題:学術レポートの執筆準備
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第13週

13回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(10) 
課題:学術レポートの執筆準備
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
第14週

14回目 面接/Face-to-face

90 分/min
参加者による発表(11) 
課題:学術レポートの執筆準備
発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。
授業期間終了後/After the Class Period

15回目 オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video)

90 分/min
授業全体の振り返り
今学期の総括をする。

<授業実施時間数/Class Hours>

授業実施方法/How to Conduct a Lesson 授業実施時間数/ Class Hours
面接/Face-to-face 1170 分/min
オンデマンド(動画視聴)/On-demand(watching video) 180 分/min
オンデマンド(授業内課題)/On-demand(assignment in class) 0 分/min
リアルタイム配信/Real-time online 0 分/min
その他/Others 0 分/min
総合計/Total Amount of Class Hours 1350 分/min

アクティブラーニング/Active Learning

発見学習 / Discovery Learning, 調査学習 / Research Based Learning, 課題解決型学習 / PBL (Project Based Learning), ディスカッション / Discussion, プレゼンテーション / Presentation

使用システム/System Tools

Panopto

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラス参加等)  70%  遅刻厳禁。 
期末レポート  30%  発表内容をまとめたレポート(最終版)を期末レポートとして提出してもらいます。 

授業への積極的な参加を評価します。発表準備のプロセスを評価します。発表での議論をフィードバックして,期末レポートが発表時の内容から改善されているかを評価します。

<テキスト/Textbook>

テキストはありません。毎回の発表レジュメを事前に読んでいただきます。

<参考文献/Reference Book>

小笠原喜康  『新版 大学生のためのレポート・論文術』(講談社、2009)ISBN:4062880210 授業の中で適宜,紹介します。 
 

<参照URL/URL>

小原克博 On-Line 
 
卒業論文集 
 
小原ゼミ(BLOG記事) 
 

<連絡方法 / Contact method>

科目担当者への連絡方法/Contact method from student to instructor

e-mail, FB

科目担当者からの連絡方法/Contact method from instructor to students

e-mail, FB

<備考/Remarks>

このクラスの履修者は「キリスト教からの展望(卒業論文演習)2」(秋学期)も履修してください。 
この科目は先行登録科目です。詳細は『神学部登録要領』を参照してください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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