シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2023年度

(月曜日4講時)
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

99002009 

○上級日本語文法概説A
Advanced Japanese Grammar Overview A
1単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  佐尾 ちとせ/SAO Chitose

<概要/Course Content Summary>

キーワード:機能語function word 文型・パターンsentence pattern 
旧日本語能力試験出題基準1級レベルの機能語を中心に,上級学習者が身につけておくべき機能表現について解説する。科目名は「文法」概説であるが,日本語学習者に国文法の解説をしても,実際の運用にはあまり役立たないので,機能語を用いる典型的な文型を提示し,意味ではなく,「文型」=1つのパターンとして,丸ごと覚えていけるようにする。週1度の授業では,取り上げた表現の運用練習までは手が回らないため,この授業では,その表現を使用する際に学習者が陥りやすい誤りを指摘し,似たような表現との用法上の相違を理解することに重きを置く。 
春学期はパターン別に順を追って機能語を導入し,解説していく。

<到達目標/Goals,Aims>

・文型=センテンス・パターンという意識をもち,実際の運用に役立つ文法の学習法を確立する。 
・上級レベルの機能表現を用いる典型的なパターンが理解できるようになる。 
・機能表現のみならず,語彙のレベルアップにも意識を向けられるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業オリエンテーション 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・学習した文型を使用した例文作成 
・学習した文型の実際使用例の収集 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) X機能語Yの形になる文型1 
 「はおろか」「もさることながら」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) X機能語Yの形になる文型2 
 「言うまでもなく」「にもまして」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) X機能語Y機能語の形になる文型1 
 「~うが」「なり」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) X機能語Y機能語の形になる文型2 
 「であれ」「にしろ」「といい」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ここまでの範囲の復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題1 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 機能語に後接する助詞に留意すべき文型 
 「に至って/至っては/至っても」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・学習した文型を使用した例文作成 
・学習した文型の実際使用例の収集 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 課題1の解説・振り返り 
助詞,助詞と同等の機能語 
 「こそ」「ゆえ」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 呼応関係にある機能語の文型 
 「をおいて~ない」「~ようにも~ない」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 機能語の前に立つ語形に留意すべき文型 
 「ずにはおかない」「ずにはすまない」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 文末に用いられる機能語 
 「には当たらない」「にたえない」など  
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 共起する語が限られている慣用的な機能語 
 「かたくない」「禁じえない」など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題2 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) ここまでの範囲で解説できなかった機能語を用いた文型  (授業時間外の学習/ Assignments) 今学期に学習した表現について,疑問点を明確にする 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 課題2の解説・振り返り 
未習の重要表現 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 学習した機能表現の総合的な復習テスト  (授業時間外の学習/ Assignments) 未習熟の機能表現について,自分なりに例文を作成し,用法を確認する。 

受講者の理解度を見ながら進めるため,授業計画が少しずつずれていく可能性がある。 
秋学期と扱う内容は一部重なるが,秋学期は実際に上級文法が用いられている例を紹介した上で,それらの解説を行うのに対し,春はパターンごとに分類した文法項目の解説をした上で,それらが用いられている用例に当たるという方向性で授業を進めていく。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  10%  学習した機能語の実際使用例を探す。 
詳細は授業時に説明。 
小レポート  60%  学習した範囲の記述問題を2回実施する。1回30%で評価する。 
期末試験  30%  学習した機能語の用いられた文の誤用を訂正する。初中級レベルの表現を用いて書かれた文章を上級表現を用いて書き換える。 

四択式の暗記問題のような試験は行わない。辞書や参考書を利用して,的確な表現を選択した上で,日本語として正確な文章を完成させられるかどうかを問う。授業時数を確保するために,復習テストをレポート試験に変更する場合もある。

<テキスト/Textbook>

佐尾ちとせ  『上級機能語概説』

 

初回授業時に配布。

<参考文献/Reference Book>

 

 

筒井由美子他  『新基準対応文法問題 日本語能力試験1級・2級-試験に出る文法と表現-』増補改訂版 (桐原書店、2004)ISBN:9784342881718 別冊の「主要例文 中国語・韓国語訳」が例文の意味理解の手助けとなる。 
 

 

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