シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2023年度

(月曜日3講時・月曜日4講時・月曜日5講時)
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

11640041 

○化学実験Ⅰ
Experiment of Chemistry I
3単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  実験/Experiment

稲葉 稔 水谷 義 加藤 将樹 古賀 智之
人見 穣 北岸 宏亮 木村 佳文 小寺 政人
大西 慶一郎 土井 貴之 遠藤 太佳嗣 太田 寛人
西村 慎之介 松本 孝広

<概要/Course Content Summary>

 物理化学,無機化学,電気化学,有機化学,高分子化学および生命化学に関する実験を行い,実験結果・考察などをレポートにして提出する。これらの実験を通して,無機・有機化合物の取り扱い方,合成,精製,分析,機能評価などに関する基礎知識や実験技術・測定方法などを修得し,かつ実験に対する姿勢や考察力・表現力を身につけることを目標としている。なお,本科目は「学習・教育目標B化学分野における専門知識の修得(5)実験技術」に含まれ,化学分野における実験技術を学習することになる。また同時に,「学習・教育目標A理工学において基礎となる知識の修得(1)一般教養や技術者倫理」および「学習・教育目標B化学分野における専門知識の修得 (2)専門応用 (3)化学工学,(4)情報技術」を含み,化学工学や情報技術分野の専門知識などもあわせて学習する。 
 実験内容を以下に示す。 
(1) 分子軌道法入門,(2)複合反応の化学反応速度の決定,(3) イオン液体の合成とNMRによる化学シフト変化の測定,(4) 光吸収・発光と光化学反応,(5) 超伝導セラミックスの合成と特性,(6) 無機物質のX線回折による構造解析,(7) 熱分析と電気抵抗測定,(8) 分解電圧の測定(過電圧の測定),(9) 金属表面処理(機能性めっき),(10) 金属腐食の測定,(11) 電池の充放電実験,(12) ラジカル共重合による刺激応答性スマートポリマーの合成(2週連続して行なう),(13) 高分子反応によるネットワークポリマーの合成(2週連続して行なう),(14) エステル加水分解反応の反応速度の測定(2週連続して行なう),(15) 酸素と反応する金属錯体(錯体の合成と分光測定), (16) 酸触媒を用いる有機合成(フルオレセインの合成),(17) カタラーゼの酵素活性評価(過酸化水素の不均化反応),(18) Grignard試薬とエステルとの反応,(19)シクロデキストリンのトシル化,(20) シクロデキストリンの触媒作用。 
民間企業で機能性材料(無機材料)開発の経験を有する教員が,企業での技術開発に繋がる化学実験について概説・指導する。

<到達目標/Goals,Aims>

到達目標は以下の通りである。 
(1)化学実験を通して化学の各分野に対する理解度を深める。 
(2)基本的な無機・有機化合物の取り扱い方を習得する。 
(3)合成,精製,分析,機能評価などに関する基礎知識や実験技術・測定方法などを修得する。 
(4)パソコンを利用したデータ処理法を身につける。 
(5)実験に真剣に取り組む姿勢を身につける。 
(6)実験および実験レポート作成を通して考察力・表現力を身につける。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (1)  (内容/ Contents) 説明会  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回実験の予習 
(実施回/ Week) (2)~(13)  (内容/ Contents) 実験 (1)~(21)を順次行なう。  (授業時間外の学習/ Assignments) レポートの作成および次回実験の予習 
(実施回/ Week) (14)~(15)  (内容/ Contents) 発表会資料作成,発表会  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表練習 

実験の実施順序は各自異なる。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  40%  毎回積極的に実験講義に取り組み,正しい実験技術を学習しているかどうかを評価する。 
レポート  60%  実験結果のまとめ方,実験結果などに対する解析力・考察力やレポート全般についての表現力などを重視して,評価する。 

具体的到達目標の達成度を上記の点数配分により総合的に評価し,100点満点で評価して,到達目標における基礎的事項を身に付けていると判断できる60点以上を合格(D以上)とする。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
75 12.0 45.3 29.3 10.7 2.7 0.0 2.5

<テキスト/Textbook>

  『化学実験テキスト』

 

<備考/Remarks>

実験室で対面形式で行う予定である。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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