(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
近代民主主義から現代民主主義へ 上記<到達目標>の2を解説する。 (第1回補論1)ヴェーバーの支配の3類型について解説し,「正統性」という概念を理解する。 (第1回補論2)「政治」についてのD.イーストンの定義――社会に対する価値の権威的配分――について理解する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第2回
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(内容/ Contents)
シュンペーターと「エリート間競争モデル」 治者と被治者が乖離していても政治エリート(職業政治家)間の適度な競争があれば民主主義は成立しうると説き,現代における代表制民主主義の作動原理の解明につとめたシュンペーターのモデルについて解説・考察する。 (第2回補論)影響力について論じ,明示的影響力,非明示的影響力,予測的反応(anticipated reaction)などを理解する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第3回
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(内容/ Contents)
ミヘルスと「寡頭制の鉄則」 大衆政党の成立について解説するとともに,現代の大規模組織においては必然的に少数者支配が起きると論じたミヘルスの「寡頭制の鉄則」について理解する。また,党内民主主義が一国の民主主義にとって不可欠の要素であることを自明の前提と考えたミヘルスの議論を,第2回で講じたシュンペーターの理論と対比させる。 (第3回補論)政党システム(party system)と選挙制度 主要な政党システムについて概観するとともに,選挙制度と政党システムの相関について理解する。小選挙区制と比例代表制のもたらす傾向性や,またその背後にある民主主義観の違いについて,デュベルジェやG. Bingham Powell Jr. らの議論を参考にしつつ,(1)民意の反映,(2)信託(mandate)と責任(accountability)の関係の2点を中心に考察する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第4回
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(内容/ Contents)
バークと代表制 バークの有名な「1774年11月3日のブリストル演説」についてコピーを配布して解説し,政治家は有権者の意向にどの程度従うべきかについて考察する。また,この中で,「民主主義の3形態」として,古代ギリシアの民主主義,近代民主主義,現代民主主義について概観する。これら3つは,(1)規模,(2)参政権が制限的か普遍的か,(3)参政形態が直接的か間接的かによる違いがあることを指摘し,近代民主主義との対比のうえで,現代民主主義の特質について理解する。 (第4回補論)ダールの「ポリアーキー」の議論をとりあげ,ダールのいう民主主義の2つの構成要素について解説するとともに,民主化へ至る経路が複数ありうることを示す。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第5回
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(内容/ Contents)
ダールのWho Governs? ハンター・ダール論争と,ダールの著作を紹介し,エリーティズムとプルラリズムの違いを理解するとともに,声価法(評判法)と争点法の解説をする。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第6回
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(内容/ Contents)
「集団の噴出」と集団理論 現代化にともなって起きる「集団の噴出」現象について解説し,トルーマン流の集団理論を紹介し,それが社会還元論的な理論であり,予定調和的な政治観をもっていることを解説する。 (第6回補論)政治過程における「制度」 「合理的選択制度論」(経済学的制度論)を中心に「新制度論」について解説し,政治過程において「制度」が果たす機能について考察する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第7回
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(内容/ Contents)
集団理論への批判の展開〈1〉 その後のアメリカ政治学が,(1)利益の組織化と(2)利益の反映をめぐる集団理論の楽観的な前提を批判していく過程を,オルソンの集合行為論や「鉄の三角形」の議論を紹介しながら解説する。さらにまた,それらを再批判した理論や,反証となった現象として,いわゆる「公共利益団体」の出現やイシュー・ネットワーク論を紹介する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第8回
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(内容/ Contents)
集団理論への批判の展開〈2〉 集団理論のもうひとつの特徴である社会還元論に対して,新制度論や国家論がいかなる批判を展開したかを簡潔に解説する。 (第8回補論)公共財・フリーライダー・集合行為 公共財の理論を紹介し,また,それを応用してオルソンが展開した集合行為論を解説し,前回の復習をする。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第9回
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(内容/ Contents)
プルラリズムとコーポラティズム プルラリズムとコーポラティズムを説明し,両者の違いが,諸利益の表出・集約・調整の方式の違いであることを理解する。また,頂上団体が統治責任を分有するコーポラティズムの三者提携体制としての側面を解説するとともに,その変容を指摘する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第10回
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(内容/ Contents)
変化のなかの日本政治〈1〉 長期単独政権下の自民党政治を分散的意思決定構造として理解する。議院内閣制における長期単独政権という,本来であれば首相の強力なリーダーシップが発揮されても不思議でない制度配置が,後援会,派閥,族議員などの党内慣行によって分散的意思決定構造となっていたメカニズムを理解する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第11回
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(内容/ Contents)
変化のなかの日本政治〈2〉 自民党政権の分散的意思決定構造が,選挙制度改革後にその特徴を徐々に変化させてゆく過程とそのメカニズムを概観する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第12回
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(内容/ Contents)
戦後政治の対立軸 西欧の戦後政治における政党間の対立軸の一般的なパターンについて論じた後,いわゆる55年体制における対立軸が,それと大きく異なっていたことを理解する。また,低成長による財政難への対応をめぐる政治についても,欧米と日本では財政圧迫の要因に違いがあったことを反映して,大きく異なっていたことを論じる。そのうえで,政治的対立軸やそれに基づく政党システムが変容しつつあることを,最近の欧米の事例に即して指摘する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第13回
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(内容/ Contents)
戦後日本の政治学の展開〈1〉 啓蒙主義的政治学とその後の展開
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第14回
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(内容/ Contents)
戦後日本の政治学の展開〈2〉 実証主義的政治学とその後の展開 (第14回補論)諸理論の位相 これまで扱った諸理論について,(1)規範的/記述的,(2)マクロ/メゾ/ミクロに分類し,諸理論の特色について理解する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
まとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習 参考文献表に基づく発展的学習
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