シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2023年度

(月曜日5講時)
面接/Face-to-face

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

10260071 

○芸術学特論(1)
Topics in Art Theory (1)
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  佐藤 守弘

<概要/Course Content Summary>

本講義では,視覚文化論(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)という研究分野を概観する。「視覚文化」には,いわゆる美術のほか,写真,映画,テレビ,広告,マンガ,ファッション等,幅広い対象が含まれる。私たちはこうした視覚的イメージを,どのようにして見,どのようにして理解しているのだろうか。私たちを取り巻くこうした視覚文化の数々を読み解くための方法を,まずは現代におけるさまざまな文化理論を紹介した上で,広告などを例として考察する。さらに現代の視覚文化の基礎となる19世紀における視覚の変容を追っていく。

<到達目標/Goals,Aims>

「視覚文化」という概念についての理解を深めることができるようになる 
視覚文化論に関わる基礎的なさまざまな理論を理解できるようになる 
広告,写真などの実例に即して視覚文化を考えることができるようになる

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション:視覚文化とはなにか  (授業時間外の学習/ Assignments) 下記の講義情報ウェブサイト(https://satow-morihiro.hatenablog.com/ 
)を使って,予習・復習を必ずしてください。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「文化」とは一体何なのか:文化概念の変容  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ストリート・カルチャーから「文化」を考える  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) メディウムとメディア:文化と媒介  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 記号と表象:意味とコンテクスト  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚的イメージのメディア的諸機能  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 広告の記号論:外示と共示  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 広告の視覚文化論:欲望を創造する装置  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) CM映像のレトリック:切り返しと主観ショット  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 視線/まなざしと監視  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 19世紀の視覚文化:視覚遊具からパノラマへ  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 万国博覧会と近代的視覚  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 写真・観光・博覧会:世界を視るプロジェクト  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 鉄道の視覚文化:パノラマ的風景の誕生  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 振り返りとまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

受講者と相談の結果,授業計画を変更する可能性もある 
状況により遠隔授業(オンデマンド映像の視聴など)となる可能性もある

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%   
期末レポート試験・論文  70%  任意の視覚的イメージを一点選び,それを丁寧に記述し,講義内容に基づいてそれを分析,解釈するタイプのレポートになる予定。取り上げた対象をしっかりと自分の目で見て,それを論理的に説明できているかどうかが評価のポイントである。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
65 24.6 58.5 7.7 0.0 9.2 0.0 2.9

<参考文献/Reference Book>

ジョン・A. ウォーカー, サラ チャップリン  『ヴィジュアル・カルチャー入門-美術史を超えるための方法論-』(晃洋書房、2001年)
 

ジョン・バージャー  『イメージ-視覚とメディア-』(筑摩書房、2013年)
 

レイモンド・ウィリアムズ  『完訳 キーワード辞典』(筑摩書房、2011年)
 

島本浣,岸文和  『絵画のメディア学-アトリエからのメッセージ-』(昭和堂、1998年)
 

<参照URL/URL>

佐藤守弘の講義情報 
 

<備考/Remarks>

あらかじめ担当講師の「○芸術学概論(1)」を履修しておくことが望ましい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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