シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2023年度

集中
対面ネット併用授業/Hybrid class

学則第9条の5対象
Article 9-5 of
the Undergraduate Regulations applies

対象外/Not Applicable

10103395 

○宗教と国際社会 (バングラデシュで学ぶ国際社会の課題)
Religion and International Society -Learning the Issues of the International Society in Bangladesh-
2単位/Unit  春集中/Spring Intensive  今出川/Imadegawa  講義および実技/Lecture and Skills practice

  小原 克博 勝又 悦子 木谷 佳楠 村上 渡

<概要/Course Content Summary>

  「宗教と国際社会」は,ALL DOSHISHA教育推進プログラムの一環として「宗教と社会福祉」「宗教と社会活動」に続いて新設される,フィールドワークを主体とした科目です。この科目は,バングラデシュにおいて社会問題や環境問題と向き合うことにより,国際的な視点で物事を見る力を養い,また,国際社会における宗教の役割を考える力を身につけることを目標としています。 
 宗教についての知識や体験なしに,21世紀の国際社会を理解することはできません。本科目では,近年,めざましい経済発展を遂げながらも,児童労働,児童買春,児童結婚,環境問題,少数民族差別など,多くの社会問題を抱えるバングラデシュにおいて,現地NGOデライト・ファウンデーションの協力を得ながら,問題を直視し,課題を解決する方策を共に模索することによって,国際的な実践力を身につけていきます。 
 主たるフィールドワーク先は,デライト・ファウンデーションが拠点を置くゴパルガンジです。そこには児童養護施設や小学校があり,子どもたちと交流しながら,バングラデシュが抱える問題を考えます。また,ゴパルガンジから,世界最大のマングローブ林があり,エコツーリズムが盛んなシュンドルボンに行き,環境保護についての学びを深めます。 
 4月から7月までは,教室での事前授業を通じて,バングラデシュのことや,国際社会と宗教の関係について学びます。8月24日〜31日,現地でのフィールドワークを行います。9月22日,この科目全体の総括として,公開の報告会を開催します。

<到達目標/Goals,Aims>

 学生が,国際社会が抱える課題を直視し,問題解決の方法を考える力を養うこと,そして,国際社会における宗教の役割を考える力を身につけることを目標とします。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1(4/10)  (内容/ Contents) オリエンテーション(渡航に関する説明を含む)  (授業時間外の学習/ Assignments) 学んだことを復習し,不明な点があれば,次回質問できるように準備してください。 
(実施回/ Week) 2(5/8)  (内容/ Contents) バングラデシュ入門(村上)  (授業時間外の学習/ Assignments) 学んだことを復習し,不明な点があれば,次回質問できるように準備してください。 
(実施回/ Week) 3(6/12)  (内容/ Contents) 国際社会と宗教──紛争・テロの背景(小原),アジアにおける環境問題(木谷)  (授業時間外の学習/ Assignments) 学んだことを復習し,不明な点があれば,次回質問できるように準備してください。 
(実施回/ Week) 4(7/10)  (内容/ Contents) まとめと渡航前オリエンテーション(危機管理オリエンテーションを含む)  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前授業で学んだことを総括し,事前レポートを準備してください。 
(実施回/ Week) 5(8/7)  (内容/ Contents) 渡航前の最終確認(オンラインで開催予定)  (授業時間外の学習/ Assignments) 渡航前の準備が整っているか,確認してください。 
(実施回/ Week) 6〜14(8/24〜31)  (内容/ Contents) フィールドワーク  (授業時間外の学習/ Assignments) 事後レポートを書くために,毎日の記録をとってください。 
(実施回/ Week) 15(9/22)  (内容/ Contents) 報告会(公開)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業およびフィールドワークで学んだことを総括し,報告できるように準備して下さい。 

事前授業およびフィールドワークでは,履修者の皆さんに積極的に議論をしていただき,問題解決のための糸口を一緒に考えていきます。特にフィールドワークでは,現地の人々(子どもから大人まで)との日常的なやり取りの中で,課題を発見していってもらいます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラス参加)  20%  クラスへの積極的な参加を評価します。 
事前レポート  10%  渡航前,各自のテーマについて具体的に記されているかを確認します。 
フィールドワーク・事後レポート  60%  フィールドワークへの積極的な参加と,フィールドワーク全体が的確にレポートに総括されているかを確認します。 
報告会  10%  学んだことが的確に総括され,わかりやすく報告されているかを評価します。 

<テキスト/Textbook>

テキストは使いません。

<参考文献/Reference Book>

大橋正明,村山真弓,日下部尚徳,安達淳哉編著  『バングラデシュを知るための66章』第3版 (明石書店、2017)ISBN:4750345717 
 

その他の参考文献は,授業の中で適宜紹介します。

<参照URL/URL>

「宗教と国際社会」について 
紹介動画や科目説明会の資料などをご覧いただけます。 
デライト・ファウンデーション 
本科目をサポートしてくれるNGOデライト・ファウンデーションの活動の様子を知ることができます。 

<備考/Remarks>

・今後の世界情勢や新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等により,休講となったり,フィールドワークの日程が多少前後する可能性があります。 
・その他,費用負担等,科目説明会の内容を十分に理解した上で登録してください。 
・事前授業への出席は必須です。欠席の場合はフィールドワークの参加を認めません。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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