シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2022年度

(金曜日3講時)
面接/Face-to-face

16600103-360 

△プロジェクト科目2-360 (子どもたちのための「キリスト降誕人形劇」プロジェクト)
Project-based Seminar 2-360 -The Project of Nativity Play for Children-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  PBL/PBL

  森田 喜基

<概要/Course Content Summary>

 「キリスト降誕物語」は「ページェント」と呼ばれ,古くからキリスト教会やキリスト教主義学校で親しまれてきました。 
 本プロジェクト科目ではそれを総合的表現活動である人形劇として企画し,2022年12月23日(金)に京田辺キャンパス言館礼拝堂にて行われる「京田辺クリスマスイブ礼拝」や同志社大学附属や同系列の幼児教育・初等教育機関等での上演に向けて取り組みを行います。 
 同時にその内容を映像化し,キリスト教幼稚園や法人内諸学校ともコンテンツとして共有します。受講生はまず「クリスマス物語」のベースとなっている新約聖書「福音書」についてまなぶことにより,同志社本学の建学の精神であるキリスト教に触れ,物語を読み込み,そこから発せられるメッセージを受けとめる感性を養います。 
更に受けとめた内容から,発信スタイルを柔軟に選択していく想像力,また既存の表現に倣うことに留まらず,新しい世界を生み出そうとする創造力を高めていきます。 
人形劇の脚本は『聖書』(新共同訳,日本聖書協会)を元に読み込んだ受講生によって完成されます。脚本が完成した段階で役割を決定します。想定されるものは①舞台・全体構成(演出),演者,ナレーター等,②照明,音響,撮影であり,演者は役決めまで行います。その上で人形制作に取り掛かりますが,ここで人形作家によるレクチャーを受けます。受講生は役割に関わらず,一人一体人形制作に取り組みます。 
また人形劇の専門家を人形劇団「京芸」より外部講師として招き,作品鑑賞及び人形制作,上演指導を受けます。 
これらの活動を通して受講生は,他者の声を傾聴し,自らの伝えたい事柄を的確に言語化し,協力して取り組む協調性を身につけるという経験をすることとなると考えております。 
また受講生は協働した内容を客観的に検証し,各々の「次」につながる課題を見出して,まだ見ぬ将来に繋げてほしいと願います。 
 担当者は日米で牧師として働き,キリスト教主義小学校また中学校,高等学校,教員養成大学での教員経験があり,それぞれの学校において「キリスト降誕劇」を企画,演出してきた経験から,皆さんの学びを支援いたします。                                                                                                                                                                                           

<到達目標/Goals,Aims>

・同志社大学のキリスト教主義教育に対する主体的な学びを深める。 
・豊かな想像力,創造力を培う。 ・互いの意思を尊重し合い,協力して取り組む協調性を身につける。 ・取り組みにおける役割を全うし,一つのものを完成させる達成感を共有する。 
・協働した内容を客観的に検証し,次の課題を見出していく経験をする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) ●秋学期  
(実施回/ Week) (1)9月30日  (内容/ Contents) オリエンテーション~総合的な表現と劇のテーマについて クリスマスについて聖書から学ぶ・グループワーク①:作業グループの編成と役割確認・活動計画立案【森田/京田辺】             (授業時間外の学習/ Assignments) シラバスを事前に読み,自分なりの興味や関心を整理しておく 
(実施回/ Week) (2)10月7日  (内容/ Contents) 人形制作についてレクチャーと制作 外部講師を招いて   受講生は一人一体人形制作に取り組む【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) レクチャーで得た知識等を再考  
人形制作 
(実施回/ Week) (3)10月14日  (内容/ Contents) 人形を完成させる【森田/京田辺】   (授業時間外の学習/ Assignments) 企画,目的,目標について再考,ミーティングを実施 
(実施回/ Week) (4)10月21日  (内容/ Contents) 演技と演出 実際に完成させた脚本を元に人形を動かす 外部講師より助言【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) 外部講師より受けた助言を元にミーティングを実施 
(実施回/ Week) (5)10月28日  (内容/ Contents) グループワーク①: 具体的な作業実施【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) 企画,目的,目標について再考,ミーティング  
(実施回/ Week) (6)11月4日  (内容/ Contents) グループワーク②: 具体的な作業実施【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) 企画,目的,目標について再考,ミーティング 
(実施回/ Week) (7)11月11日  (内容/ Contents) グループワーク③: 具体的な作業実施【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) 企画,目的,目標について再考,ミーティング  
(実施回/ Week) (8)11月18日  (内容/ Contents) カテゴリーグループワーク① :舞台練習と調整作業 外部講師より助言【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自役割等確認,プロジェクトの実践,改善点をまとめる,ミーティング 
(実施回/ Week) (9)11月25日  (内容/ Contents) カテゴリーグループワーク② :舞台練習と調整作業【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの実践,改善点をまとめる,ミーティング 
(実施回/ Week) (10)12月2日  (内容/ Contents) 全体演習①:全グループによる舞台練習 
外部講師より助言【森田/京田辺言館礼拝堂】 
(授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの実践,改善点をまとめる,ミーティング 
(実施回/ Week) (11)12月9日  (内容/ Contents) 全体演習②:全グループによる舞台練習及び個別の調整 
にて【森田/京田辺言館礼拝堂】 
(授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの実践,改善点をまとめる,ミーティング 
(実施回/ Week) (12)12月16日  (内容/ Contents) 上演準備(ゲネプロ) 【森田/京田辺言館礼拝堂】  (授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの実践,改善点をまとめる,ミーティング 
(実施回/ Week) (13)12月23日  (内容/ Contents) 上演(京田辺クリスマスイブ礼拝),動画撮影 
【森田/京田辺言館礼拝堂】 
(授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの実践,動画編集, 
(実施回/ Week) (14)1月13日  (内容/ Contents) 初等教育機関,上演【森田/木津川市同志社国際学院】  (授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの実践,児童との交流を通して学んだことをまとめる 
(実施回/ Week) (15)1月20日  (内容/ Contents) 振り返り,最終レポート(プロジェクト科目自己評価シート) 【森田/京田辺】  (授業時間外の学習/ Assignments) プロジェクトの振り返りをまとめる 

・授業計画は適宜変更する場合があります。 
・宇治市にある人形劇団京芸をお尋ねし,プロの劇団員の皆さんを前に,実演することを検討しています。 
・クリスマスの意味を感じる上で,アドベント期間(クリスマスの前の4週間)の「チャペル・アワー」への出席を推奨します。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  授業への積極的な参加,コミュニケーションなどを評価します。アドベント期間の「チャペル・アワー」への出席を含みます。 
提出物等に対する評価   20%  企画書,活動報告書,小レポート,コメントカード等適宜作成する資料,提出物について評価します。 
成果物に対する評価  20%  作品とそれへの貢献度を評価します。  
成果報告会に対する評価   10%  内容と貢献度を評価します。  

学期に5 回以上の欠席は単位を認めません。30分以上の遅刻は欠席扱いにします。30分以内の遅刻もしくは早退計3回で,欠席1回の扱いします。

<テキスト/Textbook>

  『新共同訳聖書』 (日本聖書協会)

 

<備考/Remarks>

合宿を実施した際,各自凡そ1万円の費用がかかります。 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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