シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2022年度

インターネット
遠隔/Online

16001000-501 

○建学の精神とキリスト教-501 (新島襄・同志社・キリスト教の基礎)
The Doshisha Spirit and Christianity-501 -Joseph Neesima, Doshisha, and the Basics of Christianity-
2単位/Unit  春学期/Spring  インターネット/Internet  講義/Lecture

  小原 克博

<概要/Course Content Summary>

 この授業では,同志社の創立者・新島襄の生涯や理念,同志社の歴史,建学の精神とその変遷を学ぶと共に,「同志社大学徳育の基本」(同志社大学設立の旨意)とされているキリスト教(主義)について学びます。 
 授業全体は大きく二つに区分されます。前半では「建学の精神」を中心に,後半では「キリスト教」を中心に学びを進めていきます。後半ではキリスト教についての一般的な学びに終始することなく,新島襄の理念や建学の精神を積極的に関係づけることにより,「建学の精神」と「キリスト教」を統合的に見る視点を養っていきます。 
 毎回,リーディング・アサインメントとして,同志社大学 良心学研究センター編『新島襄365』を30ページ程度読んでいただきます。これは,動画を視聴するだけの受け身的な学びにならないために必要な作業となります。『新島襄365』には新島の言葉や新島の評伝,同志社のエピソードが多数紹介されています。奥まった床の間に飾るように,新島の言葉を掲げるのではなく,私たちの日常の中で,言葉の一つひとつと新たに出会い,味わうことができれば,それが私たちの新しい精神を形づくり,日常を違った角度から見ることができるかもしれません。新島が生きた時代と私たちが生きている時代の間には,確かに大きな違いがあります。しかし,それゆえに新島の残した言葉の一つひとつが,私たちの時代に鮮烈な問いを投げかけ,未完の課題へと意識を向けさせてくれます。 
 同志社の歴史は,日本の私学の歴史であり,また,日本の近現代史における葛藤が刻み込まれています。過去に対する私たちの立ち位置を確認し,現在の課題を見定め,現在の単なる延長ではない未来を形づくっていくためにも,歴史認識は大切です。新たな見方を得るための素材を,この授業ではたくさん提供していく予定です。

<到達目標/Goals,Aims>

 新島襄の生涯や理念,同志社の歴史,建学の精神およびキリスト教について総合的に学んでいくことによって,新たな歴史観や人間観を得ることを目的としています。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1(4/14)  (内容/ Contents) 導入  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents) 【建学の精神に関する学び】  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 2(4/21)  (内容/ Contents) 新島襄の生涯(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 3(4/28)  (内容/ Contents) 新島襄の生涯(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 4(5/12)  (内容/ Contents) 私学・同志社  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 5(5/19)  (内容/ Contents) 初期同志社を支えた人々──熊本バンド,アメリカンボード  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 6(5/26)  (内容/ Contents) 新島襄の教育観・人間観(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 7(6/2)  (内容/ Contents) 新島襄の教育観・人間観(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 8(6/9)  (内容/ Contents) 同志社150年史ハイライト──建学の精神の変遷  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week)   (内容/ Contents) 【キリスト教に関する学び】  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 9(6/16)  (内容/ Contents) イエスとその運動  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 10(6/23)  (内容/ Contents) キリスト教の歴史的展開  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 11(6/30)  (内容/ Contents) 米国におけるキリスト教  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 12(7/7)  (内容/ Contents) キリスト教と人権・尊厳  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 13(7/14)  (内容/ Contents) キリスト教と良心  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 14(7/21)  (内容/ Contents) キリスト教主義の未来  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 
(実施回/ Week) 15(7/28)  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 指示された課題に対するレポートを期日までにe-classに提出してください。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

毎回の小レポート提出(15回)  100%  オンデマンド動画,リーディング・アサインメントを踏まえた課題を毎回出しますので,それに対応したレポートを書き,提出してください。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
329 64.4 13.7 8.5 2.7 10.6 0.0 3.2

<テキスト/Textbook>

同志社大学 良心学研究センター  『新島襄365』 (2019) e-classにおいて入手方法を説明します。 

 

<参照URL/URL>

同志社大学 良心学研究センター 
 
小原克博 On-Line 
 

<授業形態備考/Class type>

この授業は曜日校地の指定のない,オンデマンド型のインターネット授業です。毎回,オンデマンド動画を視聴し,リーディング・アサインメント(『新島襄365』)を終えた上で,800字程度のレポートを締め切り日時(毎週,木曜日12:00)までにe-class上に提出していただきます。期末試験(レポート)はありません。授業の進め方の詳細については,初回の授業で説明します。授業に必要なやり取りは,すべてe-class上で行います。なお,上記「授業計画」において各回に付されている日付は,レポート提出の締め切り日を示しています。
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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