<概要/Course Content Summary>
「初級ミクロ経済学Ⅰ」では,現実経済との対応に十分配慮しつつ,ミクロ経済学の消費者理論を中心に,基本的な考え方について理解するとともに,中級クラスのミクロ経済学への橋渡しとなるよう,練習問題による反復を通じて徹底的な基礎固めを行うことを目的とする。したがって,取り扱う内容は基礎領域にとどめ,できる限り具体的な例示を通じて,詳細に解説をおこなう。 この科目に続く「初級ミクロ経済学II」は「初級ミクロ経済学I」を踏まえた発展編ではない。I,IIは別々の内容を扱っておりI,II合わせてミクロ経済学が完結するのでIだけの知識では2回生秋以降の基幹科目を理解するのに不十分であるからぜひ初級ミクロ経済学IIも履修していただきたい。
<到達目標/Goals,Aims>
ミクロ経済学の消費者理論に関する, 基本的な考え方が理解できるようになる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
ミクロ経済学の目的・対象・キーワード
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
需要と供給
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
消費者の行動(選好と効用)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
消費者の行動(効用最大化)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
完全競争市場(パレート効率性)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
完全競争市場(社会厚生)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
不確実性と危険回避
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
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上記の内容について15週かけて講義する予定であるが,講義順序に変更が生じる場合がある。毎回の授業に対する十分な予習および復習が必要である。講義内容について学習状況を確認するため,試験を実施する。方法・日程等については授業中に指示する。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
期末筆記試験
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100%
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図と基本的な計算を使った説明,および正確な言葉の理解。
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期末試験は記述式の予定である。追試験の受験資格は事務室のルールに従う。 授業時に(またはDUETで)課題を出すことがあるかもしれない(ないかもしれない)が,評価できる場合のみ加点・減点する。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
317 |
18.3 |
25.6 |
17.4 |
18.0 |
20.8 |
0.0 |
2.0 |
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<テキスト/Textbook>
拙著「ミクロ経済学の基礎(上)」(同志社生協書籍部で販売)を使用する。テキストの内容を補足・修正するプリントを配布することや,板書で追加説明をすることもあるかもしれない。
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印刷したテキストを購入していただきたいが,テキストのpdfファイルを同志社大学オープンコースウェアで公開する。初級ミクロ経済学Iの内容のみのpdfファイルと初級ミクロ経済学IIの内容を含む統合版のpdfファイルの両方を載せる。後者には演習問題の略解と付録を含む。 オープンコースウェアは https://opencourse.doshisha.ac.jp/publication/economics/index.html
<参考文献/Reference Book>
テキストに記載している。
<備考/Remarks>
授業形態:対面 印刷テキストを用い板書を加えて説明する。上に書いたようにテキストの内容を補足・修正するプリントを配布することや,板書で追加説明をすることもあるかもしれない。それらも試験範囲に含む。 DUET にメッセージを書くので注意していただきたい。 e-class経由の質問には応じるがそれ以外にe-classは使わない。
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