シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2021年度

(火曜日6講時)

11433509-001 

○サイエンス・ナウ4-1 (科学史、原子力、感染)
Science Now 4-1 -Science History, Atomic Energy, Infection-
2単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture 対面授業/Face-to-face learning

  後藤 琢也 蜂谷 寛

<概要/Course Content Summary>

現在の原子力利用につながる科学史中心に講義する。「原子力発電に直接関連する科学史および現代における問題についての議論」を後藤が,また,「原子力につながる物質の歴史および計測の歴史」を蜂谷が担当し,柴田は,「地球におけるエネルギーの起源である太陽の多面性」,原子力を通して,科学史的な遡りも含め,歴史的な背景をまえながら,エネルギーが社会のなかでの多様な側面を持っていることを紹介していく。 

<到達目標/Goals,Aims>

科学技術のあり方が,社会的文脈によって強く規定されていることを理解できるようになること。事例を通じて具体的に理解することで,他の事例にも応用して考えられるようになることが望ましい。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「放射線の発見」19世紀後半の放射線の発見およびそこに至る歴史について学ぶ。(担当 後藤)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「核分裂の発見」20世紀前半の物理学の発展と,核分裂の仕組みについて学ぶ。(担当 後藤)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「原子力爆弾」 
 核分裂発見後の原爆開発と,そこでの科学者の葛藤について学ぶ(担当 後藤) 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「原子力発電」 
世界で稼働している原子力発電の開発の歴史と仕組みについて学ぶ。(担当 後藤) 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「高レベル放射性廃棄物」 
 原発の最終廃棄物の処分計画および燃料サイクルについて学ぶ。(担当 後藤) 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「福島事故」 
 福島事故について事故と今後の展望について学ぶ(担当 後藤) 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「これからの原子力開発」 
 将来に向けた原子力開発の取り組みについて学ぶ。(担当 後藤) 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「恒星のエネルギー源」 
太陽(恒星)は水素がヘリウムに変わる核融合の際に解放されるエネルギーによって光っている。そのしくみと応用について学ぶ。(担当 後藤,GS 柴田) 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「太陽の脅威」 
太陽は地球生命の母と言えるが,太陽面爆発(フレア)が起きると大量の放射線を放出する危険な天体である。そのような太陽の負の側面について学ぶ。(担当 後藤,GS 柴田) 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 「「光とは何か」の歴史」電気現象の物理がどのように電磁波としての光をとらえるようになったかを学ぶ(担当 蜂谷)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 「「分子と熱とは何か」の歴史」原子論と熱の理論とのせめぎ合いの歴史を学ぶ(担当 蜂谷)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 「「原子モデルと量子力学」の歴史」原子がどんな構造かを記述する理論がどのようにできたかを学ぶ。(担当 蜂谷)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 「「原子核の構造と実験装置」の歴史」より基本的な粒子を求めて粒子加速器の開発が進められた歴史を学ぶ。(担当 蜂谷)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 「「固体の中の電子の物理」の歴史」原子構造の研究からはじまり社会に広く応用される固体物理へと至った流れを学ぶ。(担当 蜂谷)  (授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括(担当 後藤)  (授業時間外の学習/ Assignments) 毎回のレポートと授業内容を読み直し,知識を確認する(復習4時間) 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  欠席が4回以上になった者には単位を認定しない。また最終回の授業評価レポートを提出しない者には単位を認定しない(最終回をどうしても欠席するものは,事前に相談すること)。 
小レポート  50%  毎回講義の終盤に時間をとって,A5一枚程度のレポートを作成する。レポートを3~0点で評価し,その合計点で成績評価を行う。期末レポートは実施しない。 

レポートは自由記述とする。 
短いレポートなので,形式(序論⇒議論⇒結論,等)は問わない。 
「授業の内容全体を踏まえているか」,「自分の頭で捉えなおせているか」,「左の2点を言葉で表現できているか」を問うものとする。

<備考/Remarks>

担当教員へは,生命医科学部事務室もしくは教務センターを通じて連絡を取ること。 
対面授業を行う。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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