<概要/Course Content Summary>
みなさんの中で,実際に手形や小切手を使ったことがあるという人は少ないでしょう。日本では,手形と小切手は,主に企業の間の取引の決済(代金の支払)の手段として用いられてきました。現在では,銀行振替等,他の決済手段も発達しているため,手形と小切手の使用量も減少していますが,その重要性が失われたわけではありません。また,手形と小切手等,有価証券についての法理論は独特なものであり,民法のルール(特に民法総則と債権法)との相違を学ぶことは,民法の理解を深めることにも役立つでしょう。 この講義では,手形法・小切手法のルール(特に,約束手形のルール)について説明します。また,近年では,大企業を中心に,紙を使わずに電子記録債権を使う動きも出てきていますので,これに関するルールにも触れます。
<到達目標/Goals,Aims>
学生が,手形法・小切手法の基本的なルールの内容と目的と相互関係を理解すること。
<授業計画/Schedule>
|
(内容/ Contents)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
A.手形法・小切手法の基礎
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
予習または復習
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
1.手形・小切手の基礎
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
(いずれが良いかは
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
2.手形・小切手と銀行取引
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
人によって異なる)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
B.約束手形
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
3.振出
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
4.裏書
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
5.支払と遡求
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
6.善意取得と手形抗弁
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
7.特殊の裏書
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
8.手形行為の成立
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
9.手形行為の有効要件
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
10.他人による手形行為,偽造・変造
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
11.白地手形
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
12.手形の時効等
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
C.その他の手形等
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
13.小切手と為替手形
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
14.電子記録債権
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
以上のトピックについて,1~2回程度をかけて進みます。第15回は授業内評価にあてます。受講者の理解度などを考慮しながら,講義の範囲や順序を変更することがありえます。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
期末筆記試験
|
100%
|
講義内容全体に関する評価を,筆記試験形式で実施します。
|
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
|
A |
B |
C |
D |
F |
他 |
122 |
27.0 |
21.3 |
9.8 |
20.5 |
21.3 |
0.0 |
2.1 |
* |
<テキスト/Textbook>
早川徹 『手形・小切手法〔第2版〕』 (新世社、2018年)
ISBN:978-4883842889
|
|
講義では,項目・概要・資料を掲載したプリントを毎回配付します。講義の時間は限られているため,細かい制度の内容や正確な定義等については,テキストの該当ページを示し,受講者に各自で学んでいただくことも多くなると思います。プリントは下記ホームページからもダウンロードできるようにするので,欠席した者はその分を各自で入手しておくこと。また,講義には,必ず,最新版の六法を持参してください。
|
|
<参考文献/Reference Book>
<参照URL/URL>
テキストと講義との対応関係,その他の参考文献,学習に有用なウェブ・サイトのURLなど,より詳細な情報は,下記ホームページに掲載します。
|
|
伊藤研究室(授業・ゼミ用ホームページ)
|
|
大学HPにもリンクあり(リンク集→学部・研究科のホームページの紹介)
|
|
<備考/Remarks>
【授業の実施方法】この授業は,ネット配信授業(資料提示・オンデマンド型)として実施します。受講者は,授業の音声とレジュメ等の資料をダウンロードし,レジュメ等を参照しながら授業の音声を聴くことで,通常の授業と同等の内容の授業を受けることができます。音声とレジュメ等の資料,または,それらの資料をダウンロードするためのURLを,e-classで配布します。担当教員への質問等は,e-classを通じて行うことができます。
|