シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2021年度

(木曜日1講時)

10307411 

○法社会学
Law and Social Science
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義/Lecture ネット配信授業/Online(e-learning)

  木下 麻奈子

<概要/Course Content Summary>

 この講義においては,紛争処理に係るさまざまなシステムの仕組みと役割について,社会科学的な観点から理解することを目標とします。学習する内容は,(1)民事司法過程の機能と構造,(2)裁判外の紛争処理制度の機能と構造,(3)司法過程と法律専門家,(4)行政過程の役割,(5)刑事司法過程等についてです。  
 講義では,必要に応じてグループ・ワークやディスカッションなどを行い,受講生に能動的に参加してもらう予定です。  
 
 

<到達目標/Goals,Aims>

 授業の最終的な到達目標は,受講者が(1)日本の司法制度について理解することと,(2)さまざまな紛争処理制度の機能を把握すること,の2点です。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) イントロダクション:法社会学の位置づけ  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 【第Ⅱ部 裁判外の紛争処理制度】 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 裁判制度の機能と構造(1):紛争の展開   (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 裁判制度の機能と構造(2):民事訴訟の現状  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 裁判制度の機能と構造(3):民事訴訟の展開  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 裁判制度の機能と構造(4):民事訴訟の特性   (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 裁判制度の機能と構造(5):司法制度と裁判官   (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 【第Ⅱ部 裁判外の紛争処理制度】 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 裁判外紛争処理制度の機能と構造(1):歴史  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 裁判外紛争処理制度の機能と構造(2):ADRの特徴  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 裁判外紛争処理制度の機能と構造(3):社会的機能  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 裁判外紛争処理制度の機能と構造(4):事例分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 裁判外紛争処理制度の機能と構造(5):紛争についての理論  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 【第Ⅲ部 行政過程】  
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 裁判の機能の展開(1):裁判の権利形成機能    (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 裁判の機能の展開(2):行政過程と司法制度   (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 【第Ⅳ部 刑事司法過程】  
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 刑事司法過程 :犯罪の発生と処遇,Lay Judge System   (授業時間外の学習/ Assignments) 学習したことについて考察する. 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 講義のまとめ 
 
(授業時間外の学習/ Assignments)  

(1)ミニ・レポートの内容を理解できれば,授業内容を理解したことになります。 
(2)平均すると毎週30分から1時間程度の予習・復習が必要です。 
(3)授業計画は進行状況によって変更される可能性があります。 
(4)備考欄に記しましたように原則的に双方向オンライン型で授業を行う予定ですが,COVID-19の感染状況等の変化により,授業計画等が変更されたり,授業の実施方法が変更される可能性があります。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点とミニ・レポート  20%  受講生が毎回の講義でそれぞれの単元をどれほど理解しているかをミニ・レポートやオンライン講義での意見提示によって評価します。 
期末レポート  80%  受講生が,(1)日本の司法制度についてどれほど理解できているか,(2)多様な紛争解決制度の機能をどれほど把握しているか,の2点を基準に評価します。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
34 17.6 41.2 17.6 0.0 23.5 0.0 2.3

<テキスト/Textbook>

テキストについては特定の書籍を指示しません。必要に応じて,文献を紹介します。

<参考文献/Reference Book>

和田 仁孝・太田 勝造・阿部 昌樹編  『交渉と紛争処理』(日本評論社、2002)
 

村山 眞維・濱野 亮  『法社会学 第3版』(有斐閣、2019)
 

<備考/Remarks>

双方向オンライン型で授業を行います。したがいまして,開講時間に授業にオンラインで出席する必要があります。なお,講義資料はe-classで配信します。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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