シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


99005659-051 

△日本語2(文法Ⅸ)-51
Japanese 2 (Grammar Ⅸ)-51
1単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  眞仁田 栄治/MANITA Eiji

<概要/Course Content Summary>

上級レベルの文法は,語彙と密接に関係する。 
例えば「関係する」という動詞を意味的に考えると始まりと終わりを持たない動詞である。そのため,一般的な,始まりと終わりを持つ「読む」「食べる」といった動詞と違ったふるまいをする。「読む」「食べる」という語形では現在のことは表せないのに対して「関係する」は現在の状態を表すことができるということにも,両者の違いが表れている。 
この授業では,さまざまなテクストを読みながら,その中の一語一語の語彙のふるまいに注目し,時間の表現,自動詞・他動詞,テ形や条件表現などについての理解を深めることを目的とする。 
 
また,後半では丁寧さをトピックにして,どんな表現が丁寧な表現かを具体的な場面から考える活動を取り入れる。 
 
なお,春学期と秋学期で扱うテーマが重なることもあるが,内容は変える。

<到達目標/Goals,Aims>

・「条件」「モダリティ」「自動詞・他動詞」「テンス」等の日本語文法の理解を確実なものにする。 
・文脈全体を正しく理解し,あるいは先を予測して,適切な語句を選択し,自然な文が作れるようになる。 
・丁寧な表現となる文法表現を学び,適切な場面で語句を運用できるようになる。 
・新聞等の書き言葉で使われる語彙を増やす。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 上級者の文法表現とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モダリティ(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モダリティ(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モダリティ(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 類義表現(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 類義表現(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 類義表現(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習テストで判明した理解が曖昧な部分について,練習問題を見直しておく 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) その他の表現(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) その他の表現(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 丁寧な書き言葉(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 丁寧な書き言葉(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 丁寧な書き言葉(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 練習問題 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 9回~14回の復習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習テストで判明した理解が曖昧な部分について,練習問題を見直しておく 

受講者のレベル,ニーズに合わせて,授業計画を変更する可能性がある。 
今学期に限り,オンラインと対面と,二つのやり方で授業を行う予定である。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  30%  授業参加度等  
レポート  30%   
提出物  40%  適宜,練習問題,文作などの課題を課す。 

<テキスト/Textbook>

  適宜,プリントを配布。 

 

<参考文献/Reference Book>

真仁田栄治,ジェフリー・ブラグドン  『英語で学ぶ実用日本語文法-JAPANESE GRAMMAR IN USE-』初版 (マリア書房、2011)ISBN:4895112217 
 

三枝 令子 , 中西 久実子   『話し手の気持ちを表す表現-モダリティ・終助詞-』初版 (スリーエーネットワーク、2003)ISBN:978-4883192816 
 

庵 功雄, 三枝 令子   『まとまりを作る表現-のだ・わけだ・からだ-』初版 (スリーエーネットワーク、2013)ISBN:978-4883196487 
 

適宜必要な折に紹介する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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