シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


19005357-052 

△日本語2(文章表現Ⅶ)-52
Japanese Language 2 (Written Expression VII)-52
1単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  大山 理惠

<概要/Course Content Summary>

大学学部レベル程度のレポート・論文が書けるようになることを目標に,アカデミックな内容のレポート・論文作成に必要な知識と表現を学び,表現力・運用力をつけ,論理的に文章を組み立てる能力を養成する。 
授業ではレポート作成の基礎を学びながら,課題作文の作成やテーマについての議論なども行う。その成果の確認として,学期末に2000字程度のレポートを作成する。 

<到達目標/Goals,Aims>

大学学部レベル以上の学生に求められる日本語の文章能力を身につけることを目標とする。作文の基本,全体の構成,表現,グラフの使い方等について練習し,最終的に各自でテーマを決め,2000字以上の論文が書けるようにする.自分の考えを,目的に合った適切な表現を用い,効果的な文章が書けるようになることを目指す. 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション,良い文章とは,作文の基礎知識, 
マインドマップを利用した自己紹介文作成 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(自己紹介文) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (1)作文の基本1 
論文に使われる文体。正しい構造の文,文のつながり,読みやすい文 受講目的を明らかにする 振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(課題作文) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (2)課題の提示 (文体と論文で使用する表現) 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(課題作文) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (3)目的の提示 テーマ設定 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(テーマの決定) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (4)定義と分類 論文の基本構造 
マインドマップでアウトラインを作成し文構築する。 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(アウトライン作成) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (5)図表の提示・変化の形容  
グラフ・表の作成と表現 
振り返り 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(ワークシート記入) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (6)対比と比較 
振り返り 
  
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(序論提出) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (7)原因の考察 (本論作成) 
振り返り 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) (8)引用と出典の示し方,参考文献の書き方,要約文作成 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(本論提出) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) (9)同意と反論 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) (10)帰結・結論の提示の仕方(結論作成) 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) (11)推敲について 
序論,本論,結論 文構成の確認 
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(結論提出) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) (12)表紙・目次・要旨の作成  
振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) (13)期末論文の作成,内容発表会,振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括 全体の振り返りと感想  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートの完成 
 

受講者の人数,日本語の文章能力等によって,変更することもあり得る。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  30%  出席,授業への参加度。 
提出物  30%  宿題として出される課題(作文等)。 
期末論文  40%  2000字程度。構成・内容等を総合的に評価。授業で学んだことが活かされているかを重視する。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
10 80.0 0.0 10.0 10.0 0.0 0.0 3.5

<テキスト/Textbook>

アカデミック・ジャパニーズ研究会  『大学・大学院留学生の日本語④論文作成編』 (スリーエーネットワーク、2015) ISBN:978-4-7574-2634-4 

 

このテキストは,購入し初回の授業の時に持参してください。また,毎回適宜,プリントも配布します。 

<参考文献/Reference Book>

二通信子他4名  『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』(東京大学出版会、2010)
 

石黒圭・筒井千絵  『留学生のためのここが大切 文章表現のルール』(2009)ISBN:978-4-88319-1502-2 
 

大島弥生他5名  『ピアで学ぶ大学生の日本語表現-プロセス重視のレポート作成-』(ひつじ書房、2005)
 

銅直信子・坂東実子  『大学生のための文章表現&口頭発表練習帳』(2013)
 

参考文献は,授業時に適宜詳しく指示します。

<備考/Remarks>

初回時に,4色の色の筆記具を持参すること。(文章構成にマインドマップを作製するため) 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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