シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


19005257-051 

△日本語2(語彙Ⅶ)-51
Japanese Language 2 (Vocabulary VII)-51
1単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  藤井 涼子

<概要/Course Content Summary>

日常会話で使用される語彙と大学での学習に必要な上級レベルの語彙,表現とでは,異なる部分が多くある。この授業では,社会的な話題について用いられる表現(抽象的な意味の漢語,連語,慣用句,比喩表現など)を学び,レポート,研究発表などで運用できる力を身につける。 
 
授業の進め方 
若者の生き方〔働く〕,伝統産業〔経済〕,地球温暖化〔環境〕,3つのトピックを取り上げ,3~4回の授業で1つのトピックに関する語彙・表現を学び,例文,文章の作成,発表を行う。 
 
1)導入 
   各課のトピックについて話し合う 
2)基本学習 
   身近な新聞記事,テレビニュースなどから表現を学習する。例文を作成する。 
3)発展学習 
   トピックに応じて,文章作成,発表,新聞記事の読解と要約,その他の活動から選択して行う。 
4)復習,他 
  ・授業で学習した表現を使って例文を作成し,クラスで検討する。 
  ・音象徴語,複合動詞,カタカナ語など,特徴的な日本語の表現についてクイズ形式で学ぶ。  
  ・時事的な話題についてディクテーションを行う。  
   
  

<到達目標/Goals,Aims>

社会的な話題(若者の生き方,伝統産業,地球温暖化)に関する語彙,表現を学び,以下の項目ができるようになる。 
1上記の話題について,学習した表現を使って短い文章が書ける。 まとまった内容を話すことができる。 
2新聞記事を読み,自分の考察,意見を述べることができる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業の進め方についてオリエンテーション 
1 若者の生き方 導入 
      ・情報の利用と出典の示し方について 
      ・コーパスの利用 
      ・仕事に関する表現を学ぶ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教材の予習 
課題1 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 1 若者の生き方 基本学習 
      ・課題1FB       
      ・人物の紹介記事を読み,表現を学ぶ 
      ・自分自身の将来の希望について話す 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題2 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 1 若者の生き方 基本学習 
      ・課題2発表とFB 
      ・アンケート調査の結果を説明する表現を学ぶ 
      ・留学生の就職に関する資料を見て考える  
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題3 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 1 若者の生き方 発展学習とまとめ 
      ・課題3FB       
      ・新聞記事を読み,仕事,労働に関する社会 
       問題について考える  
    
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題4 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 1 若者の生き方 課題4FB      
2 伝統産業  導入と基本学習  
     ・定義する表現 
     ・変化とその理由を説明する表現を学ぶ 
※ これまでに学んだ表現の復習      
(授業時間外の学習/ Assignments) 表現テスト1回の準備 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 表現テスト第1回 
2 伝統産業 基本学習 
     ・グラフを説明する表現を学ぶ   
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題5 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ※ 表現テストFB 
2 伝統産業 基本学習 
     ・課題5FB 
     ・経済状況を説明する表現を学ぶ, 
     ・技術,消費に関する表現を学ぶ  
     
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題6 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 2 伝統産業 発展学習 
     ・課題6 発表 
     ・新聞記事を読み,現代人の消費スタイル,他 
      について考える   
(授業時間外の学習/ Assignments) 教材の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 2 伝統産業 まとめ 
3 地球温暖化 導入と基本学習 
     ・環境問題の現状を説明する表現を学ぶ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題7 
 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 3 地球温暖化 基本学習 
     ・課題7 発表とFB 
     ・世論,人々の考え方を示す表現を学ぶ 
     ・政府の対応,政策に関する表現を学ぶ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教材の復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 3 環境問題 発展学習,まとめ 
     ・環境問題に関する社説を比較して読む 
※ これまでに学んだ表現の復習        
(授業時間外の学習/ Assignments) 表現テスト2回の準備 
 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 表現テスト 第2回 
3 環境問題 発展学習とまとめ 
     ・環境問題について書かれたレポートを読み 
      検討する            
     
(授業時間外の学習/ Assignments) 課題8 
 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) ※表現テストFB 
個人発表(今,社会で起きていることについて) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
課題9 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 個人発表(今,社会て起きていることについて)  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
課題10 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 個人発表(今,社会で起きていることについて) 
総括 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
課題11 

・学習項目,時間の配分,発展学習の内容,課題については,受講者の人数,関心,その他の状況に応じて変更する可能性がある。 
・授業の形式については,教室での対面授業を実施する予定であるが,受講者の状況に応じて,オンライン授業(リアルタイム)と組み合わせる可能性がある。詳細は授業開始後,相談する。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(学習活動への取り組み方)  20%  予習,復習の有無,クラスでの活動,課題に対する取り組み方 
クラスで発表など  20%  学習したトピックに関する表現力,考察力,自身の考察を簡潔にまとめて述べる力 
提出物  30%  学習したトピックに関する表現力,考察力 
小テスト  30%  学習した表現の総合的な運用力,考察力 

平常点:各課でとりあげるトピックについて深く考え,主体的に授業に参加すること,予習復習の有無,課題への取り組み方を評価する。 
提出物:各課で指示する課題について,自身で考察し,より良い表現を工夫してまとめる力を評価する。 
発表:社会的な事柄に関心をもち,事実を報告し,自身の考察を簡潔にまとめて述べる力を評価する。 
小テスト:学習した語彙・表現の理解度,総合的な運用力を評価する。 
小テストは教室での授業で実施するが,何らかの事情で対面授業が困難になった場合はオンライン授業に切り替え,期末レポートでの評価に振り替える。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
12 66.7 25.0 8.3 0.0 0.0 0.0 3.6

<テキスト/Textbook>

  使用する教材は授業時に配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

神田靖子,佐藤由紀子,山田あき子  『日本語を磨こう-名詞・動詞から学ぶ練習帳-』(古今書院、2002)その他の参考文献については,授業開始後指示する。 
 

<備考/Remarks>

・時間配分,発展学習の内容,提出課題については,クラスの状況に応じて変更する可能性がある。 
・提出課題については,授業時,およびe-classを通して連絡する。 
・教室での対面授業を予定しているが,オンライン授業(リアルタイム)と組み合わせる可能性がある。 
 授業時,e-classでの連絡に注意すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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