シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


19005159-051 

△日本語2(読解BⅨ)-51
Japanese Language 2 (Reading Comprehension BIX)-51
1単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  三上 聡太

<概要/Course Content Summary>

本講義は,日本文学を味わうことを通して,豊かな日本語の世界,また日本文化を知ることを目的とする。 
受講者は既に様々な日本語に触れてきた超上級レベルであるため,一つの語が持つ意味,その言葉が与える印象,また背景にある日本の文化などを解説し,作家の表現にこだわりながら作品を読み進める。単なる理解に終わるのではなく,その先にある作家の創出した世界への肉薄を目指す。 
講義では,テキストを配布する。テキストを読む際,特に説明すべき必要があると考えた言葉の意味を示した「言葉のプリント」,必要に応じて作品理解に役立てる「参考プリント」,内容の理解度を確認する「確認プリント」を配布する。この「確認プリント」は,受講者の意見を聞くことも目的としている。必ず翌週の講義で提出すること。担当者が内容をチェックした上で翌週に返却し,解説,また受講者の意見を反映したディスカッションを行う。

<到達目標/Goals,Aims>

・学生が日本語で日本文学を読み,その文学を生み出した社会的背景をふまえながら,時代や社会とともに文学を読む。 
・日本語で理解し,考え,意見を交換することにより,より豊かな日本語の世界を自らの力で構築できるようになる。 
・多様な背景を持つ受講者どうしで意見を交換することによって,自らを知り,他を知ることができるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス。  (授業時間外の学習/ Assignments) 自己紹介カードを書く。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の近代,および日本の近代文学についての概説,  (授業時間外の学習/ Assignments) A4一枚の「確認プリント」。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本近代,また文学の代表的作家の名作を読む。作品は未定であるが,昨年度の講義までで扱った作家は,森鷗外,夏目漱石,芥川龍之介,宮沢賢治,魯迅,川端康成,太宰治,江戸川乱歩,三島由紀夫,木下順二,山本周五郎,井上ひさし,山田詠美などである。  (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents)      〃  (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents)      〃   (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents)       〃  (授業時間外の学習/ Assignments)  課題により,作品についての意見をまとめる。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 作品についてまとめ,クラスメートと意見を交換する。  (授業時間外の学習/ Assignments) A4一枚の「確認プリント」。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の代表的な古典を精読。古人から現代まで通底しているテーマについて学ぶ。  (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 作品についてまとめ,クラスメートと意見を交換する。  (授業時間外の学習/ Assignments) クラスメートの感想を聞いての意見などをまとめる。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 以上の進行状況により,掌編小説,または短編小説を選んで読んでいきたい。  (授業時間外の学習/ Assignments) A4一枚の「確認プリント」。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents)       〃  (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents)      〃  (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 作品についてまとめ,クラスメートと意見を交換する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題により,作品についての意見をまとめる。     
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 詩を読む。詩は簡潔な言葉を使い,奥深く,また広い世界を表現している。一つの言葉から,様々な読み,作者のメッセージを受け取ることができるよう考えたい。  (授業時間外の学習/ Assignments)     〃 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 感想などをまとめる。 

講義で扱う文学作品については,受講者の意見を反映したい。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラス参加,グループ作業の成果等)  5%  講義をきちんと聞き,学習活動に取り組んでいるか。また他学生の意見を聞けているか。 
クラスで発表など  10%  音読や意見や宿題の発表を明瞭にできているか。 
クラスへの貢献度  10%  議論に積極的に参加できているか。他の受講者の意見をきちんと聞けているか。 
提出物(毎回の課題に丁寧に取り組み,また期限に提出できているか)  30%  毎回,丁寧に取り組み,期限を守って提出できているか。作品を理解し,自分なりの意見を書けているか。 
期末試験  30%  講義内で学んだことを理解できているか。また講義をふまえ,自分の見解をまとめて正しく表現できているか。 
その他(授業参加)  15%  授業に積極的に参加しているか。 

毎回,丁寧に課題に取り組んでいるか。 
積極的に講義に臨んでいるか。 
試験ではこれまでの内容を理解し,受講者などの意見をまとめているかも見る。

<テキスト/Textbook>

担当者が作成し,配布する。

<参考文献/Reference Book>

講義内で説明。

 

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