シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


99003148-051 

△日本とアジア 2-51
Japan and Asia 2-51
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  李 長波/LI CHANGBO

<概要/Course Content Summary>

 《日本とアジア》シラバス 
本講義は,日本人学生と留学生との交流を深めながら,日本と中国,その他のアジアの国々の関係を歴史的,現代的視点から複合的に概観しつつ,二十一世紀のグローバル社会の中で,二つの国が互いにどう向きあうかを考える手がかりとして,または実際の生活の中に経験するカルチャーショック,日本語,中国語,その他の外国語の表現による誤解,社会,文化の違いによる誤解,国際政治の論理ならぬ草の根の力による国際関係のありかたとして,何がありうるのか,日中の間に生きる一人として何ができるのか,何をなすべきかを,履修者とともに,考えていきたい。秋学期授業主な形式は,①グループディスカッション,②研究課題のためのグループ作業,③読書のためのグループ活動,④プロモーション動画作成を想定している。 
 秋学期の本講義の主なトピックは,近代における日中間の相互認識とカルチャーショックの問題である。

<到達目標/Goals,Aims>

 履修者は,この講義を通じて,他者への理解力,想像力を身につけ,さまざまなトピックについて,日本人学生と留学生とが対等に「対話」をし,お互いの考えを率直に述べあうことによって,お互いの違い(異文化の「異」)そのものを認識する上で,理解し合うことができ,異文化に対する偏見や誤解を低減しつつ,寛容な心が養う。またそれぞれの国に対して持っているステレオタイプの認識から抜けだし,グローバル人材としてのコミュニケーション力を身につけることが出来る。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講義概要:主要な参考文献の紹介と講義の進め方  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布プリントの復習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日中間の相互認識(1)「日本人と言えば,・・・」 「中国人と言えば,・・・」   (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ステレオタイプとはなにか。  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ステレオタイプの相互認識はなぜ生まれるのか?  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ステレオタイプの相互認識から抜け出すためには。  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日中間の相互認識(1)の総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日中間の相互認識(2)過去の事例から(1)明治時代(日清戦争まで)  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日中間の相互認識(2)過去の事例から(2)明治(日清戦争後)・大正・昭和前期  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) われわれは過去に何を学ぶのか?  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 日中間の相互認識(2)「過去の事例から」の総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) ヨーロッパと向き合う日本と中国(1)近代とは何か?(1)文学の場合  (授業時間外の学習/ Assignments) オスカー・ワイルド「芸術家としての批評家」ポール・ヴァレィー『精神の危機』 
吉田健一『英国文学に就いて』 
を読んで,考えをまとめる。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ヨーロッパと向き合う日本と中国(2)近代とは何か?(2)言語と思考そして表現の場合  (授業時間外の学習/ Assignments) C.S.Peirce『連続性の哲学』 
を読んで,考えをまとめる。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) ヨーロッパと向き合う日本と中国(3)近代とは何か?(3)人間の場合  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 前近代的な人間と近代人  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 講義全体の総括・まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題作成 

受講者と相談の結果,授業計画を変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加等)  60%  出席重視。 
レポート  40%  内容重視。 

 講義形式であるが,積極的に自分の意見を述べることと,人の意見に耳を傾けることが評価の主なポイントとなる。 
 原則として,6回以上欠席した場合は,不合格とする。

<テキスト/Textbook>

  プリント配布 

 

<参考文献/Reference Book>

  特になし。 

 

講義中に随時指定する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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