シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16016607-005 

△生命の科学2-5 (菌類生態学)
Life Science 2-5 -Fungal Ecology-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  松岡 俊将

<概要/Course Content Summary>

菌類は,かびやきのこ・酵母として知られる生物グループです。菌類は地球上に150万種以上いると推定されていて,動物や植物と比べても,高い分類学的な多様性を持つ生物です。さらに菌類は,我々ヒトを含む,他の生物と密接にかかわりながら生活をしていて,自然界において他の生物には見られないユニークなはたらき(機能)を持つ生物です。この講義では,菌類生態学の基礎として,菌類の系統・分類や生き方,機能,そして多様性や生態の研究方法について,身近な菌類の例を含めて紹介することで,菌類がどのような多様性や生態を持つのか,そして我々がその多様性や生態をどのように認識しているのかを考えます。

<到達目標/Goals,Aims>

分類と機能という2つの側面から,菌類とはどのような生物であるかを説明できるようになる。菌類についての基礎知識を習得し,菌類の系統・分類や機能を理解することで,自然と生物を多面的に捉える能力を養う。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書のまえがきに目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 菌類とは  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第1章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 菌類の系統と分類  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第2章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 菌類の栄養成長  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第3章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 菌糸の生殖  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第4章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 菌類の生態機能:内生菌  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第5章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 菌類の生態機能:菌根菌  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第6章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 講義内容と理解度の確認  (授業時間外の学習/ Assignments) ここまでの講義内容と理解度を確認する 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 菌類の生態機能:病原菌  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第7章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 菌類の生態機能:分解菌  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第8章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 菌類の生態機能:地衣類  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第9章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第12回   (内容/ Contents) 菌類の生態研究法  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第10章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 菌類の多様性解析法  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第11章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 菌類と環境適応  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第12章に目を通しておくこと (1時間) 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 講義内容と理解度の確認  (授業時間外の学習/ Assignments) ここまでの講義内容と理解度を確認する 

進捗状況に応じて,講義の順番を入れ替える場合がある。また,可能であれば野外観察を実施する場合がある。いずれもDUETやe-classを通じて受講生に事前に通知を行う。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席と課題の提出成果等)  50%  出席と課題の提出状況と成果により評価する 
期末レポート試験・論文  50%  講義内容の理解度により評価する 

<テキスト/Textbook>

大園享司  『基礎から学べる菌類生態学』 (共立出版、2018)

 

<参考文献/Reference Book>

国立科学博物館編  『菌類のふしぎ-形とはたらきの驚異の多様性-』2 (東海大学出版会、2014)
 

柿嶌眞・徳増征二  『菌類の生物学-分類・系統・生態・環境・利用-』(共立出版、2014)
 

杉山純多  『菌類・細菌・ウイルスの多様性と系統』(裳華房、2005)
 

広瀬大・大園享司  『菌類の生物学-生活様式を理解する-』(京都大学学術出版会、2011)
 

<備考/Remarks>

連絡事項がある場合はE-メールにて行うこと。  
sk317130[at]mail.doshisha.ac.jp  

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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