シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16003403-055 

△法学2-55 (日本と国際社会における法の仕組み)
Legal Science 2-55 -The structures of law in Japan and the international society-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  杉木 志帆

<概要/Course Content Summary>

 この講義は,法学をいわゆる教養科目として学ぶ人々を対象としています。受講生の皆さんが,日本と国際社会における法の仕組みについて全体像を把握すること,それにより,実社会で生じる問題を法的な観点からより深く理解し,論述できるようになることを目指します。そのために,講義の前半から中盤は憲法を中心に,国際法との関わり合いにも触れながら講義を行います。講義の終盤は,民法・刑法を中心に講義を行います。また,受講生の皆さんが,講義で扱うテーマに関係する資料を読んだ上で,法的な観点から論述する手法を習得できるよう,適宜,課題を出します。

<到達目標/Goals,Aims>

 受講生の皆さんが,日本と国際社会における法の仕組みについて,基本的な知識及び考え方を習得し,かつ,習得した知識について論理的に記述ができるようになることを目指します。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) はじめに  (授業時間外の学習/ Assignments) 『エッセンシャル法学』のchapter1~3・20を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 国際社会と憲法の基本原理①  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第1~2章,『エッセンシャル法学』のchapter20を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 国際社会と憲法の基本原理②  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第3~4章を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 国の統治機構と裁判の仕組み①  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第11~12章を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 国の統治機構と裁判の仕組み②/法学の問題の解き方①  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第13~14章を中心に予習・復習(1時間)。配布資料を熟読し,自らの意見を短くまとめる(2時間)。 
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 国際人権保障の仕組み/法学の問題の解き方②  (授業時間外の学習/ Assignments) 『ブリッジブック国際人権法』のchapter1,3,7~9を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 法の下の平等   (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第5章を中心に予習・復習(1時間)。小レポートの作成(2時間~) 
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 自由権―精神的自由―  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第6章を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) 自由権―経済的自由―/小レポートの講評  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第7章を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 自由権―人身の自由―  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第8章を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 社会権  (授業時間外の学習/ Assignments) 『グラフィック憲法入門』の第9章を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 財産と法①/法学の問題の解き方③  (授業時間外の学習/ Assignments) 『エッセンシャル法学』のchapter11・12を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 財産と法②・経済取引と法/法学の問題の解き方④  (授業時間外の学習/ Assignments) 『入門法学』の第3章を中心に予習・復習(1時間)。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 犯罪と法/提出物の講評  (授業時間外の学習/ Assignments) 『エッセンシャル法学』のchapter11・12を中心に予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 講義のまとめ――労働と法にも触れつつ――  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義全体と,『入門法学』の第6章を中心に予習・復習(1時間半) 

以上の計画は,講義の進度などに応じて前後する場合があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小レポート  25%  授業内容を十分に理解していることを,論理的な回答で示すことができているかを評価します。小レポートの講評は,第9回目の授業で行う予定です。 
期末筆記試験  70%  授業内容を十分に理解していることを,論理的な回答で示すことができているかを評価します。期末筆記試験の解説は,授業講評で行います。 
提出物  5%  課題内容を理解し,適切に取り組めているかを評価します。 

 期末筆記試験・小レポートともに,第一に構成が適切であるかという点,第二に内容が正確かつ詳細であるかという点が評価のポイントです。その他の提出物は,期末筆記試験や小レポート作成の準備段階として,課題内容を理解し,適切に取り組めているかを評価します。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
63 33.3 34.9 11.1 3.2 17.5 0.0 2.6

<テキスト/Textbook>

  特に定めませんが,各回の講義の予習・復習には,関連する参考文献を参照してください。 

 

<参考文献/Reference Book>

大谷實編  『エッセンシャル法学』第7版 (成文堂 、2019年)法学の知識を網羅的に習得することができます。 
 

毛利透  『グラフィック憲法入門』補訂版 (新世社、2016年)平易な文章と図解で憲法の全体像を把握できるだけでなく,重点的に理解すべき問題についても解説がなされています。 
 

竹下賢ほか編  『入門法学-現代社会の羅針盤-』第5版 (晃洋書房 、2018年)『エッセンシャル法学』の補足として参照します。 
 

芹田健太郎ほか  『ブリッジブック国際人権法』第2版 (信山社、2017年)国際人権法に関する基本的な知識を得ることができます。 
 

浅田正彦編  『国際法』第4版 (東信堂、2019年)国際法に関する基本的な知識を得ることができます。 
 

<備考/Remarks>

担当教員との連絡は,sk317015@mail.doshisha.ac.jp までお願いします。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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