シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16003403-002 

△法学2-2 (日本国憲法を中心にして)
Legal Science 2-2 -Several Issues concerning Japanese Constitutional Law-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  竹村 和也

<概要/Course Content Summary>

※この講義は,オンデマンドでの配信形式になります。講義に関する連絡については,Duetとe-classを確認するようにして下さい。 
 
本講義は法学を専門としない学生を対象としています。 
日常生活の中で,私たちが法を直接意識することは稀です。しかし,法は日常生活のほとんどすべての領域を規制しているのであって,法によって我々の社会は機能しています。そのため,法についての知識は社会生活に不可欠ですし,卑近な例を挙げれば新聞を理解するためにも,法について一定の理解を得ることは不可欠です。さらに,様々な法の中でも憲法は法の基本原理を定めた法なのであり,憲法の基本的な考え方を理解することは,社会のあり方を問う上でなおさら必要であるといえます。 
このことを踏まえて,本講義では,新聞の理解や社会生活に必要だと思われる領域について,幾つかのトピックを取り上げることで我々の生活に欠かせない法の基本的なしくみを学ぶことを目的とします。秋学期では,特に憲法を中心に幾つかのトピックを取り上げる予定です。取り上げるトピックは,憲法の総論にあたる部分,すなわち憲法の成り立ち,基本原理,包括的人権,平等権などです。 
これらのトピックについて,その概要を理解し,現行の制度の問題点の指摘ができるようになることが到達目標です。授業ではパワーポイントを使用します。 
 
 なお,パワーポイントを用い,zoomで録画した講義のファイルを配信します。毎週月曜日の講義時間(10:45-12:15)以降に配信する予定です。録画ファイルや資料などのURLはDUETのメッセージに記載します。 
(第1回の授業はzoomを用いオンラインで行いますが,出席は必要ではありませんし,終了後直ちに録画を配信する予定です。zoomのID, PWは予めDUETのメッセージで伝えます。) 

<到達目標/Goals,Aims>

受講した学生が,授業で扱うテーマについて十分に理解することが到達目標になります。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1.  (内容/ Contents) 憲法とは何か  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業計画コメントを参照 
(実施回/ Week) 2.  (内容/ Contents) 憲法と統治機構①  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 3.  (内容/ Contents) 憲法と統治機構②  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 4.  (内容/ Contents) 憲法の成立をめぐる問題①  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 5.  (内容/ Contents) 憲法の成立をめぐる問題②  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 6.  (内容/ Contents) 憲法の基本原理(平和主義,9条の解釈,重要影響事態安全確保法)  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 7.  (内容/ Contents) 憲法の基本原理(国民主権・人権)  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 8.  (内容/ Contents) 大規模な人権侵害と国際人権の保障①  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 9.  (内容/ Contents) 大規模な人権侵害と国際人権の保障②  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 10.  (内容/ Contents) 幸福追求権(医療における自己決定権)  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 11.  (内容/ Contents) 幸福追求権(生殖における自己決定権)  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 12.  (内容/ Contents) 家族における平等の問題(婚姻や子どもについての法制度と裁判所)  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 13.  (内容/ Contents) 表現はどこまで許されるか・選挙権を持つのは誰か  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 14.  (内容/ Contents) 「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利?  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 
(実施回/ Week) 15.  (内容/ Contents) 授業内評価  (授業時間外の学習/ Assignments)      同上 

・進度などにより適宜変更はあります。また,憲法に関連する新たな社会的問題が発生した場合には,それを優先して授業で取り扱うこともあるでしょう。その場合,特に授業計画の最後の数時間は大幅に変更する可能性があります。 
・授業時間外の学習について,まず受講者は社会に対する関心を持っていることが(大学生として当然のことながら)不可欠ですから,日常的に新聞やニュースに注意を払うことが求められます。また,あらかじめ授業前にテキストを読むことを求めることがありますし,授業を補うためにテキストを読むことを求めることもあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート  70%  基準は,A)指示に従い,テーマについて,十分に下調べを行われ,下調べをした情報について的確に整理され,その上で十分な論考・論述が行われているレポート,B)上記の点について,十分ではない点が見られるレポート,C)上記の点について,不十分な点が見られる,となります。 
小レポート  30%  授業において小レポートなどを実施し,それに対して総計30%を超えない配点を行う。 
小レポートを課した場合,その評価基準は,A)十分な論述がされているレポート,B)課題を概ね理解したと思われるレポート,C)不十分な理解しか示されていなレポート,となります。 
 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
33 0.0 18.2 30.3 18.2 33.3 0.0 1.3

<テキスト/Textbook>

  授業中に指示する。 

 

<参考文献/Reference Book>

青井未帆  『憲法を守るのは誰か』(幻冬舎ルネッサンス新書、2013年)
 

長谷部恭男  『憲法とは何か』(岩波新書、2006年)
 

水島朝穂  『はじめての憲法教室』(集英社新書、2013年)
 

木村草太  『憲法の創造力』(NHK出版新書、2013年)
 

西川伸一  『日本司法の逆説-最高裁事務総局の『裁判しない裁判官」たち-』(五月書房、2005年)
 

森秀樹(編)  『安保関連法総批判(別冊法学セミナー 新・総合特集シリーズ7)-憲法学からの「平和安全」法制分析 -』(日本評論社、2015年)
 

新藤宗幸  『司法よ!おまえにも罪がある-原発訴訟と官僚裁判官-』(講談社、2012年)
 

<参照URL/URL>

最高裁判所 
 
 

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