<概要/Course Content Summary>
「法」は私たちの生活に深く関わり,重要な働きをしているが,私たちと「法」を隔てる距離は想像以上に大きい。その理由の一つは,「法」が用いる論理や概念の特殊性にある。「法」は日常言語で書かれ,実生活で起こるトラブルに適用されるという意味では私たちに身近な存在である。しかし,その論理や概念は常識や通常の理屈では理解しがたく,その点では私たちから遠い存在である。 この授業では,「人権」をメイン・テーマとして取りあげ,「法」の論理や概念を私たちの身近に起こるできごとを素材にできるだけわかりやすく説明し,「法」という特殊な制度についての理解を深めて「法」との距離を縮めてもらえるように努めたいと思っている。なお,本年度は人権のうち,平等権と自由権を中心にお話する予定であるが,それから派生させる形で憲法,民法,刑法,国際法などさまざまな法領域についても可能な限り幅広く概観するつもりでいる。
<到達目標/Goals,Aims>
受講生が人権をめぐる日本の現状を知り,人権の大切さを実感できるようになることを目指す。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
1
|
(内容/ Contents)
はじめに・人権を考えるための基礎1ー人権の意味ー
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
2
|
(内容/ Contents)
人権を考えるための基礎2ー人権の歴史・人権と国家ー
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
3
|
(内容/ Contents)
人権を考えるための基礎3ー人権保障の原理-
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
4
|
(内容/ Contents)
人権を考えるための基礎4ー違憲審査制ー
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
5
|
(内容/ Contents)
人権を考えるための基礎5-人権の制限-
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
6~7
|
(内容/ Contents)
日本における人権保障の現状と課題1-幸福追求権-
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
8
|
(内容/ Contents)
日本における人権保障の現状と課題2-平等権-
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
9~11
|
(内容/ Contents)
日本における人権保障の現状と課題3ー自由権ー
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
12~13
|
(内容/ Contents)
日本における人権保障の現状と課題4ー社会権ー
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容を確認し,疑問点があれば自分で調べたり質問して解消しておく。
|
(実施回/ Week)
14
|
(内容/ Contents)
まとめ1
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
15
|
(内容/ Contents)
まとめ2
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
以上は講義内容の概略を示したものであり,講義の進度などに応じて部分的に変更したり割愛することがあるので承知しておいてほしい。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
出席
|
26%
|
ネットで配信する資料の閲覧回数。
|
課題
|
14%
|
課題に取り組む姿勢や努力。
|
期末試験
|
60%
|
授業内容の理解の程度。
|
「出席点」はネットで配信する各資料の閲覧1回につき2点と評価し,1回〜13回(14回目は「まとめ」,15回目は試験なので評価の対象としない)で合計26点とする。 「課題」は授業の内容やそれに関連する事項について出題するが,毎回提出してもらうわけではなく,実質全13回の授業のうち一部の回の授業についてのみ提出してもらう(1回か2回実施し,1回の場合は14点,2回の場合は1回につき7点で計14点とする)。また,解答が正しいかどうかというより,課題に真面目に取り組み,解答に到達するための努力をしているかどうかに重点を置いて評価する。 「期末試験」は15回目の授業日(まとめ2)にレポートという形式で実施し,授業の内容を十分に理解しているかどうかについて評価する。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
|
A |
B |
C |
D |
F |
他 |
75 |
18.7 |
14.7 |
20.0 |
36.0 |
10.7 |
0.0 |
1.9 |
|
<テキスト/Textbook>
<参考文献/Reference Book>
|