シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16002357-001 

△日本文学(2)-1 (日本文学と「名」)
Japanese Literature (2)-1 -"Names" in Japanese literature-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  平石 岳

<概要/Course Content Summary>

文字によってつくりだされる文学には,様々な「名」が織り込まれている。そのそれぞれの「名」は,歴史的社会的な諸制度や関係性から定められ,変化し,呼称され,書き記される。地名起源譚のような「名」をめぐる物語もあれば,「名」が個々人のアイデンティティのよすがとなっているありようを,様々な視点から描いたものもある。本講義では,日本文学に書き込まれた「名」,特に人名が,表現や展開のうえでどのように使われ,語られているのかを考える。それぞれの時代の制度や習慣を参照しながら,「名」をめぐって行われる感情の発露を,テキスト群から読み解きたい。 
なお,近現代文学に比重が大きい点,了解されたい。 

<到達目標/Goals,Aims>

・日本文学の諸作品を,「名」という共通テーマで考えることで,それぞれの差異や共通点を見出し,現在の状況,あるいは自身の問題とつなげて考えることができるようになる。 
・指定されたテーマについて,自身で課題を設定し,適切な形式でまとめることができるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古事記から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 万葉集から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 平家物語から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 井原西鶴から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講談,落語から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間評価  (授業時間外の学習/ Assignments) いままでの講義を振り返っておく 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 樋口一葉から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 広津柳浪から  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 安部公房から①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 安部公房から②  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 村上春樹から①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 村上春樹から②  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,テキストを配布した場合は予習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) まとめ・期末レポートに向けて①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の復習,期末レポートに取り組む 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ・期末レポートに向けて②  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートに取り組む 

《更新・9月4日》 
【1~7回(9月24日~11月5日)】 
対面講義。 
 
【8~15回,期末レポート(11月12日~)】 
対面講義の予定だが,新型コロナウイルス感染が収まっていなければ,e-classにて課題を提示・提出(出席を求めない)。 
 
受講人数や進捗などによって,講義計画や取り扱う作品・テキスト・作家を変更する場合がある。テキストを配布し,事前に読んできてもらう場合もある。なお古典文学作品には,適宜現代語訳を付す予定である。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%  対面講義時はコメントペーパーを提出。e-classでも2~3回程度課題を提出してもらう。 
中間評価  30%  7回目の講義時に,小テストを行う。ただし,知識を問うものではない。 
期末レポート試験・論文  40%  講義内容を踏まえ,自身で調査・考察し,適切なかたちでまとめる課題。 

無断欠席・遅刻・早退が多い場合,単位を認めない。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
19 57.9 21.1 0.0 0.0 21.1 0.0 2.9

<テキスト/Textbook>

作品・テキストや,各種プリントを配布する。

<備考/Remarks>

普段,文学に親しんでいない方にも,わかりやすい講義をするように努めますので,これを機に日本文学に触れてみてください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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