<概要/Course Content Summary>
文字によってつくりだされる文学には,様々な「名」が織り込まれている。そのそれぞれの「名」は,歴史的社会的な諸制度や関係性から定められ,変化し,呼称され,書き記される。地名起源譚のような「名」をめぐる物語もあれば,「名」が個々人のアイデンティティのよすがとなっているありようを,様々な視点から描いたものもある。本講義では,日本文学に書き込まれた「名」,特に人名が,表現や展開のうえでどのように使われ,語られているのかを考える。それぞれの時代の制度や習慣を参照しながら,「名」をめぐって行われる感情の発露を,テキスト群から読み解きたい。 なお,近現代文学に比重が大きい点,了解されたい。
<到達目標/Goals,Aims>
・日本文学の諸作品を,「名」という共通テーマで考えることで,それぞれの差異や共通点を見出し,現在の状況,あるいは自身の問題とつなげて考えることができるようになる。 ・指定されたテーマについて,自身で課題を設定し,適切な形式でまとめることができるようになる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
イントロダクション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
古事記から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
万葉集から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
平家物語から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
井原西鶴から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
講談,落語から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
中間評価
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(授業時間外の学習/ Assignments)
いままでの講義を振り返っておく
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
樋口一葉から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
広津柳浪から
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
安部公房から①
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
安部公房から②
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
村上春樹から①
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
村上春樹から②
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,テキストを配布した場合は予習
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
まとめ・期末レポートに向けて①
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習,期末レポートに取り組む
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
まとめ・期末レポートに向けて②
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(授業時間外の学習/ Assignments)
期末レポートに取り組む
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《更新・9月4日》 【1~7回(9月24日~11月5日)】 対面講義。 【8~15回,期末レポート(11月12日~)】 対面講義の予定だが,新型コロナウイルス感染が収まっていなければ,e-classにて課題を提示・提出(出席を求めない)。 受講人数や進捗などによって,講義計画や取り扱う作品・テキスト・作家を変更する場合がある。テキストを配布し,事前に読んできてもらう場合もある。なお古典文学作品には,適宜現代語訳を付す予定である。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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30%
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対面講義時はコメントペーパーを提出。e-classでも2~3回程度課題を提出してもらう。
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中間評価
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30%
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7回目の講義時に,小テストを行う。ただし,知識を問うものではない。
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期末レポート試験・論文
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40%
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講義内容を踏まえ,自身で調査・考察し,適切なかたちでまとめる課題。
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無断欠席・遅刻・早退が多い場合,単位を認めない。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
19 |
57.9 |
21.1 |
0.0 |
0.0 |
21.1 |
0.0 |
2.9 |
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<テキスト/Textbook>
作品・テキストや,各種プリントを配布する。
<備考/Remarks>
普段,文学に親しんでいない方にも,わかりやすい講義をするように努めますので,これを機に日本文学に触れてみてください。
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