2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

考古学は古代の人々が地上や地下に残した物質的な遺物や，遺構を中心に歴史を考える学問である。特に，文献の存在しない時代，文字を書けなかった階層の人々，文字として残されなかった事柄の歴史実態を考える上で重要な学問である。　
また，物の移動や文化の伝播から見た，古代人たちの行動力，先進性は現代人の想像をはるかに越えたもので，考古学遺物から見る海外交流史の視点から最近の具体例を交えて考えていきたい。文献史学とは異なり，考古学では少ない情報を最大限に生かすため，関連自然科学との連携も不可欠であり，考古学とあわせて紹介していきたい。　
　
担当者は，京都府埋蔵文化財調査研究センターの１員として京都府内の発掘調査に従事してきた。また，１０年を超える海外との共同調査研究に従事している。その経験を活かし東アジアや日本の考古学について解説する。

＜到達目標/Goals,Aims＞

博物館や新聞紙上で見られる用語を正確に理解できるようになる。身近な歴史に興味を抱くことができる。

＜授業計画/Schedule＞

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

考古学に興味を持ち，レポートの出題内容に熱意を持って取り組むこと。

＜成績評価結果/Results of assessment＞   成績評価の見方について/Notes for assessment

＜参考文献/Reference Book＞

＜備考/Remarks＞

テキストは必要に応じて資料を配布。