<概要/Course Content Summary>
京都が最も京都らしかった時代―平安時代に焦点を当てる。その切り口として文化及び文化財を取りあげる。文化財は当時の文化を具現化したものであり,一人独立して存在する訳ではなく,その背景には歴史における物語を有す。授業においてはこの物語について考えてみたい。また,文化財は,歴史的建造物や博物館に展示されている古色蒼然としたものばかりではなく,その気になれば,慣れ親しんだ日常の風景の中にも,その気になれば容易に見いだせることを知る手掛かりとしたい。
<到達目標/Goals,Aims>
文化財は,過去の文化の在り方を具現化したものであり,さらに云うなら,当時の社会・文化を彷彿とさせるものはすべて文化財ということが出来よう。従って,文化財は歴史的建造物や博物館に陳列される美術工芸品などに特定されるものではなく,殊に京都においては極く自然に身の回りにある存在である。そうしたことは日常の生活に少し踏み込めば実感できるものであることを具体例を示して考えてみたい。そうした事例を通し,普段気にも留めず見過ごしているものに目を向けることにより,学生諸君が,歴史の重み深みを実感できるようになることを期待したい。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
授業概要
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(授業時間外の学習/ Assignments)
京都の散策
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
平安時代史料論(1)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
平安時代史料論(2)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
暦と年中行事(1)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
暦と年中行事(2)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
浄土信仰の影響
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
文化財に遺る浄土信仰
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
摂関政治史論(摂関政治とは)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
摂関政治史論(藤原氏と女性)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
平安時代と天皇制
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
天皇制と文化財(1)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
天皇制と文化財(2)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
地下に遺る平安京(1)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
地下に遺る平安京(2)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
〃
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
まとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
とにかく京都を散策する
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本授業においては,平安時代の文化及び文化財を知ることにより,京都をより深く認識することを目的とする。応仁の乱により古代京都の景観は失われてしまったが,文化財は当時の文化・社会を雄弁に物語っている。従って文化財を取り上げることにより平安時代の一様相を知る手がかりとなるのではないかとの試みである。 尚,テキストは特に定めないが,参考文献に関しては授業中に適宜指示する。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)
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20%
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出席回数
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小レポート
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10%
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平安時代への理解の確認
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期末筆記試験
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70%
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京都及び平安京に対する感慨について自身の言葉で論述
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京都を知る手がかりとして,文化財(建造物や美術工芸品ばかりではない)をいかに理解し,それを自分の言葉で表現しているかを基準とする。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
250 |
7.6 |
47.2 |
22.8 |
9.2 |
13.2 |
0.0 |
2.3 |
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<テキスト/Textbook>
特定のテキストは使用しない。必要に応じて適宜プリントを配布する。
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<参考文献/Reference Book>
文献については,授業中に適宜紹介。また参考資料としてレジュメを配布。
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