シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16002345-053 

△芸術学(2)-53 (モダンアート入門)
Art (2)-53 -Introduction to Modern Art-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  高橋 千晶

<概要/Course Content Summary>

 近代以降のアートの展開は,今日の私たちの身近な文化に多大な影響を与えています。本講義では,19世紀半ばから現在までのアートの展開のうち,特に重要と思われる以下の問題を取り上げます。 
 (1)19世紀後半の伝統美術とモダン・アート,(2)20世紀前半の造形表現の革新,(3)20世紀半ばまでの前衛美術の展開,(4)多様化する現代アートの状況,という4つの問題を軸に近現代アートの動向を概観します。 
 具体的作例を通してモダン・アートの考え方を学び,私たちを取り巻く芸術文化の豊かな広がりを改めて確認しましょう。

<到達目標/Goals,Aims>

 本講義の目標は,(1)モダン・アートの歴史的展開を理解すること,(2)代表的な作家や作品を通して,各時代の表現手法の特徴を理解すること,(3)受講者各自がその中から興味のある対象を見つけ,モダン・アートと今日の文化の関係について自分なりの考えを深めていくことの3点です。 
 まずは基本的な情報を押さえることによって,アートをより身近な存在として捉え直し,アートに触れるきっかけを掴んでもらうことがこの講義の最大の狙いです。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション:伝統とモダン  (授業時間外の学習/ Assignments) 動画資料(1週間公開)と配布プリントによる予習・復習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モダン・アートの誕生(1)写実主義の挑戦  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モダン・アートの誕生(2)印象派の革新  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モダン・アートの誕生(3)ポスト印象派とジャポニスム  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 20世紀の幕開け:フォーヴィスム/キュビスム  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 前衛美術運動(1)未来派・ダダ  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 前衛美術運動(2)シュルレアリスム  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 抽象絵画の登場(1)構成主義  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 抽象絵画の登場(2)アンフォルメルと抽象表現主義  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 芸術と大衆文化(1)前衛とキッチュ  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 芸術と大衆文化(2)ポップ・アートの開花  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 美術館外アートの登場:ミニマル・アートからアースワークへ  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 概念と表現:コンセプチュアル・アートの諸相  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) コンテンポラリー・アートの展開:ポストモダニズムの台頭  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

動画資料とレジュメを配付し,授業実施日以降1週間視聴可能な形のオンデマンド式で実施します。 
授業の進行は授業計画に基づきますが,受講者の理解度に応じて,進め方を変更する場合があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  60%  動画視聴後の課題の取り組みを評価します。 
期末レポート試験・論文  40%  授業の理解度を評価します。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
220 24.1 34.5 15.5 7.7 18.2 0.0 2.4

<テキスト/Textbook>

テキストは定めません。プリントを配布します。

<参考文献/Reference Book>

末永照和監修  『 20世紀の美術』(美術出版社、2013)
 

暮沢剛巳編   『現代美術を知るクリティカル・ワーズ』(フィルムアート社、2002)
 

松井みどり  『アート : “芸術”が終わった後の“アート”』(朝日出版社、2002)
 

これ以外にも授業に関連する文献は授業内に適宜紹介します。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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