シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16002339-053 

△倫理学(2)-53 (生命・環境の倫理学)
Ethics (2)-53 -Bioethics and Environmental Ethics-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  藤森 寛

<概要/Course Content Summary>

 私たちが直面している,生命と環境に関する倫理的諸課題を考察します。人工妊娠中絶は殺人から区別され得るのか。脳死患者から臓器を摘出し,必要とするひとに提供することは,本当に倫理的なのか。遺伝子技術を用いて人間を「改良」することは倫理的に許されるのか。自然や環境は何のために保護されるべきなのか。そもそも人類は生き残るべきなのか。授業では生命と環境に関する上述の倫理的諸課題を考察します。 
 履修にあたり特定の知識や能力を必要とはしませんが,上述の諸課題に対する問題意識を共有していることを望みます。 

<到達目標/Goals,Aims>

 1.私たちが直面している,生命と環境に関する倫理的諸課題を知る。 
 2.生命と環境に関するさまざまな理解を得る。 
 3.物事を一歩下がって批判的・反省的にとらえる哲学的・倫理学的な考え方の基本を理解する。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 人工妊娠中絶 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 臓器移植と脳死 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 相互性の倫理と献身の倫理 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 安楽死 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) インフォームド・コンセント 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) クローン人間 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 自由主義社会と遺伝子技術  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 動物の権利 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 生態系主義 
 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 環境汚染  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 資源の枯渇  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 豊かな社会と人口問題 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 地球温暖化  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) イデオロギーとしての環境問題  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容を踏まえたうえでの復習(およそ1時間) 

 進行具合によって計画を変更することがあります。その場合にはDUETやe-classを通じて電子メールにてお知らせします。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小レポート  30%  計三回の小レポートの提出を求めます。出席点の代わりとなるものですので,期限を守って提出して下さい。小レポート(10点)*3=30点。 
期末レポート試験  70%  授業内容に関する理解度,論題に対する誠実な取り組みを主な基準として評価します。 
特記事項    授業で紹介された文献をひとつでもよいので読んでみてください。比較的読みやすいものをいくつか紹介します。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
319 11.0 22.9 39.2 8.2 18.8 0.0 2.0

<テキスト/Textbook>

   特定のテキストは使用しません。 

 

<参考文献/Reference Book>

 岡本裕一朗  『異議あり!生命・環境倫理学』(ナカニシヤ出版、2002年) その他,参考になるものは,比較的読みやすいものを授業時にいくつか指示します。 
 
 

<備考/Remarks>

 新型コロナウイルスの感染拡大にともないオンライン上での授業となります。多くの学生の登録が見込まれること,感染防止のための十分な空間が確保できないことなどを考慮した結果です。 
 DUETやe-classを通じた授業となりますが,双方向オンライン授業でも,オンデマンド型(動画配信)授業でもありません。学問の性格,学生のICT環境などを考慮し,資料提示による授業とします。資料の配布,レポート提出のお願いなどの連絡にはDUETを通じた電子メールを使用し,提出物の受付にe-classを利用します。 
 授業内容などに関する質問は,随時受け付けています。DUETやe-classを通じて,電子メールにて担当者にご連絡ください。また授業専用の掲示板を設置予定ですので,こちらもご活用ください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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