シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16001000-067 

△建学の精神とキリスト教-67 (新島襄・同志社・キリスト教の基礎)
The Doshisha Spirit and Christianity-67 -Joseph Neesima, Doshisha, and the Basics of Christianity-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  李 元重

<概要/Course Content Summary>

同志社大学は日本におけるキリスト教主義大学の代表であるばかりでなく,全国の数ある大学のなかでもっとも歴史のある大学のひとつです。1875年に新島襄が多数の協力者のサポートを受けて「同志社英学校」(男子校)を創立して以来,日本の近代史の中に大勢の有為な人材を送り出してきました。 
この科目では,同志社がどういう経緯で,どういう人たちにより,また何を目的として創立されたかを学びます。同志社大学に入学したばかりの一回生にせよ,あるいはすでに大学生活を送っている上回生にせよ,同志社大学で学ぶ以上,自らの大学の歴史と独自性とを最低限度知っておく事は,以後の生活に貴重な指針を与えてくれるはずです。  
授業のテーマは,大きく分けてふたつです。まず前半は,新島を始めとする創立に関わった人たちの動向と思想を歴史的に取り上げます。とりわけ新島の教育・宗教思想を軸とする「建学精神」を分析,検証します。後半は,宗教に対する自覚的な理解を前提にして「建学精神」のもうひとつの基盤であるキリスト教を,聖書を読みながら取り上げます。 
なお,この科目は同志社やキリスト教について初歩的な事項から講義する「基礎科目」ですから,すでにこの分野である程度の知識のある学内高等学校(同志社,同志社香里,同志社女子,同志社国際)や新島学園高等学校の出身者で受講を希望する者は,同志社科目のうち「展開科目」の受講をお勧めします。

<到達目標/Goals,Aims>

 学生が同志社大学創立者の生涯と思想,建学の精神,同志社大学の歴史的な展開とキリスト教に対する基礎的な知識を理解し,その意味と意義を自覚的に考えることによって教養人としての素養を身につけるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) (復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 新島襄の生涯(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 新島襄の生涯(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 同志社の創立と新島襄の協力者たち  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 新島襄の思想と建学の精神(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 新島襄の思想と建学の精神(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 熊本バンド  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 同志社の歴史と日本の宗教  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 宗教に対する反省的思惟(reflective thinking)  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) キリスト教とは何か―古代イスラエルと旧約聖書  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 旧約聖書の理解  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) キリスト教におけるイエスという存在について  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 新約聖書の理解  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 日本におけるキリスト教  (授業時間外の学習/ Assignments) (予習・復習)授業中に示される資料を読む 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments)  

授業の進捗状況に応じて,授業内容を適宜修正することがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート(4回)  72%  授業の進行に伴い,担当者がレポートのための資料とテーマを4回提示。資料を読み,正しい形式で自分の理解と考察をまとめてDUETシステムを用いて提出。 
平常点  28%  科目に対する理解と積極性を評価する。授業内容に対する理解, 感想,コメント,質問等を,DUETシステムのメッセージで返事すること。  
特記事項    チャペル・アワー(奨励)についての任意レポートも評価の参考として考慮する。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
212 59.4 7.5 12.7 3.3 17.0 0.0 2.9

<テキスト/Textbook>

授業中に指示する。

<参考文献/Reference Book>

本井康博  『新島襄と建学精神-同志社科目」テキスト-』(同志社大学出版部、2005)
 

同志社編  『新島襄教育宗教論集』(岩波書店、2010)
 

和田洋一  『新島襄』(岩波書店、2015) この本は1973 年,日本基督教団出版局版刊行された本に写真,図版,解説を加えたものです。 
 

同志社社史史料編集所編  『同志社百年史(全4巻)』(同志社、1979)
 

編集委員会編  『現代語で読む新島襄』(丸善、2000)
 

同志社編  『新島襄自伝-手記・紀行文・日記-』(岩波書店、2013)
 

  『聖書―新共同訳』(日本聖書協会)
 

Alister G. McGrath著(本多峰子訳)  『総説キリスト教-はじめての人のためのキリスト教ガイド-』(キリスト教新聞社、2008)
 

<備考/Remarks>

この科目は同志社科目群の「基礎科目」です。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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