シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16000307 

△スペイン文学 (スペイン文学概論)
Studies in Spanish Literature -Introduction to Spanish Literature-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  稲本 健二

<概要/Course Content Summary>

日本では馴染みのないスペインの文学を起源から現代までまずは概観する。次に,黄金世紀と呼ばれる16世紀から17世紀の文学,特に演劇を中心にして,イギリス文学とフランス文学と比較しながら,スペイン文学がヨーロッパ文学へどのように寄与したかを講義する。こうして学生がスペインの文学について大まかなイメージを持てるようになり,また日本では注目されていないスペイン文学が他のヨーロッパ諸国の文学へ大きく貢献していたことを理解できるようになることが到達目標である。毎回の講義後に感想や質問を書いたリアクション・ペイパーの提出を義務づけ,これを平常点と小レポートと見なす。また,スペイン文学に関する中間レポートを提出してもらった後,添削して返却するので,それを加筆修正して発展させたレポートを期末レポートとして提出してもらうので,中間レポートの提出がない場合は単位を認めない。最後に,期末レポートを提出した者だけが受験できる期末筆記試験を行って,講義内容を理解しているかどうかを判定する。以上から,受動的な態度では単位の取得は望めないので注意すること。

<到達目標/Goals,Aims>

学生がスペイン文学の全体像を把握し,具体的な作品を読んで自分なりの感想を持つようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) スペインという国のことを調べておく(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ヨーロッパ文学の流れ 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スペイン文学史(1):中世から黄金世紀まで  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スペイン文学史(2):新古典主義から現代まで  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スペイン黄金世紀演劇(1):社会的背景  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スペイン黄金世紀演劇(2):主要な劇作家と代表作  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) セルバンテスと『ドン・キホーテ』  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリス文学とスペイン文学(1):セルバンテスとシェイクスピア  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリス文学とスペイン文学(2):「テルエルの恋人たち」  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) フランス文学とスペイン文学(1):「エル・シッドの歌」  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) フランス文学とスペイン文学(2):「ドン・フアン」  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) フランス文学とスペイン文学(3):宮廷祝祭について  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) フランス文学とスペイン文学(4):ピカレスク小説  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) スペインの現代文学(内戦以後)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間) 

事前に次の主題を提示するので,それを調べておくのが予習となる。中間レポート及び期末レポートを準備するプロセスが復習となる。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  10%  主に出席の状況による。 
小レポート  10%  毎回提出するリアクション・ペ-パーの内容で評価する。 
中間レポート試験  15%  論旨の明解さとオリジナリティーによる。 
期末レポート試験  20%  添削の結果がどのように反映しているかと完成度による。 
期末筆記試験  45%  講義内容を理解しているかどうかによる。 
特記事項    中間レポート試験を受けていない場合は期末レポート試験を受ける資格がないものとする。また,期末レポート試験を受けていない者は期末筆記試験を受ける資格がないものとする。 

授業では出席とリアクション・ペ-パーの内容で授業参加の度合いを評価する。中間レポートから期末レポートへは添削の結果がどのように反映しているかがポイントとなる。期末筆記試験では講義内容を理解しているかどうかがポイントとなる。

<テキスト/Textbook>

  特に指定はしない。講義中にレジュメを配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

  毎回,講義中に複数の文献を紹介するから,かなりな数に上るので,ここでは省略する。 

 

 

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