シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16000229-001 

△メタ言語文化論2-1 (現代レトリック論入門)
Theory in Language and Culture 2-1 -Introduction to Modern Rhetorical Studies-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  笹倉 明子

<概要/Course Content Summary>

 〈言語の歴史〉が〈人間の歴史〉そのものであることは,科学技術や産業,政治,情報化社会といったわれわれの文明が言語の所産にほかならないことが物語っています。そして言語の歴史の中で,「レトリック」はアリストテレスの時代より長らく,単なる言葉の術や綾(修辞)として添え物のように扱われてきました。 
 しかし,1970年代以降,レトリックは言語学のみならず,哲学や心理学などのさまざまな研究領域から旺盛なアプローチがなされるテーマとなっています。 
 ここで扱う「現代レトリック論」とは,レトリックという超領域的なテーマを多方面に掘り下げることを通じて,〈人間〉という問題にアプローチする方法論です。(そこで,旧いレトリック論と区別するために「現代」という語を冠しています。)みなさんそれぞれの関心や観点からレトリックについて議論することで,〈言語〉や〈人間〉について考えるための,新しい手掛かりがみつかればと思っています。

<到達目標/Goals,Aims>

レトリックについての理解を深め,各自の専門分野に通じる問題提起と考察ができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Introduction 
弁論術としてのレトリック:法学からのアプローチ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 修辞学としてのレトリック:美学からのアプローチ  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 言語学からのアプローチ1  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 言語学からのアプローチ2  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 心理学からのアプローチ1  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 心理学からのアプローチ2  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コミュニケーション論からのアプローチ1  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コミュニケーション論からのアプローチ2  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 関連性理論からのアプローチ  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) まとめと中間課題  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 中間課題の解説,レポート計画書の指導  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 哲学思想とレトリック1  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 哲学思想とレトリック2  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) レトリック論の将来に向けて1  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) レトリック論の将来に向けて2  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読んでおくこと(1時間) 

受講者数や受講生の関心度などによって,授業進度・内容・方法などを変更する場合は適宜指示します。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,授業態度,コメント等)  20%  授業日数の3分の2以上の出席がない場合は,レポート提出資格を取り消すことがある。 
中間課題  20%  これまでの講義内容の理解度を確認するため,レトリックを題材とした課題に取り組んでもらいます。 
提出物(レポート計画書)  10%  期末レポート執筆前に,トピック,参考文献を選定し,概要を計画書として提出。この時点でレポートに関する個別指導を行います。 
期末レポート  50%  講義内容を踏まえ各自が選定したトピックでレポートを作成してもらいます。 

上記の評価項目を総合して最終的な成績を算出します。詳細については第1回の授業で説明します。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
27 7.4 29.6 22.2 22.2 18.5 0.0 1.9

<テキスト/Textbook>

毎回の資料は予めe-classに配信しますので,授業が始まるまでに各自で入手しておくこと。

<参考文献/Reference Book>

菅野盾樹(編)  『レトリック論を学ぶひとのために』初版 (世界思想社、2007)
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。