シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16000205-053 

△日本の伝統と芸能-53 (仮名手本忠臣蔵を読む)
The Tradition and Performing Arts of Japan-53 -Kanatehon Chushingura-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  高 永珍

<概要/Course Content Summary>

 일본의 전통예능 중에서 가장 널리 알려진 작품이라고 한다면 “주신구라”일 것이다. 본 강의에서는 주신구라 작품군의 유래라고 할 수 있는 “가나데혼주신구라”의 한국어 완역본(“47인의 사무라이”고려대출판사, 2007년)과 일본어 원작, 주석서를 대비하여 강독한다. 이 강의는 한국어 번역본의 강독이기 때문에 한국어(일본어 모어화자는 한글능력검정시험 준2급이상의 실력을 대상으로 한다)로 실시한다. 또한 수강생들은 한국어로 질의와 토론을 병행한다. 
 수업의 준비과정으로서 “가나데혼주신구라”초연당시 전후 전통극인 닌교조루리와 가부키에 대해 개괄하고 현재의 “분라쿠”나 “가부키”를 감상, 소개한다. 그리고 각 단의 강독에 맞춰 가부키나 분라쿠의 영상물을 비교 감상하는 기회도 갖는다. 
 
 日本の古典芸能の中でもっとも知られている作品といえば,「忠臣蔵」であろう。本講義では,「忠臣蔵」物の名の由来でもある『仮名手本忠臣蔵』の韓国語翻訳版と日本語原文や注釈書を対比講読する。本講義は韓国語翻訳の講読のため,コリア語(対象レベル:ハングル能力検定試験準2級)で行う。またコリア語による学生同士の質疑応答や議論をも行う。 
 授業の前段階として『仮名手本忠臣蔵』の初演時の芸能である人形浄瑠璃と歌舞伎を概説し,現在の「文楽」と「歌舞伎」をも紹介する。そして『仮名手本忠臣蔵』の各段を講読に合わせ,歌舞伎や文楽の映像を比較しながら鑑賞する機会も設ける。 
 
【対象レベル】ハングル能力検定試験 準2級以上

<到達目標/Goals,Aims>

 번역과 원문을 대조하며 강독 함으로서 두 언어의 이해를 높임과 동시에 작품 독해와 분석(배경이해)을 통해 왜 현재까지도 주신구라의 인기가 계속 되고 있는지를 고찰한다. 또 일본인에게 주신구라가 갖는 의미도 생각해본다. 그리고 현재의 가부키나 분라쿠에도 흥미를 갖는 계기가 되길 바란다. 
 
・受講生は,翻訳と原文を対照して講読し,両言語の理解を深めることができるようになる。 
・作品の読解と分析から,「忠臣蔵」はなぜ現在まで人気があり続けてきたかを考察できるようになる。 
・日本人にとって「忠臣蔵」とは何かを知ることができるようになる。 
・現在の歌舞伎や文楽の知識を得ることができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講義のガイダンス 忠臣蔵の概略紹介  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料の予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 背景としての人形浄瑠璃の概説と鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料の予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 背景としての歌舞伎の概説と鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 2,3回目授業のまとめレポート 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 大序と2段目の講読   (授業時間外の学習/ Assignments) 講読資料を読んで質問を考えてくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 大序と2段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の講読箇所での質問に基づくレポート作成 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 3段と4段目の講読  (授業時間外の学習/ Assignments) 講読資料を読んで質問を考えてくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 3段と4段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の講読箇所での質問に基づくレポート作成 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 5段と6段目の講読  (授業時間外の学習/ Assignments) 講読資料を読んで質問を考えてくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 5段と6段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の講読箇所での質問に基づくレポート作成 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 7段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 講読資料を読んで質問を考えてくる 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 7段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の講読箇所での質問に基づくレポート作成 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 8段と9段目の講読  (授業時間外の学習/ Assignments) 講読資料を読んで質問を考えてくる 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 8段と9段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の講読箇所での質問に基づくレポート作成 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 10段と11段目の講読,関連映像の鑑賞  (授業時間外の学習/ Assignments) 講読資料を読んで質問を考えてくる 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 前授業の感想を考えてきて,受講生同士の討論の準備 

進度のため,計画と少々異なった進行の可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  出席や積極的な参加態度など(質問やレポートに対する評価も含む) 
鑑賞レポート  10%  2,3回目に鑑賞した作品に対する感想や疑問点をまとめてくる(コリア語でまとめる)。 
期末レポート試験  40%  授業の内容を踏まえてのレポートを書いてもらう(コリア語でまとめる)。  

期末レポート試験は,コリア語によるレポートを課す予定。

<テキスト/Textbook>

講読や関連資料のプリントを事前に配布する。映像資料や文化デジタルライブラリーサイトも併用する。

<参考文献/Reference Book>

최관 역 “일본명작총서1 47인의 사무라이”(고려대학교출판사 2007년) 
鳥越文蔵 他 『新編日本古典文学全集 浄瑠璃集 仮名手本忠臣蔵・双蝶蝶曲輪日記・妹背山婦女庭訓・碁太平記白石噺』(小学館,2002) 
土田衞 『新潮日本古典文学集成 浄瑠璃集』(新潮社,1985) 
乙葉弘,鶴見誠『日本古典文学大系 浄瑠璃集』(岩波書店,1960) 

<参照URL/URL>

文化デジタルライブラリー 
 

<備考/Remarks>

登録者数と受講者のレベルによって内容変更の可能性はある。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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