シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


16000101-001 

△キャリア開発の課題と方法-1
Career Development: Task and Methods-1
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  福田 智子 竹田 宗継 浮村 眞弓

<概要/Course Content Summary>

 日本の社会全体が急激に変化する時代の中で,個人の職業意識から企業活動まで,働くことをめぐる試行錯誤と模索が続いている。それは,特に企業の雇用制度や人材システムのあり方にも現れており,これから就職する学生に,企業環境の変化に応じた自律的職業設計やキャリア開発を迫っている。さらに,企業に所属する以外に起業や NPO など様々な仕事の選択肢が増えていることを考えると,仕事を自分の人生の中にどのように組み込むかという人生設計が重要になり,学生であるうちから社会のしくみと動向を理解し,価値観を吟味して,自分自身の確かな職業観を醸成しなければならない。 
 そこで本講義では,基本的な人間形成から職業選択への途上にある受講生それぞれのキャリア開発に資するように,働くことを受け止める視点やさまざまな問題の把握,また就職にあたってのいくつかの実践的な留意点の修得を目指す。社会人として活躍している学内外のゲスト講師が,オムニバス形式により,その経験を活かして,普段気づきにくい論点や情報を提供することで,学生時代から社会人へと続いていく各人のライフコースを描くことに寄与する。 

<到達目標/Goals,Aims>

・就業や社会人としての自らの将来を観念的ではなく具体的に考えることができるようになる。 
・実習やインターンシップなどの体験型学業に参加する意義を知る。 
・多様な価値観を理解することができるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション(浮村)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業の目的を復習し,理解する。 
15分程度を要する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 将来像の描き方 -キャリアデザイン- 
(ブック・レポート課題1出題)(浮村) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 指定図書を読む。ブックレポートを執筆するに足る熟読の時間を要する。また,ブックレポート執筆には,3~5時間程度を要する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「チャペルアワー」で春学期をふり返る 
(チャペルアワー・レポート課題出題)(福田) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 春学期の自分自身を振り返り,今の自分と向き合って,その思いをレポートにまとめる。1時間程度を要する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本経済の構造変化と企業活動のグローバル化進展 
(ブック・レポート課題2出題)(竹田) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 指定図書を読む。ブックレポートを執筆するに足る熟読の時間を要する。また,ブックレポート執筆には,3~5時間程度を要する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 同志社大学のキャリア支援 
(キャリアセンター所長・浮村) 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容に対する自分の考えをまとめるのに30分程度を要する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 社会人に学ぶ(1) 
ゲストスピーカーによる講演 
(ゲストスピーカー・浮村) 
(授業時間外の学習/ Assignments) ゲストスピーカーが所属する企業等に関する情報収集と,質問をまとめるのに30分程度を要する。 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 社会人に学ぶ(2) 
ゲストスピーカーによる講演 
(ゲストスピーカー・浮村) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 社会人に学ぶ(3) 
ゲストスピーカーによる講演 
(ゲストスピーカー・浮村) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 社会人に学ぶ(4) 
ゲストスピーカーによる講演 
(ゲストスピーカー・浮村) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 社会人に学ぶ(5) 
ゲストスピーカーによる講演 
(ゲストスピーカー・浮村) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) キャリア設計ワークショップ(1)(浮村)  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定図書を読んだうえでワークショップに臨むこと。授業内容を掘り下げ,考えをまとめるのに時間を要する。また,それぞれの考えをクラス全体にシェアする。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) キャリア設計ワークショップ(2)(浮村)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) キャリア設計ワークショップ(3)(浮村)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) キャリア設計ワークショップ(4)(浮村)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ:アクションプラン作成(浮村)  (授業時間外の学習/ Assignments) キャリア設計レポート執筆に3~5時間程度を要する。 

・全ての授業をネット配信にて実施する。必要な連絡はe-class及びDUETを通じて行うので,確認を怠らないこと。 
・ゲストスピーカーの都合等のために授業計画を変更する可能性がある。 
・授業を通じて深めた社会理解と自己理解をもとに,主体的にキャリア設計を行う。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点 (出席・提出物)  50%  毎回の授業参加が必要。授業の感想やコメントを書いて提出しなければ参加とみなされない。 
キャリア設計レポート  20%  授業で学習した内容に基づき,十分に考えられたキャリア設計になっているかを評価する。 
ブック・レポートおよびチャペルアワー・レポート  30%  指定図書,および「チャペルアワー」に関するレポートを提出する。 

<平常点> 出席が12回未満の場合や出席票・レポート提出に関する不正行為が認められた場合,不合格となる。毎回授業後に提出する感想・コメントの内容が不十分であるとみなされた場合,平常点は与えられない。 
 
<キャリア設計レポート> 授業で学習した内容に基づき,十分に考えられたキャリア設計になっているかを評価する。枚数・字数は授業中に指定する。 
 
<ブック・レポート> 2回のブック・レポート提出が課される。 
ワークショップ・質疑応答では,互いに学び合う積極的な取り組みを求める.また,職業人となるにふさわしい規律が守れないときは,平常点を付与しない.

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
83 37.3 12.0 9.6 4.8 36.1 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

適宜資料を配付する。

<参考文献/Reference Book>

大久保幸夫  『キャリアデザイン入門-[Ⅰ]基礎力編-』第2版 (日本経済新聞出版社、2016年)ISBN:978-4532113520 
 

阿部正浩・松繁寿和編  『キャリアのみかた : 図で見る110のポイント』改訂版 (有斐閣、2014年)ISBN:978-4641164383 
 

その他の指定図書,参考書は授業時に指示する。

<備考/Remarks>

 受講生は「キャリア開発と学生生活」を先に履修し,さらに本講義の後に「キャリア形成とインターンシップ」の履修へとつなげることが望ましい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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