シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


15010080-003 

△道徳教育の理論と実践-3
Moral Education:Theory and Practice-3
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  田中 曜次

<概要/Course Content Summary>

 本講義は,教職課程の中でも「道徳,総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導,教育相談等に関する科目」に相当し,「道徳の理論及び指導法(教育職員免許法施行規則第4条)」を扱う。本講義では,道徳教育の歴史と基本的な理論を取り上げ,学校における道徳教育の目的を理解できるようにする。あわせて,道徳教育の方法を取り上げ,教材研究,学習指導案の作成などを含めて,実践的な指導力が養われるようにする。本講義では,とりわけ〈人間としての生き方〉を教育するという観点に着目して,道徳の指導方法・実践やその目的に関して,より深い理解を得ることを目指す。  
 以上により,受講生各自が道徳教育の可能性とその課題とを同時に理解し,道徳のみならず教育実践全般に対するより広い関心を持つことを本講義の目標とする。さらにそのことがまた同時に,教職のみならず様々な学びへの積極的な意欲へとつながっていくことを望んでいる。授業は道徳教育に関する基本的理解を得るための「講義」と,道徳の指導方法に関わる「実践」の二つを柱とし,受講生同士の活動や模擬授業も行うので,積極的に参加して欲しい。 
 公立学校において長きにわたって教職経験を有する教員が,教科となった「道徳」の現状と課題をふまえ,道徳教育の理論と実践について講義を行う。 

<到達目標/Goals,Aims>

授業の到達目標及びテーマ 
1.道徳教育の目的を理解し,それを説明できる。 
2.道徳教育の歴史と理論について基本的な知識を得ることができる。 
3.道徳教育の教材や方法について知り,授業実践に向けての指導内容を作成できる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) 授業の概要 学習指導要領で求められている道徳教育   (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 道徳教育の歴史 現代社会,子どもたちが抱える問題  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 道徳教育の目標 内容  (授業時間外の学習/ Assignments) 学習指導要領を参照 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 道徳教育の指導計画  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 道徳教育推進教師を中心とした協力体制の整備   (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 教育活動全体を通じて行う指導  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 道徳科の授業の分析  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 道徳科の授業の学習指導案の説明  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) 道徳科の授業の学習指導案の作成  (授業時間外の学習/ Assignments) 指導案作成 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 教材の開発や活用  (授業時間外の学習/ Assignments) 指導案作成 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 「話し合い」「議論」を取り入れた授業  (授業時間外の学習/ Assignments) 指導案作成 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 模擬授業の発表 「読み物資料」を使用した授業   (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業準備 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 模擬授業の発表 「話し合い」を取り入れた授業  (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業準備 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 模擬授業の発表 「参加型」を取り入れた授業   (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業準備 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 模擬授業の振り返り 全体のまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポート作成 

受講生数などにより,模擬授業の数が変更になる場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小レポート(講義中作成の指導案含む)  50%   
模擬授業  20%   
期末レポート  30%  講義の間に論点となったものに関わって記述する 
見学会・実験・実習評価・実技テスト・模擬授業等    模擬授業を行った者には加点する。 

期末レポート,小レポートの提出物で評価を行う。講義内容に関するもの,指導案の作成等が課題となる。指導案作成は本講義の中心的課題となるのでしっかりと指示に従って作成してほしい。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
25 20.0 52.0 12.0 4.0 12.0 0.0 2.6

<テキスト/Textbook>

『中学校学習指導要領』『中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編』などを使用する予定。改訂などがあり発行年度に注意が必要。初回の授業で説明する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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