シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


12208002 

△地理学2
Geography 2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  香川 雄一

<概要/Course Content Summary>

教職課程の地理において,人文地理と自然地理の両側面からの科目教育が必要となる。また中学校や高等学校での中等教育における学習内容には,現代世界の諸課題を通じた教材提供が重視されている。 
この授業では環境問題を事例として,自然地理的に見た地域の特徴を説明しつつ,現状と課題を明らかにしていく。 
さまざまな自然災害の影響や原因を学ぶだけではなく,身近な地域環境における自然に目を向けるきっかけとなるような授業内容を用意している。 
 
キーワード:気候,地形,水文,自然環境,環境保全,環境教育 

<到達目標/Goals,Aims>

日本および世界の地域問題を自然地理的な観点から理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) ガイダンス(授業運営および成績評価等について)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 山地の形成 山地がどのように形成されてきたのか,地形の変化を説明するいくつかの観点から理解していく。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 火山の影響 世界のなかでも火山が集中する日本列島を事例として,火山の分布や影響さらには災害についても説明する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 河川の作用 河川がどのように形成されてきたのかを地形の変化から説明し,土地利用に与える影響を理解していく。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 森林と人間 人々が森林をどのように利用してきたか自然環境に加え,文化や社会の観点からも説明する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 台地と丘陵 台地や丘陵がどのように形成され,改変させられてきたか,具体的な事例に基づいて理解する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 平野の成り立ち 平野がどのように形成されてきたか,日本の事例を中心に理解していく。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 湖の環境保全 湖がどのような場所かを理解し,湖の水質の変化にかかわる要因を説明していく。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 海岸の風景 海岸の風景を見ていきながら,その種類と特徴を具体的に理解する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 気候の特徴 日本を事例として気候がどのように特徴づけられるかを説明し,受講者自身の体験を踏まえて理解していく。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 都市の自然 都市における自然を見つけていくことで,環境問題の改善に役立っていることを理解する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 里山の利用 人々が自然をどのように利用してきたかを,里山の保全の事例から理解する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 自然地理的な見方 環境問題を自然地理的にみるとはどういうことか,地図や資料を使って説明する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 身近な地域の自然地理 身近な地域の地図からみる環境問題の分布とその特徴を理解する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 授業のまとめ 授業で説明してきたことを総括的に理解し,学習できたことを確認する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習(1時間) 
 

受講者の問題関心によって,終盤は授業内容を変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%  授業参加への積極性,発問への回答,授業内の課題作業 
小レポート  30%  授業内容の理解,各自の課題として取り組むための応用力,文章による説明力 
期末レポート試験・論文  40%  テーマ設定,対象地域の選択理由,地域調査の内容,地域調査の目的と意義 

<テキスト/Textbook>

杉谷隆・平井幸弘・松本淳  『風景のなかの自然地理』改訂版  (古今書院、2005) ISBN:4-7722-7017-5 

 

<備考/Remarks>

担当教員への連絡は,基本的に授業直後の時間帯に行うこと。それ以外の場合はDUETのメッセージ機能やe-classから連絡を試みること。それでも連絡が取れない場合は教員の所属学部事務室にて相談すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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