シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


12201022 

△グローバル・イシュー2 (ジェンダーと地域文化)
Global Issues 2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  秋林 こずえ

<概要/Course Content Summary>

それぞれの社会・文化において女性や男性の在り方(女性らしさ・男性らしさ)を規定する概念である「ジェンダー」は,国際社会が直面している紛争,平和,開発などの諸問題を考える上でも重要な概念です。本講義では,前半で,国際社会におけるジェンダー概念,ジェンダー規範がどのように理解されてきたのか,またジェンダー平等をめぐってどのような歴史があったのかを概観し,女性らしさ・男性らしさによって構築される権力関係や権力構造について学びます。後半では,「個人的」な経験と考えられがちな具体的な事柄(雇用,結婚,家族,出産,育児)を「ジェンダー」概念を用いて分析することの意義を考えます。私たちの普段の生活での振る舞いや選択が,国際社会における諸問題とどのようにつながっているのかを考えます。また異なった地域でのジェンダー概念にも目を向け,政策レベルにどのように反映されているかを検討します。そこでの市民社会・NGOの役割についても考えます。

<到達目標/Goals,Aims>

ジェンダー概念を理解し,国際社会が取り組んできた紛争,平和,開発,人権などの問題がどのようなものであるかを,ジェンダーの視点から理解することができる。女性らしさ・男性らしさによって構築される権力構造がどのようなものであるかを理解することができる。ジェンダー平等とは何かを自分の文脈に引きつけて考えることができる。ジェンダー,セクシュアリティ,人種/エスニシティ,社会階級,経済格差などがどのように交差しているかについて,自分なりの理解ができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コース概要  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ジェンダー概念とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ジェンダーと平和  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 紛争下の性暴力と国際規範  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 5   (内容/ Contents) ジェンダー平等の国際比較  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 6   (内容/ Contents) 女性差別撤廃条約  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 7   (内容/ Contents) ジェンダーと人権  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 8   (内容/ Contents) 紛争下の性暴力と市民社会(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 9   (内容/ Contents) 紛争下の性暴力と市民社会(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 日本軍「慰安婦」制度  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) ジェンダーと軍事基地  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ジェンダーと安全保障  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 結婚制度  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康と権利)(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康と権利)(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示した参考文献を読む(1時間) 
 

受講者と相談して授業計画を変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  出席だけでなく,授業内でのディスカッションやコメントも評価の対象とする 
期末レポート試験・論文  50%  2500字程度(参考・引用文献を除く)テーマは授業内で指示。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
84 90.5 0.0 1.2 0.0 8.3 0.0 3.6 *

<テキスト/Textbook>

授業時に指示する。

<参考文献/Reference Book>

千田有紀他  『ジェンダー論をつかむ』(有斐閣、2013)
 

辻村みよ子他  『国際法・国際関係とジェンダー』(東北大学出版会、2007)
 

二宮周平  『家族と法』(岩波書店、2007)
 

国連人権高等弁務官事務所  『みんなのためのLGBTI人権宣言: 国際人権法における性的指向と性別自認 BORN FREE AND EQUAL』(合同出版、2016)
 

村瀬幸浩  『新版セクソロジーノート』(子どもの未来出版社、2014)
 

富坂キリスト教センター編  『沖縄にみる性暴力と軍事主義』(御茶ノ水書房、2017)
 

<参照URL/URL>

Global Gender Gap Report 2016 
 
Peace Women 
 
UN Women CEDAW 
Convention on the Elimination of All Discrimination against Women (女性差別撤廃条約) 

<備考/Remarks>

担当教員への連絡は,基本的に授業直後の時間帯に行うこと。それ以外の場合はDUETのメッセージ機能やe-classから連絡を試みること。それでも連絡が取れない場合は教員の所属学部事務室にて相談すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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