シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11933601 

○日本の伝統文化演習A
Practicum in Japanese Traditional Culture A
2単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  演習/Seminar

  中野 志保 村田 隆志 村木 桂子

<概要/Course Content Summary>

本演習は,平等院,相国寺,二条城という,それぞれ異なった背景と機能を持った日本を代表する「文化」施設をフィールドにして,そこに集積されている建築,庭園,絵画などを手掛かりに,貴族文化,宗教文化,武家文化の特色を総合的に理解することを目標とします。演習の進め方としては,教室で,各フィールドの専門家がスライド・ビデオを利用して説明したり,受講生に発表してもらって議論したり,また,教室を飛び出し,実際に現地を見学して,文化財に直接触れてもらったりしながら,多角的・多元的に日本の伝統文化への理解を深めてもらいます。なお,毎週,授業の終わりに,出席確認を兼ねて,何かについてコメントを書いてもらいます。また,3人の担当者に,e-classを経由して,それぞれレポートを提出してもらいます。

<到達目標/Goals,Aims>

日本の伝統文化の特色を理解できるようになること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス(日本文化史の概略/見学の実施方法/成績の評価方法)(村木)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で紹介する参考文献やwebサイトを,およそ2時間参照し,理解を深めて下さい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 貴族文化の諸相1(天皇/公家/御所/平等院/密教/陰陽道/浄土教)(村木)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 貴族文化の諸相2(公と私/表と奥/ハレとケ/浄土と穢土/吉祥と魔除け)(村木)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実地見学(平等院)(村木)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実地見学(平等院)(村木)*実施の詳細についてはガイダンス時に説明します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 相国寺の歴史(禅宗/室町幕府/五山文学)(村田)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 禅宗文化と日本美術1(墨蹟/禅余画/荘厳具)(村田)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 禅宗文化と日本美術2(茶の湯/茶道具/和菓子)(村田)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実地見学(相国寺・相国寺承天閣美術館)(村田)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 実地見学(京菓子資料館・茶道資料館)(村田)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 武家について(武家の歴史/武家の文化/将軍と天皇)(中野)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 二条城の歴史(築城/寛永行幸/大政奉還/離宮時代)(中野)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 二条城の建築と絵画(二の丸御殿/障壁画/場と絵の関係)(中野)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 実地見学(二条城)(中野)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 実地見学(二条城)(中野)*実施の詳細についてはガイダンス時に説明します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

教室での授業では,視聴覚教材を活用します。また,実地見学については,午後,現地に集合し,現地で解散することとします。入場料・拝観料は大学が負担しますが,交通費は受講生に負担してもらいます。なお,見学先との関係で,予定が変更になる場合があります。実施方法の詳細については,初回のガイダンス時に説明しますので,必ず出席して下さい。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  10%  授業への積極的な参加を評価します。 
コメント  30%  授業の終わりに,担当者から質問をして,それに対する回答を書いてもらいます。どれだけ授業を正しく理解しているかが,評価のポイントです。 
期末レポート  60%  3人の担当者にそれぞれ短いレポートを提出してもらいます。どれだけ日本の伝統文化を深く理解したかが評価の分かれ目です。e-classに提出のこと。 

<参考文献/Reference Book>

中村興二・岸文和共編  『日本美術を学ぶ人のために』(世界思想社、2001年) 生協 
 

授業時に,もっと深く理解するために何を読めばいいか,必要な範囲で指示します。

<備考/Remarks>

連絡がある場合は,e-classのメール送受信を利用してください。また,特別な配慮を必要とする場合は,事前にご相談ください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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