シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△日本のマンガとアニメ
Japanese Manga and Anime
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  石川 優

<概要/Course Content Summary>

この授業では,マンガ・アニメの事例と理論を学びながら,日本におけるポピュラー文化の特徴を理解する。具体的には,(1)歴史:その文化はどのように形づくられてきたのか,(2)表現:その文化は表現としてどのような仕組みをもつのか,(3)メディア:その文化はどのように社会に拡散しているのか,というトピックを中心に考察を進める。一連の考察をつうじて,日本と海外との文化的な相違点(あるいは共通点)を探ることが,この授業の目的である。授業では日本のストーリーマンガを中心的にとりあげるが,事前知識は特に必要ない。

<到達目標/Goals,Aims>

1. 日本のポピュラー文化に関する基礎知識を身につける。 
2. その知識をつかって,マンガ・アニメの作品を分析できるようになる。 
3. その分析結果に基づき,日本の文化と海外の文化の相対化ができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション  (授業時間外の学習/ Assignments) アンケートに回答する 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) マンガの歴史(1)マンガの「起源」は浮世絵なのか  (授業時間外の学習/ Assignments) マンガ史に関する基本的な要点をおさえる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) マンガの歴史(2)ストーリーマンガの誕生  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分の国・地域のマンガの歴史を調べる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) マンガの歴史(3)表現の規制  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークに向けた課題に取り組む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) zoomによるグループワーク(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークをふりかえり,参加者へのフィードバックをまとめる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) マンガの表現(1)物語論  (授業時間外の学習/ Assignments) 物語の構造分析に関する基本的な要点をおさえる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) マンガの表現(2)キャラクター論  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークに向けた課題に取り組む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) zoomによるグループワーク(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークをふりかえり,参加者へのフィードバックをまとめる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) メディア論(1)TVアニメーションの誕生  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分の国・地域のアニメーションの歴史を調べる 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) メディア論(2)『ビックリマン』と物語消費  (授業時間外の学習/ Assignments) 物語消費論に関する基本的な要点をおさえる 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) メディア論(3)『新世紀エヴァンゲリオン』とデータベース消費  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークに向けた課題に取り組む 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) zoomによるグループワーク(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークをふりかえり,参加者へのフィードバックをまとめる 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 遍在するポピュラー文化(1)ボーイズラブ(BL)の拡大  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分の国・地域でのボーイズラブの受容を調べる 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 遍在するポピュラー文化(2)同人誌とコミックマーケット  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分の国・地域のファン活動(ファンアートやコスプレなど)の特徴を調べる 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 遍在するポピュラー文化(3)二次創作の課題と可能性  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容をふりかえりつつ,期末レポートを作成する 

上記の授業計画は,第1回授業で実施する,オンライン授業に関するアンケートの結果にしたがって調整する場合がある。受講生は,必ず第1回授業に参加すること。また,zoomによるリアルタイム双方向授業を3回程度予定しているが,さまざまな事情でリアルタイムでの参加が難しい場合は,代替の課題を与える。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

グループワークへの参加  20%  トピックに沿って,zoomでのグループワークをおこなう予定。リアルタイム双方向授業への参加が難しい場合は,代替の課題を与える。詳細は授業にて指示する。 
毎回の課題提出  30%  毎回の授業で課題を提出してもらう。 
期末レポート  50%  レポート課題は授業にて指示する。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
23 60.9 34.8 4.3 0.0 0.0 0.0 3.6 *

<参考文献/Reference Book>

竹内オサム,西原麻里(編著)  『マンガ文化 55のキーワード』(ミネルヴァ書房、2016)
 

<備考/Remarks>

授業内活動や評価方法に不安を抱えている学生には,個人の事情を考慮し,代替措置を検討する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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