シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△対照言語研究
Comparative Linguistics
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  金谷 由美子

<概要/Course Content Summary>

対照言語研究とは,複数の言語を対照させることにより,一つの言語だけを見ているときには気づきにくい言語の特徴や言語事実を見出すための言語学研究の方法である。対照言語学の成果に触れ,その方法を知ることにより,より深く,また,より客観的に言語を分析できるようになる。具体的な分析対象は,学生の母語・学習言語(日本語や日本語方言を含む)を中心とし,馴染みのある文法用語を項目として立て複数言語を対照させることによって,学生自らが記述・考察できるようにする。 

<到達目標/Goals,Aims>

自分の母語や学習言語の特徴を,他言語との対照という方法を用いることによって,より深く知ることができるようになる。自分の母語や学習言語について客観的に分析できるようになる。対照言語研究の視点を持つことで,言語への理解を深め,自らの言語学習にも役立てることができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション「言語を客観的に分析するとは?」  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 対照言語学と誤用分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ①対照研究 語順と格表示  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ②対照研究 指示詞(これ・それ・あれ等)  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ③対照研究 形容詞・副詞・オノマトペ  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ④対照研究 自動詞・他動詞・受動文・使役文  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ⑤対照研究 可能・推量・伝聞・命令の形式  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ⑥対照研究 敬語  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ⑦対照研究 動詞連続体  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) ⑧対照研究 時制とアスペクト(テイルを中心に)  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) ⑨対照研究 文の特徴  (授業時間外の学習/ Assignments) 翌週のトピックについて予習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ⑩対照研究 名詞節・関係節  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 発表1  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 発表2  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 授業の振り返り(発表予備日) 
「日本語はどういう言語か」 
(授業時間外の学習/ Assignments) レポート準備 

授業の進行具合や受講者の母語や学習言語によって,授業計画が変更になる場合もある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(授業内課題の提出物) 
授業内でコメントシートを書く時間を取り,授業内容の理解確認を行う。 
 
50%  理解度の高さ 
関心の高さ 
 
 
個人発表1回 
授業で扱ったトピックのうち,興味を持ったものを選び,母語と学習言語を対照させてまとめた結果をクラスで紹介する。 
A4用紙 1枚以上のハンドアウト必須。 
20%  自主的な取り組み 
理解度と関心の高さ 
発表の仕方 
レポート 
クラスで発表した内容を,後日レポートにまとめて提出する。A4用紙 3~5ページ程度 
30%  自主的な取り組み 
理解度と関心の高さ 
レポートとしての完成度 

いずれの項目でも,自分の頭で考えられること,興味を持って取り組むことができることが最も重要である。

<テキスト/Textbook>

毎回プリント教材を配布する。

<参考文献/Reference Book>

授業で配布するプリントに随時掲載する。

<備考/Remarks>

授業は,講義形式で行うが,学生の母語や学習言語についてお互いに情報交換させるアクティビティを行う場合がある。音声付きの映像や録音などの視聴覚教材を使用する場合がある。個人発表も行う。授業内活動に不安を抱えている学生については,個人的な事情を考慮する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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