シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△日本の現代文化
Japanese Contemporary Culture
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  林田 新

<概要/Course Content Summary>

日本における現代的な文化現象の諸相を,多くの具体的事例に即して紹介し考察します。広告,映画,写真,マンガ,アニメ等,多くの視覚文化を取り扱い,私たちがこうしたイメージをどのように受けとめ,どのように理解し,どのように楽しんでいるのかについて考察していきます。本講義では,日本における現代的な視覚文化を,歴史的・社会的な状況を参照しつつ紹介するとともに,映像資料を用いて分析・検討を行い,受講生にそれらを批判的に読解し,論じることのできる能力を身に付けさせることを目指します。授業では具体的な視覚文化(広告や映画など)をディスプレイに写して鑑賞しつつ,それについて分析を行っていきます。また,毎回授業の最後にはその日の講義で学んだこと,わからなかったことについてコメント・シートに記入してもらうとともに,授業の最初には前回の授業を振り返り,コメントや質問への応答を行います。 

<到達目標/Goals,Aims>

視覚文化を能動的に観察・考察を行い,それについて語る能力を身につける。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション:視覚文化論ってなに?  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業後には復習を行うとともに,普段から講義内容を意識して視覚文化に接すること(60分)。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 〈見ること〉と〈語ること〉  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚と視覚性:〈見る〉と〈見える〉  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚文化とコミュニケーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚文化と消費社会  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 記号と神話作用  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 表象の政治学  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 眼差しの力学①:映画における眼差し  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 眼差しの力学②:覗き見ることの快楽  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 眼差しの力学③:眼差しの間隙  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 複製技術と視覚文化  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) マンガ表現の可能性:「キャラ」と「キャラクター」  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) イメージと呪術:写真に触れること  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 巡る写真の視覚文化論 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

授業計画は受講者の知識・関心に従って取り上げる題材を変更する可能性があります。また,授業内活動や評価方法に不安を抱えている学生には,個人の事情を考慮し,適時,代替措置を検討する。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  40%  毎回,コメントカードに講義内容に関する感想・質問・要望等を書いてもらう。 
期末レポート試験  60%  視覚的なイメージをひとつ取り上げて考察を行う。 

平常点:その授業から自分が何を学んだのかがしっかりと記述されているかどうか。 
期末レポート試験:取り上げた対象についてしっかりと観察し,ディスクリプションできているか。また,それに基づく考察が説得的に行われているかどうか。

<参考文献/Reference Book>

ジョン・A・ウォーカー,サラ・チャップリン   『ヴィジュアル・カルチャー入門-美術史を超えるための方法論-』(晃洋書房、2001年)
 

 

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