シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△日本語の構造4
Structure of Japanese 4
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  須藤 潤

<概要/Course Content Summary>

言語の最小の単位である音(音素)や,それらがまとまった音節・モーラ,さらにそれらの組み合わせでできた単語のアクセント,単語が連なってできた句や文のイントネーションなどを理解することで,以下の二点について考えられるようになる。1)「外国語なまり」といった日本語の非標準的な音声表現によってもたらされる社会的な影響を理解し,日本語を第二言語とする受講生が自らの音声と向き合いつつ,日本社会でどのように自己実現を果たしていくかを考える。2)擬音語・擬態語や,特定の印象を持ったことば,リズム感のあるしっくりくるネーミング・新語・流行語,特定のキャラクターを意識した話し方など,一般の日本語母語話者が普段意識することがない,日本語の教科書でも扱わない「生きた」日本語の現象についても考える。

<到達目標/Goals,Aims>

・日本語の音声の知識を十分理解し,自分の音声表現をより客観的に観察できるようになるとともに,自分の音声表現によって,日本社会でどう自己実現を果たせばよいか考えられるようになる。 
・日本語の音声の知識を十分理解し,擬音語・擬態語など,日本語のさまざまな現象について観察できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業ガイダンス 
非母語話者の音声表現・音読1 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 調音(母音)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 調音(子音)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音素と異音  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 特殊音素 
音象徴 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モーラと音節  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 2モーラフットとネーミング  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音読2  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アクセントの仕組み  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 名詞(外来語・人名・複合名詞)のアクセント  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 動詞・形容詞のアクセント 
専門家アクセント 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) イントネーションの機能 
音読3 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) イントネーションとフォーカス  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 句末・文末等のイントネーションと相手への働きかけ 
キャラとイントネーション 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義ビデオの予習・復習(2時間) 

授業の進度に応じて,計画が変更になる可能性がある。 
※授業の中では毎回PCを操作する(e-classやOneNoteの利用,文書作成,録音,音響分析など)

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(予習・授業コメント)  40%  講義ビデオ予習の確認クイズの実施状況や毎回の授業コメント提出状況 
課題  30%  OneNoteやe-classで取り組んだ発音練習の課題の実施状況 
エッセイ  30%  学期末に自らの発音と今後の目標設定について書いてもらう。 

<テキスト/Textbook>

必要に応じて資料を配布する。

<参考文献/Reference Book>

田中真一・窪薗晴夫  『日本語の発音教室-理論と練習-』(くろしお出版、1999)
 

国際交流基金  『音声を教える (国際交流基金日本語教授法シリーズ2)』(ひつじ書房、2009)
 

戸田貴子  『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』(スリーエーネットワーク、2004)
 

金田一春彦(監修)・秋永一枝(編)  『新明解日本語アクセント辞典 CD付き』(三省堂、2010)
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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